職務経歴書に図解を取り入れるべき?|効果的な使い方と注意点、図解例も紹介
図解を使った職務経歴書は“伝える力”が格段に上がる!
職務経歴書は、自身の経験・スキル・実績を採用担当者に伝えるための重要な書類です。しかし文章だけでは、すべての情報をわかりやすく伝えるのが難しいこともあります。そこで注目されているのが「図解を取り入れた職務経歴書」です。
✅ 複数の業務を担当していて説明が複雑になってしまう
✅ 定量的な成果があるけど、文章だけだと目立たない
✅ IT・企画・デザインなど“視覚的に伝える力”をアピールしたい
こうした方には、**図解を取り入れることで「視覚的に伝わる職務経歴書」**を作成することが大きな武器になります。
「職務経歴書 図解」とは?意味と効果
図解とは、テキスト情報を図・表・グラフなどにして可視化する手法です。職務経歴書において図解を用いることで、以下のような効果が期待できます。
図解の効果 | 説明 |
---|---|
一目で情報が伝わる | 経歴や実績が簡潔に把握できる |
複雑な内容も整理しやすい | プロジェクトや役割分担を図式化できる |
資料作成能力のアピール | プレゼン力・構成力の証明になる |
印象に残りやすくなる | 他の応募者との差別化につながる |
図解が活きる職種・ケースとは?
図解の活用が特に効果的なのは、以下のような職種や状況です。
- IT・Webエンジニア:システム構成図やフロー図でプロジェクトの全体像を表現
- 営業職・コンサル職:実績推移グラフやKPI管理表などの視覚的な成果表示
- マーケティング・企画職:施策の流れ、PDCAサイクルなどを図で表現
- 職歴が複雑な人:キャリアの流れや複数業務の関係性を図解で整理
職務経歴書で使える図解の具体例
✅ 1. キャリアマップ(時系列の職歴)
【キャリア年表】
2016年4月 株式会社A入社(営業職)
2019年10月 株式会社Bへ転職(営業+企画)
2023年4月 株式会社Cへ転職(マネジメント職)
A社|────|
B社 |────|
C社 |──────▶現在
効果:転職の流れや役職の変化が一目でわかる
✅ 2. 実績グラフ(棒グラフ・折れ線グラフ)
【年間売上推移(個人)】
2019年 500万円
2020年 720万円
2021年 890万円
2022年 1,100万円(部署内1位)

→ 棒グラフで視覚化することでインパクトUP!
効果:文章では伝えづらい“成果の成長”を明確に伝える
✅ 3. 業務フロー・業務分担図
【業務フロー図】
受注 → 納期調整 → 在庫確認 → 発注 → 出荷 → 請求処理
→ 上記を図解にすることで、全体の役割が明確になる
効果:業務の流れを把握している、整理力があると伝えられる
✅ 4. スキルマトリクス
スキル | 経験年数 | 習熟度(★) |
---|---|---|
Excel(VLOOKUP、ピボット) | 5年 | ★★★★★ |
PowerPoint(資料作成) | 3年 | ★★★★☆ |
Salesforce運用 | 1年 | ★★★☆☆ |
効果:どのツールをどの程度使えるかが視覚的に伝わる
図解を入れる際のレイアウト・形式のポイント
- 職務経歴書の中で図解は“補助的”に使う
→ 全体のバランスを保ち、図ばかりにならないように - WordかPowerPointで作成 → PDFに変換
→ レイアウト崩れを防ぎ、閲覧性を高める - 白黒印刷を想定したデザインにする
→ 採用担当者がモノクロ印刷する可能性があるため
図解を入れるときの注意点
注意点 | 解説 |
---|---|
デザインに凝りすぎない | シンプルで見やすい構成が基本。自己満足の図はNG |
使いすぎない | 図が多すぎると逆に読みづらくなる |
内容をしっかり補足する | 図だけでは伝わらない場合、簡単な説明文をつける |
スキルに合った図を使う | Excel・PowerPointのスキルアピールにもつながるが、内容が伴っていることが前提 |
図解入り職務経歴書は「見せる力」と「伝える力」を兼ね備えた書類
図解を活用した職務経歴書は、あなたの経験や強みを“視覚的”に伝えるための有力なツールです。特に、複雑なキャリアや成果を整理して示すことで、採用担当者の理解度と印象がグッと高まります。
まとめ|図解を上手に取り入れて、印象に残る職務経歴書をつくろう
✅ 職務経歴書に図解を入れるのはOK!目的と構成次第で非常に効果的
✅ キャリアの流れ、実績、業務内容、スキルを図で見せることで理解度がアップ
✅ デザインはシンプルに、内容重視。図解は「見やすさ」と「伝えやすさ」が命
✅ 最終的にはPDFで保存して提出するのがおすすめ
図解は“装飾”ではなく“戦略的な表現手段”です。 あなたの職務経歴書を、伝わる・記憶に残る書類へと進化させてみましょう。