パート経験は職務経歴書にどう書く?|採用担当に伝わる書き方とアピールポイントを徹底解説
「パートの経験って職務経歴書に書いてもいいの?」と悩んでいませんか?
転職活動や再就職の際、職務経歴書を作成する中で、
✅ パートの経験も職歴として評価されるの?
✅ 雇用形態がパートだと書類選考に不利?
✅ 正社員経験がない場合でもアピールできる?
このような疑問を持つ方は少なくありません。
結論から言えば、パートの経験も職務経歴書にしっかり記載すべき大切な職歴のひとつです。雇用形態にかかわらず、そこで培ったスキルや実績は、転職活動において十分に価値があります。
この記事では、「パート勤務の経験をどう職務経歴書に記載すべきか」「どのように書けばアピールになるのか」「記載例と注意点」をわかりやすく解説します。
パート経験は職務経歴書に書くべき?
✅ パートも「職務経験」として立派に評価される
パート勤務であっても、企業の一員として業務に携わっていた経験は実務経験として職務経歴書に記載すべきです。たとえ正社員ではなくても、長期間の勤務や、責任ある業務を任されていた経験は、採用担当者に高く評価される可能性があります。
パート経験を職務経歴書に書く際の基本構成
職務経歴書にパート経験を記載する場合でも、正社員と同様の形式でまとめて問題ありません。ただし、雇用形態は明記しましょう。
✅ 記載項目の例
- 会社名/勤務期間
- 雇用形態(パート)
- 所属部署(あれば)
- 担当業務・役割
- 実績や工夫した点
- 使用スキルやツール(あれば)
【記載例】パート経験の職務経歴書(事務職)
【株式会社〇〇〇〇】(2020年4月~2023年9月)
雇用形態:パート
職種:営業事務
【業務内容】
- 見積書・請求書の作成(Word・Excel使用)
- 電話・来客対応、備品管理
- 受発注データの入力、納期管理
- 売上・在庫データの集計・報告
- 社内会議資料の作成補助
【実績・工夫】
- 業務マニュアルを独自に作成し、引き継ぎの効率化を実現
- 売上管理表を自動化し、担当者の作業時間を30%削減
【記載例】パート経験の職務経歴書(接客業)
【株式会社〇〇ストア】(2018年5月~2022年3月)
雇用形態:パート
職種:レジ・接客スタッフ
【業務内容】
- レジ対応、接客、クレーム一次対応
- 商品陳列・品出し、在庫チェック
- 売場ディスプレイの企画・設営
- 新人スタッフへのOJT指導
【実績・工夫】
- 接客スキルを活かし、お客様アンケートで高評価を多数獲得
- 販売促進のためのPOP作成やレイアウト提案も担当
アピールポイントにするためのコツ
工夫のポイント | 内容例 |
---|---|
数字を入れる | 「週◯日勤務」「1日◯件対応」「売上前年比◯%アップ」など具体性を出す |
工夫や改善点を示す | 「手順書の作成」「業務フロー改善」「新人指導マニュアル作成」など |
柔軟性・協調性を強調 | 「他部署との連携」「臨機応変な対応」「シフト調整で貢献」など |
スキルの明記 | 「Excel関数を使ったデータ管理」「POSレジ操作」「電話対応経験」など |
未経験職種への応募でもパート経験は活きる
たとえば、接客パートから事務職へ転職したい場合でも、
「顧客対応を通じて磨いたコミュニケーション能力」
「正確かつ丁寧なレジ業務によるミスゼロの実績」
など、**業種を問わず通用するスキル(ポータブルスキル)**を強調すれば、十分に説得力あるアピールになります。
パート経験の職務経歴書での注意点
NG例 | 改善ポイント |
---|---|
業務内容が「レジ」「事務」など一言だけ | 具体的な業務プロセスや成果を記載する |
雇用形態を書かない | 「パート」と明記することで誠実な印象に |
「パートだから大したことはしていない」と書かない | 自信を持って取り組んだ姿勢を伝える |
まとめ|パート経験も職務経歴書で堂々とアピールしよう
✅ パートの経験も立派な「職務経験」であり、積極的に記載すべき
✅ 雇用形態を明記しつつ、具体的な業務内容・成果・工夫を記載することが重要
✅ 実績が小さくても、「取り組み方」や「学び」を伝えることで高評価につながる
✅ 未経験職種でも、汎用スキルとしての応用力をアピールできる
「パートだから…」と遠慮する必要はありません。
自分が取り組んできた仕事に誇りを持ち、しっかりと伝えることが、次のチャンスへの第一歩となります。職務経歴書は、あなたの働き方・姿勢・成長の証明書です。パート経験も堂々と書きましょう。