2025.12.09

「Googleドキュメント」で職務経歴書は作れる？クラウド作成のメリットと応募時の注意点

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近年、Microsoft Wordではなく、無料で使えるクラウドツール「Googleドキュメント」を使って職務経歴書を作成する求職者が増えています。スマホで編集できたり、自動保存されたりと便利ですが、日本の採用慣習に合わせるためにはいくつかの「コツ」が必要です。

また、もしあなたが「Google社」への応募を検討しているなら、求められるフォーマットは一般的な日本企業とは全く異なります。ここでは、ツールとしての活用法と、外資系IT企業向けの書き方の両面から解説します。

Contents

1. Googleドキュメントで職務経歴書を作るメリット

PCにWordが入っていない場合や、Macユーザーにとって、Googleドキュメントは強力な選択肢です。

Googleドキュメントを開くと、公式のテンプレートギャラリーに「履歴書（レジュメ）」が存在します。しかし、これを使うのはおすすめしません。

Google公式のテンプレートは欧米式の「レジュメ」をベースにしており、日本の職務経歴書（A4用紙・横書き・編年体など）とはレイアウトや慣習が大きく異なるからです。そのまま使うと、採用担当者に「見にくい」「常識がない」と思われるリスクがあります。

【正解の手順：Wordテンプレートをインポートする】

最も確実で安全な方法は、以下の手順です。

これにより、日本企業に評価される標準的なレイアウトを保ったまま、Googleドキュメントの利便性を享受できます。

WordファイルをGoogleドキュメントで編集する場合、互換性の問題でレイアウトが微妙にズレることがあります。提出前に必ず以下のチェックを行ってください。

フォントの確認：MS明朝やMSゴシックはGoogleドキュメントに標準搭載されていないため、代替フォントに置き換わります。「游ゴシック」や「メイリオ」など、視認性の高い標準フォントに設定し直してください。
改ページの位置：画面上では繋がっていても、印刷（PDF化）すると変な位置でページが切れることがあります。「挿入」→「区切り」→「改ページ」を使って、意図的にページを分けましょう。
提出は必ずPDFで：共有リンク（URL）を送るのはNGです。企業のセキュリティによっては開けない場合があります。必ず「ファイル」→「ダウンロード」→「PDFドキュメント」を選択し、ファイルをメール添付や応募フォームから送信してください。