2025.03.20

職務経歴書の「主な取り組み」の書き方｜効果的なアピール方法と例文付き

keireki0530

Contents

1. はじめに
2. 職務経歴書の「主な取り組み」の書き方
3. 職種別の「主な取り組み」記載例
4. まとめ｜職務経歴書の「主な取り組み」を効果的に記載するポイント

1. はじめに

職務経歴書を作成する際に、「主な取り組み」をどのように書けばよいのか？」 と悩む方は多いのではないでしょうか。

✅ 「主な取り組みとは何を指すのか？」
✅ 「どのように記載すれば、採用担当者にアピールできる？」
✅ 「具体的な記載例が知りたい！」

「主な取り組み」とは、業務の中で積極的に取り組み、成果を上げたエピソードを指します。これを適切に記載することで、自身のスキルや強みを企業に効果的に伝えることができます。

本記事では、職務経歴書における「主な取り組み」の書き方、アピールポイント、具体的な記載例 を詳しく解説します。

2. 職務経歴書の「主な取り組み」の書き方

① 「課題」「取り組み」「成果」の流れで記載する

「主な取り組み」を分かりやすく伝えるために、「課題 → 取り組み → 成果」の流れで書くのがおすすめです。

📌 記載のポイント

「課題」：取り組みのきっかけとなった業務の課題を明確にする
「取り組み」：具体的にどのような行動をしたのかを記載する
「成果」：数値やデータを用いて成果を示し、説得力を持たせる

📌 NG例（抽象的すぎる記載）
❌ 「業務改善に取り組み、作業効率を上げた。」

📌 OK例（「課題→取り組み→成果」の流れを意識）
✅ 「受発注管理の業務フローが属人化しており、処理時間がかかるという課題があったため、エクセルのマクロを活用して作業を自動化。結果として、処理時間を30%短縮し、業務効率が向上した。」

② 数値や具体的な実績を盛り込む

➡ 成果を「定量的」に示すことで、採用担当者が実力を判断しやすくなる

📌 記載例（営業職）
✅ 「新規顧客開拓に注力し、年間契約件数を30件から45件に増加させた（前年比150%達成）。」

📌 記載例（エンジニア職）
✅ 「システムのパフォーマンス改善を実施し、レスポンス速度を40%向上させた。」

③ 企業が求めるスキルに沿って記載

➡ 応募先企業の仕事内容や求める人物像に合わせたエピソードを選ぶと効果的

📌 記載例（事務職）
✅ 「データ管理の精度向上を目的に、Excelのピボットテーブルを活用したレポート作成を実施。データ整理の時間を50%短縮し、営業チームの業務負担を軽減した。」

3. 職種別の「主な取り組み」記載例

📌 例文① 営業職（法人営業）

【主な取り組み】  
■ 課題  
既存の営業戦略では新規顧客獲得が伸び悩んでおり、競合との差別化ができていなかった。  

■ 取り組み内容  
- 過去のデータを分析し、ターゲットとなる顧客層を明確化。  
- ターゲットごとに異なる提案資料を作成し、アプローチ方法を改善。  
- チーム内で営業トークのロールプレイを実施し、提案力の向上を図った。  

■ 成果  
- 新規顧客獲得数が前年比120%増加。  
- 提案資料の改善により、成約率が15%向上。  
- 営業チーム全体の成果向上に貢献し、部内MVPを受賞。

📌 例文② 事務職（営業事務・総務）

【主な取り組み】  
■ 課題  
受発注業務が手作業で行われており、入力ミスや処理の遅れが頻発していた。  

■ 取り組み内容  
- ExcelのVBAを活用し、データ入力を自動化。  
- マクロを組み、発注ミスを削減し、チェック体制を強化。  
- 部署内で業務効率化の研修を実施し、スキルの底上げを実施。  

■ 成果  
- データ入力作業時間を50%削減。  
- 入力ミスが発生する頻度が80%低減。  
- 業務の効率化が評価され、社内表彰を受賞。

📌 例文③ ITエンジニア（開発職）

【主な取り組み】  
■ 課題  
既存のWebアプリケーションの動作が遅く、ユーザーからのクレームが増加していた。  

■ 取り組み内容  
- ReactとTypeScriptを導入し、フロントエンドのパフォーマンスを最適化。  
- APIのレスポンスを改善するため、データベースのクエリを最適化。  
- ユーザビリティテストを実施し、UI/UXの改善点を洗い出し、実装。  

■ 成果  
- ページの読み込み速度が40%向上し、ユーザー満足度が改善。  
- クレーム件数が30%減少。  
- 開発プロジェクトが社内で高く評価され、次期プロジェクトのリーダーに抜擢。