お役立ち情報
PR

転職回数2回(3社経験)は「経験豊富」に見せるチャンス。職務経歴書の最適なフォーマットと書き方のコツ

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

3社での勤務経験がある(転職回数が2回)というキャリアは、採用担当者から見ると「豊富な経験を持っている」と評価される一方で、書き方次第では「転職回数が多く、一貫性がない」と判断されてしまう分岐点でもあります。3社分の経歴をA4用紙2枚という限られたスペースに収めつつ、それぞれの経験が今の自分にどうつながっているかを効果的に伝えるためには、適切なフォーマット選びと情報の取捨選択が欠かせません。ここでは、3社の経験を持つ方に最適な職務経歴書のフォーマットと、採用担当者に響く書き方のテクニックを解説します。

スポンサーリンク

3社経験者に最適なフォーマットは「逆編年体式」一択

3社の経験がある場合、職務経歴書のフォーマットは「逆編年体式」を選ぶのが鉄則です。逆編年体式とは、直近の在籍企業(3社目)から書き始め、過去に遡って記載する形式です。

この形式を選ぶべき理由は2つあります。1つ目は、採用担当者が最も関心を持っているのが「直近のスキルと実績」だからです。最もスキルが高い状態である3社目の記述を冒頭に持ってくることで、即戦力性を強く印象づけることができます。2つ目は、紙面のバランス調整がしやすいからです。直近を詳しく、過去を簡潔に書くというメリハリをつけることで、情報量が多くなりがちな3社分の経歴をすっきりと整理できます。

A4用紙2枚に収めるための黄金比率

3社分の経歴を詳細に書こうとすると、枚数が3枚以上に膨らんでしまうことがあります。しかし、職務経歴書はA4用紙2枚に収めるのがビジネスマナーであり、読み手にとっても負担のない分量です。2枚に収めるためには、それぞれの企業の記述量にメリハリをつける「配分の黄金比」を意識してください。

理想的な配分バランス

  • 3社目(直近):全体の5割から6割
  • 2社目(中間):全体の2割から3割
  • 1社目(最初):全体の1割から2割

最も重要なのは直近の3社目です。ここには担当業務、実績、工夫した点などを詳細に記載します。2社目は、現在のキャリアにつながる主要な実績やプロジェクトに絞って記載します。新卒で入社した1社目は、ビジネスマナーや基礎スキルを習得した期間と位置づけ、新人時代の細かい業務内容は割愛して、キャリアの土台ができたことを簡潔に伝える程度に留めます。この強弱をつけることで、重要な情報が埋もれるのを防ぎます。

「一貫性」を持たせてジョブホッパー感を払拭する

3社を経験している場合、採用担当者は「すぐに辞めてしまうのではないか」「キャリアに計画性がないのではないか」という懸念を持ちがちです。これを払拭するためには、3つの会社を通じて「何を目指して転職してきたのか」という一貫したストーリー(軸)を見せることが重要です。

例えば、1社目の販売職で顧客心理を学び、2社目の営業職で提案力を磨き、3社目の企画職でマーケティング視点を身につけたというように、職種が変わっていても「顧客満足の追求」という軸があれば、それは一貫したキャリアアップと捉えられます。職務経歴書の冒頭にある「職務要約」や、各社の退職理由(ポジティブな理由に限る)、自己PR欄を使って、3つの点が線でつながっていることをアピールしてください。

3社それぞれの企業概要を記載して環境適応力を示す

3社の経験があるということは、3つの異なる企業文化や環境に適応してきたという証明でもあります。この強みを伝えるために、各社のブロックの冒頭には必ず「企業概要」を記載してください。

記載すべき項目

  • 事業内容
  • 従業員数
  • 売上高
  • 設立年(ベンチャーか老舗か)
  • 上場の有無

例えば、「大手企業(1社目)」→「ベンチャー企業(2社目)」→「中堅企業(3社目)」という経歴であれば、規模やスピード感の異なる環境すべてに対応できる柔軟性を持っていることが伝わります。また、同業他社を渡り歩いている場合は、業界内での幅広いネットワークや知見を持っていることがアピール材料になります。

職種がバラバラな場合は「キャリア式」を検討する

もし、3社とも業種・職種が全く異なり、時系列で並べると何ができる人なのか分かりにくい場合は、「キャリア式」のフォーマットを検討するのも一つの手です。これは、「営業経験」「事務経験」「マネジメント経験」のように、会社ごとではなく職務内容(スキル)ごとに項目を立てて記載する形式です。

ただし、キャリア式は「いつ、どこで」その経験をしたのかが分かりにくくなるデメリットがあります。採用担当者は基本的に時系列で経歴を確認したがるため、キャリア式を採用する場合でも、冒頭か末尾に簡潔な「略歴表(会社名と在籍期間のリスト)」を付ける配慮が必要です。基本的には「逆編年体式」で記載し、自己PR欄でスキルの総括を行う形が最も無難で評価されやすい構成です。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました