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【ルート営業の職務経歴書の書き方】継続力・信頼関係・提案力をアピールするポイントと例文

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営業職の中でも、既存顧客との関係を深め、長期的な取引を築いていく「ルート営業」は、多くの企業にとって重要なポジションです。しかし、ルート営業の特性上、「目立つ実績が出しにくい」「新規開拓が少ないため評価されづらい」と感じてしまう方も少なくありません。

ですが、実際の採用現場では、ルート営業で培われた信頼構築力・提案力・継続力は高く評価されるスキルです。大切なのは、職務経歴書でその価値をどう伝えるか。

この記事では「職務経歴書 ルート営業」というキーワードに基づき、

  • ルート営業職の職務経歴書における書き方のコツ
  • 採用担当者が注目するポイント
  • 数値や成果を使った具体的な記載例
  • 自己PRに活かせるエピソードの構成法

を詳しく解説します。


1. ルート営業職の職務経歴書で押さえるべきポイント

✅ ルート営業の特性と評価される能力

項目内容の例
信頼構築力長期的な顧客対応、定期訪問による関係性の強化
課題発見力ヒアリングによって顧客の潜在ニーズを発見
提案力顧客ごとの課題に応じた製品・サービスの提案
継続力・安定性月ごとの売上安定化、取引維持への尽力
社内連携力営業事務・物流・開発部門との調整対応

「新規獲得」ではなく「信頼と継続」が評価対象であることを意識し、“定量的・定性的”の両面でアピールしましょう。


2. 職務経歴書の基本構成(ルート営業向け)

  1. 職務要約(キャリアの概要)
  2. 職務経歴(会社名・期間・担当業務・実績)
  3. スキル・資格・使用ツール
  4. 自己PR(強みや成果、貢献姿勢)

3. 職務要約の記載例

ルート営業職として約7年間、主に製造業・建設業向けに法人営業を行ってまいりました。既存顧客への定期訪問・商品提案・納品管理に加え、アフターフォローまで一貫して対応。年間売上目標を継続して達成し、顧客からの信頼を得ることで取引拡大にも貢献しました。

ポイント: 経験年数、顧客層、業務範囲、成果などを簡潔に。


4. 職務経歴の具体的な書き方【例文】


勤務先:株式会社〇〇商事
勤務期間:2018年4月 ~ 現在
所属部署:営業部(ルート営業担当)
雇用形態:正社員

業務内容:

  • 既存法人顧客への定期訪問(1日5~8件)
  • 商品提案・見積作成・受注・納品管理・アフターフォロー
  • 顧客ニーズに応じた製品のカスタマイズ提案
  • トラブル時のクレーム一次対応、社内関係部署との調整
  • 担当顧客:約80社、月商平均2,500万円

実績・評価:

  • 担当エリアでの前年対比売上112%を達成(2022年度)
  • 取引停止リスクのあった顧客との関係改善に成功し、取引再開
  • 部署内営業成績上位3位以内を3年連続でキープ
  • 営業マニュアル改善提案が採用され、チーム全体の業務効率が向上

5. 自己PRで使えるエピソードと例文

✅ アピールの切り口

  • 長年の顧客との信頼構築
  • 売上安定化やLTV(顧客生涯価値)の最大化
  • 提案型営業による取引規模拡大
  • 突発的トラブルへの柔軟対応力

▶ 自己PR例文:

ルート営業において重視しているのは「信頼関係を築き、継続的な価値提供を行うこと」です。定期的な訪問を通じて、顧客の課題や変化を見逃さないよう努め、結果として導入製品の追加受注や紹介案件の獲得につながったケースもありました。

また、複数部署と連携しながら納期調整や仕様変更対応にも柔軟に対応し、顧客からの信頼を得たことで、担当エリア内での売上シェア拡大にも貢献しています。今後も顧客にとって最良のパートナーとしての営業活動を心がけていきたいと考えています。

6. よくあるQ&A

Q. 数字で成果を示すのが難しいのですが…

▶ ルート営業では「維持」や「関係改善」も立派な成果です。
「前年対比」「顧客継続率」「1社あたりの売上増加」など、変化の指標を探すとアピール材料が見つかります。


Q. 新規開拓経験がないと不利ですか?

▶ 企業によっては重視される場合もありますが、ルート営業ならではの粘り強さや人間関係構築力をしっかり伝えれば問題ありません。
むしろ「離脱しそうな顧客を維持した」などの実績が強みになります。


まとめ|ルート営業の魅力は「信頼」と「提案力」

職務経歴書 ルート営業」というキーワードが示すように、ルート営業職は一見すると地味に見えるかもしれませんが、顧客と長く付き合い、価値を届けるプロフェッショナルとして大きな信頼を築いています。


✅ 最終チェックリスト

  • 経験年数、業界、業務内容を明確に記載
  • 定量的(数字)と定性的(姿勢・工夫)の成果をバランスよく
  • 自己PRでは、信頼構築や改善提案などの具体例を盛り込む
  • ルート営業の「堅実さ」「継続性」をしっかり伝える

自分の営業スタイルと成果を正しく言語化し、採用担当者に「この人なら安心して任せられる」と思ってもらえる職務経歴書を作成しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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