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職務経歴書の職歴が多い場合の書き方|スッキリまとめるコツと注意点

keireki0530

1. はじめに

転職回数が多かったり、さまざまな職種・業界での経験がある場合、職務経歴書の作成に悩むことがあるでしょう。

「職務経歴が多い場合、すべて書くべき?」
「見やすく簡潔にまとめるには?」
「転職回数が多いことでマイナス評価されないようにするには?」

職務経歴書は、転職先の企業に対して「自分の経験やスキルが応募職種にどう活かせるか」を伝えることが重要です。職歴が多い場合でも、見やすく、簡潔に、かつ魅力的にまとめる方法があります。

本記事では、職務経歴が多い場合の効果的な書き方、まとめ方のコツ、注意点を詳しく解説します。


2. 職務経歴書における職歴のまとめ方|3つのポイント

職歴が多い場合、以下のポイントを意識してまとめることで、採用担当者がスムーズに理解できる職務経歴書になります。

① 重要な職歴に絞る

すべての職歴を詳細に書くのではなく、応募職種に関連する職歴を中心に記載しましょう。

📌 例えば…

  • 応募先が「営業職」の場合 → 営業経験がある会社を詳しく書き、他の職種の職歴は簡潔にまとめる
  • 応募先が「事務職」の場合 → 事務職の経験を優先的に記載し、アルバイトや短期間の職歴は省略または簡略化

② 「まとめ記載」を活用する

転職回数が多い場合、似た業務内容の職歴を「グループ化」してまとめるとスッキリする

📌 NG例(職歴が多すぎて冗長になるパターン)
「株式会社A(2015年~2016年):営業事務を担当」
「株式会社B(2016年~2018年):営業事務を担当」
「株式会社C(2018年~2020年):営業事務を担当」

📌 OK例(まとめて記載する)
「2015年~2020年 営業事務(3社)」
「営業事務として、3社で累計5年間勤務。主に受発注業務、顧客対応、データ管理などの業務を担当。エクセルを活用した業務効率化を推進し、書類作成時間を30%削減した。」


③ 短期間の職歴は「略歴」としてまとめる

半年以内の短期離職やアルバイト経験が多い場合、詳細は書かず「略歴」にする

📌 記載例(短期間の職歴を簡潔に)
「その他の職歴(略歴)」
「〇〇株式会社(2018年3月~2018年9月):事務職(短期間勤務)」
「△△株式会社(2019年1月~2019年6月):営業アシスタント(契約終了)」

短期間の職歴が多すぎると**「すぐに辞める人」という印象を与える可能性があるため、詳細を書きすぎないことが重要**です。


3. 職務経歴書の具体的な書き方(職歴が多い場合の例文)

📌 1枚目(職歴概要・主要な経験)

職務経歴書

1. 職務概要(Summary)

「営業職として通算8年間の経験を持ち、新規開拓・既存顧客フォロー・売上管理を担当。特に法人営業に強みを持ち、顧客満足度向上の施策を実施し、リピート率を30%向上。ExcelやSalesforceを活用したデータ分析による営業戦略の立案も経験。」

2. 職務経歴(Work Experience)

【株式会社〇〇】(2020年4月 ~ 現在)

雇用形態:正社員 / 法人営業

  • BtoB営業として、年間30社の新規顧客を開拓し、売上前年比120%向上。
  • 既存顧客のフォローを強化し、リピート率を20%向上。
  • 営業戦略を見直し、チーム売上目標を110%達成。
【株式会社△△】(2017年4月 ~ 2020年3月)

雇用形態:正社員 / 法人営業

  • 新規開拓営業を担当し、前年比130%の売上成長を達成。
  • 営業フローの改善により、提案資料作成時間を50%短縮。

📌 2枚目(スキル・資格・自己PR)

3. その他の職歴(略歴)

  • 株式会社XX(2015年~2017年):営業アシスタント(契約終了)
  • 株式会社YY(2013年~2015年):販売スタッフ(短期契約)

4. スキル・資格(Skills & Certifications)

  • 営業スキル:法人営業、新規開拓、交渉力、提案営業
  • ツール活用:Salesforce、Google Analytics、Excel(ピボットテーブル)
  • 資格:宅地建物取引士(2021年取得)

5. 自己PR(Personal Statement)

「これまでの営業経験を活かし、顧客ニーズを分析した提案営業を得意としています。転職回数は多いものの、それぞれの職場で培った営業スキルを活かし、売上向上や業務効率化に貢献してきました。今後もデータ分析や営業戦略の改善を通じて、企業の成長に貢献したいと考えています。」


4. まとめ|職務経歴が多い場合でもスッキリと効果的にまとめる方法

応募職種に関連する職歴を優先的に記載し、重要度の低い職歴は簡潔にまとめる
短期間の職歴は「略歴」として記載し、詳しく書きすぎない
転職回数が多いことをポジティブに伝える(経験の多さを強みにする)
スキルや成果を具体的に書き、採用担当者が「この人を採用したい」と思える内容にする

職歴が多くても、適切に整理すれば**「経験が豊富でスキルの幅が広い人材」として好印象を与えることが可能**です。

転職活動を成功させるために、職務経歴書を見やすく・簡潔にまとめましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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