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職務経歴書は「リクルート」のフォーマットが最強の基準。ダウンロードから“受かる”書き方まで徹底解説

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職務経歴書の作成を始める際、「どのテンプレートを使えばいいのか」という疑問の答えとして、業界最大手である「リクルート」のフォーマットを探すのは、非常に合理的で賢い選択です。

リクルートエージェントやリクナビNEXTが提供するフォーマットは、日本の転職市場における**「事実上の標準(デファクトスタンダード)」**と言っても過言ではありません。採用担当者が見慣れており、必要な情報が過不足なく配置されているため、これを使えば少なくとも「見にくさ」で減点されることはないからです。

しかし、単にダウンロードして空欄を埋めるだけでは、数ある応募書類の中に埋もれてしまいます。ここでは、リクルートのフォーマットを賢く選び、さらにひと工夫加えて「採用担当者に刺さる書類」に仕上げるための活用術について解説します。

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なぜ「リクルート」のフォーマットが選ばれるのか

多くの転職成功者やキャリアアドバイザーがリクルートのフォーマットを推奨するのには、明確な理由があります。

  1. 採用担当者の「視線」に最適化されている長年の人材ビジネスの知見に基づき、採用担当者が「知りたい順番(要約→スキル→詳細→自己PR)」で項目が配置されています。読み手にストレスを与えない構成は、中身をしっかり読んでもらうための必須条件です。
  2. 汎用性が高く、クセがない奇抜なデザインや独自すぎる項目がありません。そのため、大手企業からベンチャー、他社のエージェント経由の応募まで、どこに出しても恥ずかしくない「王道のビジネス文書」として通用します。
  3. 職種別のバリエーションが豊富営業、事務、エンジニア、販売など、職種ごとの特性に合わせたテンプレートが用意されており、それぞれの強みを書きやすい枠組みがあらかじめ作られています。

ダウンロードすべきは「リクルートエージェント」のWord版

「リクルート 職務経歴書」と検索すると、いくつかのサイト(リクナビNEXT、リクルートエージェントなど)がヒットしますが、本気で転職を成功させたいなら選ぶべきは一つです。

「リクルートエージェント」が配布しているWord形式のテンプレートを選んでください。

  • なぜリクナビNEXT(Web作成ツール)ではないのか?Web上で入力してPDF化するツールは手軽ですが、レイアウトが固定的で、文字数による行間調整などの微調整ができません。
  • なぜWord形式なのか?自分のPCで編集できるWord形式であれば、アピールしたい項目のスペースを広げたり、不要な項目を削除したりといった「戦略的なカスタマイズ」が可能だからです。

リクルートフォーマットを「最強」にする3つのカスタマイズ

標準フォーマットはそのままだと「平均点」の書類にしかなりません。以下のカスタマイズを行い、あなたの魅力を最大化してください。

1. 職種特化型をベースに「いいとこ取り」をする

リクルートエージェントのサイトには職種別の見本があります。自分の職種に近いものをダウンロードするのが基本ですが、もし「営業職だけど、事務処理能力もアピールしたい」という場合は、営業用フォーマットに事務用フォーマットの「PCスキル一覧表」をコピーして追加するなど、自由に組み替えてください。

2. 「職務要約」の密度を高める

リクルートのフォーマットには冒頭に「職務要約」の欄があります。ここは採用担当者が最初に読む最重要エリアです。

デフォルトの行数にこだわらず、自分のキャリアを3行〜5行で端的に語れる長さに調整してください。ここで「誰に対し、何を、どれくらいの規模でやってきたか」を数字で示せれば、勝負の8割は決まります。

3. 不要な「罫線」や「項目」は消す

フォーマットによっては、細かく罫線で区切られているものがあります。記述内容が多くて枠に収まらない場合は、思い切って罫線を削除し、シンプルなテキストのみのレイアウトに変更しても構いません。

また、「語学力」などの欄が自分に不要であれば、そのスペースを削って「自己PR」を広げてください。「フォーマットを埋めること」ではなく「強みを伝えること」が目的です。

他社(dodaやマイナビ)への応募に使ってもいい?

「リクルートのフォーマットで作った職務経歴書を、dodaやマイナビ、あるいは直接応募で使っても失礼にならないか?」という質問よくありますが、全く問題ありません。

職務経歴書に「リクルート専用」といったロゴが大きく入っているわけではありませんし(もしヘッダー等に入っている場合は削除してください)、あくまで一般的なビジネス文書の形式です。むしろ、読みやすい標準的なフォーマットを使っていることは、どの企業に対しても「ビジネスマナーがある」という好印象につながります。

まとめ:王道の「型」を使い、中身で個性を出す

職務経歴書において、奇をてらったオリジナリティは不要です。

リクルートのフォーマットという、誰もが認める「王道の型」を利用することで、採用担当者に安心感を与えましょう。そして、その整った型の中に、あなただけの具体的な実績と熱意を注ぎ込むことこそが、書類選考を突破する最短ルートです。

まずはリクルートエージェントの公式サイトから、Word版のテンプレートをダウンロードすることから始めてみてください。それが、内定への第一歩となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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