職務経歴書の書き方|「以上」の使い方と適切な締め方を解説
1. はじめに
転職活動や就職活動において、職務経歴書は応募企業に自分の経歴やスキルを伝える重要な書類です。職務経歴書の内容に自信があっても、最後の締めくくり方に迷うことはありませんか?
特に、「職務経歴書の最後に『以上』と書くべき?」「締め方に決まりはある?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、職務経歴書の締めくくり方として「以上」を使うべきかどうか、適切な表現、職務経歴書の書き方のポイントを詳しく解説します。
2. 職務経歴書の最後に「以上」と書くべきか?
職務経歴書の最後に「以上」と記載するかどうかは、明確なルールはありません。しかし、以下の理由から、「以上」を記載するのが一般的です。
① 書類の終わりを明確にする
「以上」を書くことで、採用担当者に「この書類はここで終わりです」と伝えることができ、読みやすくなります。
② 余白のバランスが取れる
書類の最後に何も記載がないと、ページのレイアウトが不自然になることがあります。「以上」を入れることで、適度な余白を確保し、見た目を整えることができます。
③ ビジネス文書としての形式を整える
履歴書や職務経歴書はビジネス文書の一種であり、正式な文書としての体裁を整えるためにも、「以上」を記載することが一般的です。
📌 適切な記載例
以上
📌 避けるべき例
❌ 「以上、よろしくお願いいたします。」
→ 職務経歴書はビジネス文書であり、最後にお願いする表現は不要です。
3. 職務経歴書の適切な締めくくり方(フォーマット付き)
① 「以上」で締めくくる場合
例:A4 1枚でまとめた職務経歴書の場合
【職務経歴書】
1. 職務概要
・営業職として5年間の経験を持ち、法人営業を中心に新規顧客開拓を担当。
・前年比120%の売上向上を達成し、チームリーダーとして5名の部下を指導。
2. 職務経歴
【株式会社〇〇】(20XX年X月 ~ 現在)
・新規顧客開拓を担当し、年間30件の契約を獲得。
・チームのマネジメントを行い、業務改善の施策を実施。
3. スキル・資格
・営業スキル(提案営業、プレゼンテーション)
・PCスキル(Excel、PowerPoint、CRMツール活用)
以上
② 「以上」を省略する場合
「以上」がなくても、書類のレイアウトが適切であれば問題ありません。
📌 「以上」を書かない場合の例
【職務経歴書】
1. 職務概要
・IT業界にて5年間の経験があり、Webマーケティングとデータ分析を担当。
・SNS運用を改善し、フォロワー数を前年比150%増加。
2. 職務経歴
【株式会社〇〇】(20XX年X月 ~ 現在)
・SEO対策を行い、サイト訪問者数を200%向上。
・SNS広告の運用を担当し、広告効果を最大化。
3. スキル・資格
・デジタルマーケティング(SEO、Google広告運用)
・データ分析(Google Analytics、Excel)
💡 ポイント
✅ ページレイアウトが整っている場合は、「以上」がなくても違和感がない
✅ A4 1枚の職務経歴書の場合、最終行の余白を調整し、「以上」を入れなくても問題なし
4. 職務経歴書の書き方のポイント
① 誤字・脱字のチェックを徹底する
職務経歴書の最後に「以上」を入れても、文中に誤字脱字があっては印象が悪くなります。提出前に必ず見直しましょう。
② 余白のバランスを意識する
「以上」を書く場合でも、用紙の最下部に詰めてしまうと見栄えが悪くなるため、適度な余白を残すように調整しましょう。
③ 「以上」の位置を適切に調整する
📌 適切な位置
✅ 最後の文章の1行下に「以上」を記載
✅ 「以上」の後に1行分の余白を入れるとバランスが良い
❌ 避けるべき例
- 「以上」を用紙の最下部ギリギリに書く → 不自然なレイアウトになる
- 「以上」の前に余白を空けすぎる → 途中で終わったように見える
5. まとめ|職務経歴書の最後を適切に締めくくろう
✅ 職務経歴書の最後に「以上」を入れるべきか?
- 「以上」を入れるのが一般的だが、必須ではない
- 書類のレイアウト次第で、省略しても問題なし
- 締めくくりの形を整えることで、書類全体の印象が良くなる
✅ 「以上」の適切な使い方
- 「以上。」のように句点(。)は不要
- 「以上、よろしくお願いいたします。」はNG(不要な敬語)
- ページのレイアウトに注意し、適切な余白を確保する
職務経歴書は、あなたのキャリアを伝える重要な書類です。最後の締めくくりまでしっかりと整え、採用担当者に好印象を与えましょう!