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【職務経歴書と履歴書の内容が重複してもいい?】正しい書き分け方と一貫性の持たせ方

keireki0530

転職活動に欠かせない「履歴書」と「職務経歴書」。どちらにも学歴や職歴、自己PRといった共通する情報を記載することになりますが、ここで多くの人が迷うのが――

「内容が重複しても大丈夫なのか?」

という問題です。

「同じことを2回書くのはマイナス?」「どちらか片方にしか書いちゃいけない?」と不安になる方も多いですが、結論から言えば、ある程度の重複は問題ありません。ただし、“伝え方”を変えるのがポイントです。

この記事では「職務経歴書 履歴書 重複」というキーワードに基づき、

  • 履歴書と職務経歴書の役割の違い
  • 重複してもよい内容・避けるべき重複
  • 効果的な書き分け方と実例
  • 一貫性を保ちながら印象を良くするコツ

を詳しく解説します。


1. 履歴書と職務経歴書の役割の違いを理解しよう

まず前提として、この2つの書類には明確な「目的の違い」があります。

書類名主な目的特徴
履歴書応募者の基本情報・学歴・職歴を一覧で伝える決まったフォーマット。簡潔さが重視される
職務経歴書業務内容やスキル、成果を詳しく伝える自由形式。内容の詳細さや論理性が求められる

つまり、**「履歴書は概要」「職務経歴書は詳細」**という使い分けが基本です。


2. 重複しても問題ない項目と、避けた方がよい内容

✅ 重複してもよい(むしろ必要)な項目

  • 職歴の会社名・在籍期間(必ず一致させること)
  • 保有資格や免許(両方に記載して問題なし)
  • 志望動機・自己PR(ただし表現は変える)

❌ 避けるべき重複の仕方

  • まったく同じ文章をコピー&ペースト
     → 採用担当者に「使い回し」「熱意がない」と思われるリスク
  • 詳細な業務内容を履歴書に詰め込む
     → 履歴書はあくまで“概要”を伝える場。書きすぎると読みにくい

3. 自然に重複を回避する書き分け方【自己PR編】

▶ 履歴書(簡潔でコンパクトに)

コミュニケーション能力と責任感を活かし、営業職として年間売上目標を達成。社内表彰の経験もあり、今後はマネジメントにも挑戦したいと考えています。

▶ 職務経歴書(経験・数字・工夫を交えて詳しく)

営業職として法人顧客の新規開拓と既存フォローを担当。業界理解と信頼構築を重視した対応により、年間売上1,200万円を達成し、社内表彰を受賞しました。ヒアリング力を活かして複数商材のクロスセルにも成功し、前年対比140%の成績に貢献しました。

▶ 同じ経験を扱っていても、「要約」と「詳細」という明確な役割の違いがあるため、**“重複”ではなく“補完”**という形になります。


4. 職歴や資格の重複はどうする?

✅ 職歴・在籍期間の重複はOK(必須)

両方に記載が必要です。むしろ職務経歴書と履歴書で異なる情報になっていると、「経歴詐称」や「記載ミス」と誤解されるおそれがあります。

✅ 資格の重複も問題なし

「資格欄」は履歴書に書くのが基本ですが、職務経歴書にも「業務に活かせる資格」として記載することで、説得力が増します。


5. 一貫性+深掘りが理想の形

履歴書と職務経歴書は別々の書類でありながら、**一貫したキャリアストーリーを伝えるための“セット”**です。

  • 履歴書では「印象づける」
  • 職務経歴書では「具体的に証明する」

この役割分担を意識して書けば、多少内容が重複していても、むしろ「軸のブレない人物」というポジティブな印象につながります。


6. よくある質問(Q&A)

Q. 履歴書と職務経歴書、どちらに自己PRを書けばいいですか?

▶ 両方に書いてOKです。ただし、履歴書は「短く簡潔に」、職務経歴書は「詳細に具体的に」と使い分けましょう。


Q. 履歴書の志望動機と職務経歴書の自己PRが似てしまいます。どうしたら?

▶ 目的が違うので、表現や内容の切り口を変えるのがおすすめです。
たとえば:

  • 志望動機 →「なぜこの会社・職種に興味を持ったか」
  • 自己PR →「どのように自分の経験が貢献できるか」

まとめ|職務経歴書と履歴書の“重複”は問題なし、ただし表現と構成に工夫を!

職務経歴書 履歴書 重複」というキーワードが示すように、2つの書類に同じ情報を書くこと自体は問題ありません。大切なのは、それぞれの目的や役割に応じて“書き方を変える”ことです。


✅ 最後のポイントまとめ

  • 履歴書は「簡潔な概要」、職務経歴書は「詳細で論理的な説明」
  • 内容が重複していても、書き方が違えば問題ない
  • 自己PRや志望動機は切り口・レベル感を変えて使い分けよう
  • 両方の内容に一貫性を持たせることが信頼につながる

「同じ内容を書いてはいけない」と気にしすぎるよりも、「それぞれの書類が補完し合っているか」を意識して、バランスの良い応募書類を目指しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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