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【職務経歴書における「活かせる経験」と「自己PR」の違いとは?】書き分け方と効果的な伝え方を解説

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転職活動で欠かせない書類「職務経歴書」。その中には、「活かせる経験」と「自己PR」という似たような表現が登場します。

「どちらも自分のアピールじゃないの?」
「何を書き分ければいいのか分からない…」

と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「職務経歴書 活かせる 経験 自己PR 違い」というキーワードに基づき、

  • 「活かせる経験」と「自己PR」の本質的な違い
  • それぞれの役割・書くべき内容
  • 書き分けるための構成ポイント
  • 実際に使える記載例(職種別)
  • 書類全体のバランスを整えるコツ

を分かりやすく解説します。


1. 「活かせる経験」と「自己PR」の違いとは?

項目活かせる経験自己PR
意味応募職種で役立つ具体的な業務経験自分の強みや人柄、価値観、姿勢などのアピール
書く内容実際の職務内容・役割・成果・スキル性格・能力・仕事に対する考え方・強みの理由
書く目的どの経験が応募先で活かせるかを示す採用したいと思わせる“人間的魅力”を伝える
書く位置職務経歴欄や「活かせるスキル」欄に記載「自己PR」欄にまとめて記載
アプローチ方法客観的・具体的主観的・情熱的

ポイントは、「経験の紹介」と「自分という人物の魅力」の違いを意識すること。


2. 「活かせる経験」とは?【応募職に合わせた“橋渡し”】

活かせる経験は、これまでの実務を通じて得た知識・スキル・成果など、応募先の仕事でそのまま使える経験を意味します。

例(事務職に応募する場合):

営業事務として受発注管理や請求書作成、電話・来客対応などに従事しており、Excelや会計ソフトを活用した事務処理能力を身につけてきました。特に、伝票処理の正確性と業務効率を意識し、月末の締め業務の時間短縮にも貢献しました。こうした経験は、貴社の事務職でも即戦力として活かせると考えております。

3. 自己PRとは?【自分自身の“強み”を語る場】

自己PRは、単なる実務経験ではなく、あなたがどんな考え方・姿勢で働いてきたか、何を大切にしているかを伝えるパートです。

例(上記と同じ事務職の自己PR):

私は正確性と段取り力を重視し、周囲から信頼される業務サポートを心がけています。事務処理においては「誰よりも早く、誰よりもミスがないこと」を目標にしてきました。ルールを守るだけでなく、細かい気配りや改善提案にも取り組むことで、業務全体の効率化にも貢献してきました。

4. 書き分けるための構成ルール

✅ 活かせる経験は「実績中心」

  • いつ・どこで・何を・どうやったか(5W1H)
  • 実務スキルや成果を数字で示す
  • 応募先で使える具体的な能力に焦点をあてる

✅ 自己PRは「人柄中心」

  • 強みや特徴はなぜ身についたか(背景・動機)
  • どう活かしてきたか(エピソード)
  • それをどう活かして働きたいか(未来志向)

5. 活かせる経験&自己PRの書き分け例【接客業】

▶ 活かせる経験(例):

飲食チェーン店での接客・ホール業務を3年間経験。ピークタイムでも落ち着いて対応することを意識し、顧客アンケートでは「対応が丁寧」「笑顔が印象的」との声を多数いただきました。また、新人スタッフの育成も担当し、接客マニュアルの見直しにも取り組みました。

▶ 自己PR(例):

人と接する仕事が好きで、お客様の気持ちに寄り添った対応を大切にしています。単にオーダーを取るだけでなく、「また来たい」と思っていただけるように、声のトーンや目線、言葉遣いにもこだわってきました。今後も、人に喜ばれる仕事を通じて、信頼される存在でありたいと思っています。

6. 応募書類全体のバランスを意識しよう

  • 活かせる経験 → 職務経歴の中に事実ベースで書く
  • 自己PR → 文章的な魅力や“人となり”を伝える場所
  • 志望動機 → なぜこの会社・職種を選んだかを補完する役割

これらを明確に役割分担させることで、読みやすく説得力のある書類になります。


まとめ|「活かせる経験」と「自己PR」の違いを理解して書き分けよう

職務経歴書 活かせる 経験 自己PR 違い」というキーワードが示す通り、どちらもあなたを採用に導く重要な要素です。ただし、それぞれに役割があるからこそ、内容を差別化して“伝わる書き方”を意識することが成功への鍵です。


✅ 最後のまとめポイント

  • 活かせる経験=応募職に直結する具体的な業務と成果
  • 自己PR=あなたの強みや姿勢、価値観を伝える部分
  • 両者は「事実」と「人物像」の役割を分けて書く
  • 応募先に合わせて調整し、内容に一貫性を持たせる

書き方の違いを理解し、読み手に「わかりやすく・伝わる」職務経歴書を作成することで、面接へとつながる確かな一歩を踏み出しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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