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介護職の職務経歴書フォーマット完全ガイド。採用担当者が会いたくなる書き方と必須項目

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介護職の転職活動において、履歴書は「人柄」を、職務経歴書は「即戦力性」を伝えるための書類です。介護業界は人手不足と言われますが、好条件の施設やホワイトな事業所ほど選考基準は厳しく、書類の段階で「自社の業務に対応できるか」をシビアに判断しています。一般的なビジネス職向けのフォーマットをそのまま使うと、介護現場で重視される経験やスキルが埋もれてしまう可能性があります。ここでは、介護職に特化した職務経歴書フォーマットの選び方と、採用担当者に評価される書き方のポイントを解説します。

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介護職に最適なのは「逆編年体式」のフォーマット

介護職の職務経歴書では、「逆編年体式」のフォーマットを選ぶのが鉄則です。これは直近の経歴から過去に遡って記載する形式です。

介護技術や制度(介護保険法など)は変化していくため、採用担当者が最も重視するのは「直近でどのような施設に勤務し、どのようなケアを行っていたか」という点です。また、保有資格(介護福祉士、実務者研修、ケアマネジャーなど)が即座に目に入る構成にすることで、有資格者としての強みをアピールしやすくなります。Word形式で作成するのが一般的ですが、PCスキルに自信がない場合は、手書き用フォーマットを丁寧に記入しても、介護職の場合は熱意として評価されることがあります。ただし、記録業務のIT化が進んでいるため、PC作成の方が「タブレット入力などに抵抗がない」というアピールになります。

採用担当者が必ずチェックする3つの必須項目

介護職の採用担当者(施設長や採用担当者)は、応募者が「自施設の利用者様に対応できるか」を見ています。フォーマットの「職務内容」欄には、以下の3つの情報を必ず具体的な数字や名称を用いて記載してください。

1. 施設形態と規模

勤務していた施設が「特別養護老人ホーム(特養)」「介護老人保健施設(老健)」「デイサービス」「訪問介護」「グループホーム」のいずれであるかを明記します。また、「入所定員100名」「居室数50室」といった規模感も記載することで、業務の忙しさや対応人数が伝わります。

2. 利用者様の平均介護度

「平均介護度3.5」や「認知症の方の割合8割」といった情報を記載します。これにより、身体介助(入浴・排泄・食事)の負担や、認知症ケアへの習熟度を客観的に示すことができます。看取り(ターミナルケア)の実施有無も重要なアピールポイントです。

3. 担当業務の詳細(夜勤・レクなど)

単に「介護業務全般」と書くのはNGです。「夜勤月4回」「レクリエーションの企画・運営」「送迎業務(ハイエース運転可)」「ケアプラン作成補助」など、担当していた業務を具体的に書き出します。これにより、入職後のシフト配置や役割分担がイメージしやすくなります。

職種・施設形態別の書き方ポイント

介護職といっても、働く場所によって求められるスキルは異なります。それぞれの特性に合わせたアピールが必要です。

入所施設(特養・老健・有料など)の場合

身体介助のスピードと正確性、そして夜勤対応力を強調します。「おむつ交換のスピード」「トランス(移乗)技術」「急変時の対応経験」などを記載し、体力と判断力をアピールします。また、多職種(看護師、リハビリ職)との連携経験も評価されます。

通所・訪問(デイ・ヘルパーなど)の場合

利用者様やご家族とのコミュニケーション能力を強調します。デイサービスなら「レクリエーションでの盛り上げ役」「行事の企画力」が、訪問介護なら「一人で判断して対応する責任感」「生活援助(調理・掃除)のスキル」が評価されます。

ケアマネジャー・相談員の場合

調整力と事務処理能力を強調します。「担当件数(35件など)」「困難事例の対応実績」「サービス担当者会議の運営経験」「請求業務(レセプト)」などを記載します。PCスキル(Word、Excel、専用ソフト)の使用経験も必須項目です。

異業種から転職する場合の書き方

未経験から介護職を目指す場合は、前職で培った「接客スキル」や「体力」、「チームワーク」をアピールします。

  • 接客・販売経験がある場合「お客様一人ひとりに合わせた対応」や「クレーム対応で培った傾聴力」は、利用者様やご家族との信頼関係構築に直結するスキルです。
  • 営業・事務経験がある場合「正確な記録作成」や「目標達成に向けた行動力」は、介護記録の作成や効率的な業務遂行に役立ちます。

「志望動機」と「自己PR」で差別化する

フォーマットの最後にある自己PR欄では、スキルだけでなく「介護観」や「マインド」を伝えます。

  • 寄り添う姿勢「利用者様の『ありがとう』という言葉にやりがいを感じる」「その人らしい生活を支えたい」といった、介護に対する前向きな想いを記載します。
  • キャリアビジョン「将来はケアマネジャーを目指している」「認知症ケア専門士の資格を取りたい」など、向上心を示すことで、長く働いてくれる人材だという印象を与えます。

介護職の職務経歴書は、専門性を伝える「カルテ」のようなものです。施設の規模や介護度といった数字を正確に記載し、あなたが現場で培ってきた「手」と「心」のスキルを余すことなく伝えるフォーマットを作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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