プログラマーの職務経歴書の書き方|経験・スキルを的確にアピールするコツと記載例
「プログラマーとしての経験を職務経歴書にどう書けばいい?」と悩んでいませんか?
転職やキャリアチェンジを考えるプログラマーにとって、職務経歴書は自分の技術力と実績を採用担当者に伝える重要な書類です。しかし、
✅ 言語やツールの羅列だけではアピールが弱い…
✅ チーム開発と個人の役割がごちゃごちゃになってしまう
✅ アウトプットや成果をうまく言語化できない
という壁にぶつかることも少なくありません。
結論:プログラマーの職務経歴書は「技術力」「担当工程」「成果」の3軸で構成することが効果的です。
この記事では、**プログラマー向けの職務経歴書の構成、書き方のポイント、記載例(テンプレート付き)**を、経験年数やジャンルに応じてわかりやすく解説します。
職務経歴書で採用担当者が見ているポイント(プログラマー編)
採用担当者がプログラマーの職務経歴書で重視するのは、単なる“スキルの羅列”ではなく、次のような点です:
見られていること | 解説 |
---|---|
✅ どんな開発経験があるか | Web、業務系、アプリ、ゲームなどの種類や分野 |
✅ 担当フェーズはどこか | 要件定義、設計、実装、テスト、運用など |
✅ チームでの役割 | リーダー/サブ/単独担当など |
✅ 使用技術とそのレベル | 言語・フレームワーク・ツールの具体名+経験年数 |
✅ 成果や工夫したポイント | パフォーマンス改善、バグ削減、納期短縮など |
プログラマー職務経歴書の基本構成
- 職務要約(経験年数、得意分野、開発スタイルの概要)
- 職務経歴(案件単位でプロジェクト概要・担当業務・技術・成果を明記)
- スキル一覧(言語、ツール、OS、DB、フレームワークなど)
- 自己PR(技術姿勢や働き方に関する考え方)
【記載例】プログラマーの職務経歴書(テンプレート形式)
職務経歴書
作成日:2024年4月〇日
氏名:山田 太郎
■ 職務要約
Web系システム開発を中心に約6年のプログラマー経験あり。PHP/JavaScriptを用いたフルスタック開発や、Laravel、Reactなどのフレームワークを活用した開発に従事。要件定義からテスト、リリース・運用保守まで幅広く対応可能。近年はAPI連携やUI/UX改善にも注力。
■ 職務経歴
【株式会社テックソリューション】(2021年4月〜現在)
雇用形態:正社員/職種:Webアプリケーションエンジニア
【プロジェクト1】業務支援ツール開発(2022年6月〜2023年12月)
- クライアント向けの社内業務効率化システム(勤怠・日報管理)の新規開発
- チーム規模:5名(SE1名、PG3名、デザイナー1名)
担当業務:
- 要件定義のサポート、基本設計〜詳細設計
- PHP(Laravel)によるバックエンド開発
- JavaScript(Vue.js)によるフロントエンド実装
- 単体・結合テスト/Gitによるバージョン管理
成果:
- ユーザー画面のUI改善により操作時間を30%削減
- 稼働後の問い合わせ件数が前システム比で50%減少
【プロジェクト2】自社サービスECサイト改修(2021年4月〜2022年5月)
- 既存のECサイトにおける機能追加・保守・パフォーマンス改善
使用技術:
HTML5、CSS3、jQuery、MySQL、Bootstrap、CakePHP
成果:
- DBアクセスのチューニングにより、ページ表示速度が40%改善
- 売上レポートの自動生成機能を追加し、月30時間の手作業削減
■ スキル一覧(実務経験)
分類 | 内容 |
---|---|
プログラミング言語 | PHP(6年)、JavaScript(5年)、Python(2年) |
フレームワーク | Laravel、Vue.js、React、CakePHP |
フロント技術 | HTML5、CSS3、Sass、Bootstrap |
データベース | MySQL、PostgreSQL、SQLite |
環境 | Linux、Docker、AWS(EC2、S3、RDS) |
ツール | Git、Backlog、Figma、ChatGPT(プロンプト活用経験あり) |
■ 自己PR
プログラマーとして、コードの品質はもちろんのこと、「ユーザー視点」を重視した開発を心がけています。仕様の背景を理解したうえで、技術的に最適な解決策を提案できるよう努めています。特に、開発スピードと保守性の両立を意識し、チーム内でのレビューやドキュメント整備にも注力してきました。今後はフロントエンド領域のスキルをさらに強化し、UI/UX向上に貢献できるエンジニアを目指します。
プログラマーの職務経歴書でよくあるNG例と対策
NG例 | 対策ポイント |
---|---|
技術名だけの羅列 | どのプロジェクトでどう使ったかを明記する |
チームの成果だけを書いている | 自分の担当範囲・工夫点・結果にフォーカス |
アウトプットが見えない | 「改善した数値」「効率化できた時間」など成果を可視化する |
書きすぎて長すぎる | 案件を3〜4件に絞り、簡潔にまとめることが大切 |
まとめ|プログラマー職の職務経歴書は「経験×技術×成果」で伝える
✅ 単なるスキルの羅列ではなく、「どんな環境で何をどうやったか」が伝わるように構成する
✅ プロジェクト単位で「役割・担当工程・使用技術・成果」を具体的に記載
✅ 職務経歴書では、開発力だけでなくチーム連携力やユーザー志向などの“人柄”も伝える
✅ 読み手がエンジニアでなくても伝わるように、専門用語は必要に応じて補足を
プログラマーとしての経験は、職務経歴書の書き方次第で「即戦力」としての魅力をしっかり伝えることができます。
あなたの“技術+価値”が見える職務経歴書を整え、次のステップへ踏み出しましょう。