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職務経歴書で「強み」を効果的にアピールする方法|企業に伝わる書き方と実例付き解説

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転職活動において、職務経歴書はあなたの経験やスキルを採用担当者に伝える重要な書類です。その中でも特に差がつきやすいのが、「強み」の伝え方です。

「職務経歴書に“強み”って書いていいの?」
「どこに、どのように書けば評価されやすいの?」

こうした疑問を持つ方に向けて、本記事では「職務経歴書 強み」というキーワードを軸に、企業に刺さる“強み”の書き方・配置・構成・実例までを、わかりやすく解説します。


なぜ職務経歴書に「強み」を書くべきなのか?

企業が職務経歴書を見る目的は、「どんな業務経験があるのか」だけではありません。
それと同時に、「この人は何が得意で、うちの会社でどう貢献してくれるのか」を見極めています。

つまり、あなたの「強み」を具体的に伝えることは、
✅ 応募先とのマッチ度を高める
✅ 即戦力としての期待感を高める
✅ 面接官に印象を残しやすくなる
といった効果があり、職務経歴書の通過率アップに直結します。


「強み」はどこに書く?2つのおすすめの場所

①【自己PR欄】に明確に記載

職務経歴書の最後に設けられることが多い「自己PR」欄は、強みをアピールする最適な場所です。1~2つの強みに絞り、仕事との関連性を交えて書きましょう。

②【職務要約】や【各職歴の中】に自然に盛り込む

特定の職場で発揮した強みがあるなら、その職務経験の中で実績とともに伝えると、リアリティが増します。


書き方のポイント|強みを伝える3ステップ

✅ ステップ1:強みを一言で表す

まずは「私の強みは○○です」と明確に主張。

例:「私の強みは、チーム全体の成果を意識した行動力です。」

✅ ステップ2:その強みが活かされた具体的なエピソードを添える

職務内容の中で強みをどう発揮したかを、数字や実績とともに書く。

例:「営業チームの売上進捗を週ごとに可視化し、課題の早期発見と改善を促進。結果として、前年同期比で売上を125%に向上させました。」

✅ ステップ3:応募先でも活かせることを伝える

「その強みを、今後どのように発揮したいか」を未来志向でまとめます。


よく使われる「強み」の具体例とアピール方法

強みの種類活かせる職種アピールのポイント
コミュニケーション力営業・接客・人事説明力・対人関係構築の具体例を入れる
調整力・巻き込み力プロジェクト系・管理職他部署や関係者との連携実績を盛り込む
課題解決力IT・技術・企画問題→分析→改善策→結果の流れで記述
継続力・誠実さ事務・製造・経理長期案件や正確性が求められる業務経験を紹介
向上心・学習意欲未経験職種への応募自主的に学んだ内容や資格取得などを補足

【職務経歴書に書ける「強み」記載例】

■ 自己PR例①:コミュニケーション力

私の強みは、相手の立場に立って考え、円滑なコミュニケーションを取れる点です。前職ではコールセンターのSVとして、スタッフの教育と顧客対応の品質管理を担当。クレーム対応時には冷静に状況を整理し、顧客満足度の改善に努めました。その結果、対応後アンケートにおいて「対応が丁寧だった」との評価を90%以上得ることができました。今後もこの強みを活かし、職場や顧客との信頼関係構築に貢献していきたいと考えています。


■ 自己PR例②:課題解決力

私の強みは、現場の課題を自ら見つけ出し、改善策を提案・実行できる力です。前職では製造現場の在庫管理に無駄が多いと感じ、自主的に集計ツールを導入。欠品や過剰在庫の発生が減少し、月間コストを15%削減することに成功しました。今後も業務の「当たり前」を疑い、改善につなげる姿勢を大切にしていきたいと考えています。


■ 職務内容内に盛り込む例(営業職)

株式会社〇〇(2019年4月~2023年3月)
職種:法人営業
【業務内容】
・中小企業向けにクラウド製品を提案、導入サポート
・営業活動だけでなく、カスタマーサクセス部門と連携し継続率を高める施策も実施
【成果】
・年間売上6,800万円(達成率125%)
・強みである「社内外との調整力」を活かし、プロジェクトの成功率95%を維持


「強み」を伝えるときのNG例と改善案

NG表現理由改善案
真面目な性格です抽象的で仕事との関連が見えにくい「正確性が求められる業務において、丁寧な対応でミスゼロを継続」など具体化
なんでも挑戦します汎用的すぎて印象に残らない「未経験の業務にも積極的に関わり、成果を出した経験」を添える
協調性があります主張だけで終わる「具体的なチーム活動や役割」を例示すると◎

まとめ|職務経歴書の「強み」は具体的に、仕事に紐づけて伝える

職務経歴書において、「強み」はあなたらしさを伝える重要なキーワードです。ただし、ただの性格紹介ではなく、仕事の中でどのように活かされ、成果につながったかを明確に書くことが鍵です。

✅ 強みは自己PRや職務要約、職歴欄に自然に盛り込む
✅ 実績・エピソードとセットで記述する
✅ 応募企業・職種に合った強みを選ぶことが大切

強みを武器に、あなたの職務経歴書を「通過するだけでなく、印象に残る1枚」へと仕上げましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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