ネイリストのための職務経歴書ガイド|魅力を最大限に伝える書き方と記載例
美容業界の中でも、感性と技術を兼ね備えた職種として人気の「ネイリスト」。サロンワークだけでなく、接客スキルや提案力、デザイン力など多彩なスキルが求められる職種だからこそ、職務経歴書で自分の強みを的確にアピールすることが重要です。
しかし、「ネイリストの職務経歴書ってどう書けばいいの?」「資格やデザイン実績はどう伝えるのが効果的?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「職務経歴書 ネイリスト」というキーワードをもとに、ネイリストが職務経歴書に書くべき内容、書き方のコツ、具体的な記載例まで詳しく解説します。これから転職や再就職を考えている方はもちろん、はじめての職務経歴書作成にも役立つ内容です。
1. ネイリストの職務経歴書に必要な基本項目
ネイリストの職務経歴書でも、基本構成は他の職種と同様です。ただし、美容業界ならではのポイントを押さえて、技術だけでなく接客や売上実績も盛り込むことが鍵になります。
職務経歴書の基本構成(ネイリスト向け)
- 職務要約
- 職務経歴(店舗ごと/時系列)
- スキル・得意施術
- 資格・講習受講歴
- 自己PR・実績
2. 職務要約の記載例
まずは「自分がどんなネイリストか」を3~5行で簡潔にまとめましょう。経験年数、得意施術、顧客層、店舗形態などを盛り込むのがポイントです。
記載例:
ネイリストとして約5年の実務経験があり、サロン勤務を通じて幅広い年齢層のお客様への施術を担当してきました。ジェルネイル、ケア、スカルプチュアを中心に施術し、月間リピート率は80%以上を維持。新規メニューの提案や店販商品売上にも積極的に取り組みました。
3. 職務経歴の書き方と記載例
店舗名・勤務期間・業務内容・実績を時系列で記載します。規模や客層、ポジション(スタッフ/店長など)も明記すると◎。
▼ 記載例
【勤務先】Nail Salon Lueur(東京都)
【雇用形態】正社員
【在籍期間】2019年5月~2023年3月
【業務内容】
・ジェルネイル/スカルプチュア/ケア施術(1日平均6~8名)
・予約管理・受付・電話対応・SNSでの集客活動
・デザイン提案、キャンペーン企画立案
・新人スタッフへの技術指導(2名)
【実績】
・月間個人売上:平均60万円以上
・指名数月平均30名、リピート率80%以上
・Instagramを活用した集客で月20件の新規予約獲得
4. スキル・技術の記載例
ネイリストとしての技術力を示すスキル欄では、具体的なメニュー・商材・得意分野を箇条書きで整理します。
▼ スキル記載例
- ジェルネイル(フレンチ/グラデーション/ニュアンス系)
- ネイルケア(ドライケア/ウォーターケア)
- スカルプチュア(長さ出し・3Dアート対応可)
- フットケア・巻き爪ケア
- デザイン提案・季節ごとのアートサンプル作成
- 商材経験:パラジェル、バイオジェル、Presto、リッカジェルなど
5. 資格・講習の書き方
ネイリストにとって、資格は技術力の証明だけでなく信頼度アップにもつながります。
▼ 記載例
- JNECネイリスト技能検定 1級(2020年取得)
- JNAジェルネイル技能検定 上級(2021年取得)
- ネイルサロン衛生管理士(2020年受講)
- フットケア理論講習(JNA主催/2022年受講)
※ 資格名・等級・取得年を明記。あわせて講習受講歴も記載すると意欲が伝わります。
6. 自己PRの書き方と例文
自己PRでは、**「自分らしさ」や「お客様への思い」「成果につながった行動」**を記載します。指名率・リピート率などの実績とセットで書くと説得力が増します。
▼ 自己PR例文
お客様一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングと、ライフスタイルに寄り添った提案を心がけてきました。自作アートサンプルの提案が好評で、常連化につながるケースも多くありました。今後は、トレンドを取り入れた提案力と技術力をさらに磨き、お客様の“また来たい”を引き出すネイリストを目指していきたいと考えています。
7. 職務経歴書で評価されるポイント(ネイリスト職)
見られるポイント | 解説 |
---|---|
技術力・対応可能メニュー | 得意施術や扱える商材の幅は高評価に直結 |
接客力・提案力 | 指名数・リピート率・お客様の反応などでアピール |
売上・数字の実績 | 個人売上、店販、SNS集客などは明確な強みになる |
協調性・教育経験 | チーム内での役割や後輩指導も評価対象に |
まとめ|ネイリストとしての強みを「数字と実績」で魅せる職務経歴書に
「職務経歴書 ネイリスト」という視点から見ても、ネイルの技術だけでなく、接客力・提案力・売上実績など多角的な要素をバランスよくアピールすることが大切です。
職歴やスキルは時系列・メニュー別で整理
指名数・売上・リピート率などの「数字」は積極的に活用
自己PRでは“あなたらしさ”を自然な言葉で伝える
資格・受講歴も忘れずに記載し、努力や意欲を表現
あなたの技術と経験がしっかり伝わる職務経歴書で、次のステップへ自信を持って進みましょう。