職務経歴書の「原本」とは?|提出時の扱い方、コピーとの違い、注意点を詳しく解説
「職務経歴書の原本」って何?コピーとは違うの?
就職・転職活動を進める中で、「職務経歴書の原本をお持ちください」「原本の提出は不要です」などといった言葉を目にすることがあります。
✅ 「そもそも原本とコピーってどう違うの?」
✅ 「原本を提出してもいいの?返ってくるの?」
✅ 「パソコンで作成しているけど、それは“原本”になるの?」
こうした疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、職務経歴書における「原本」の意味と扱い方、コピーとの違い、提出時の注意点などをわかりやすく解説します。
職務経歴書の「原本」とは?
職務経歴書の「原本」とは、あなたが最初に作成した正式な文書を指します。
一般的には、パソコンで作成した職務経歴書のファイル(WordやPDFなど)から印刷した最初の1部が原本とされます。
つまり、
- パソコンで作ったデータそのもの
- または、それを印刷した1枚目(最初の正式版)
これらを「原本」と呼び、それをコピーして複数提出用に使うものが「写し(コピー)」という扱いになります。
原本とコピーの違い
種類 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
原本 | 自分が作成した正式な職務経歴書。署名や日付を含むことも。 | 通常は自分で保管。必要に応じて提出。 |
コピー | 原本を複製したもの。応募企業に提出する一般的な形式。 | 応募時に複数枚用意するのが基本。 |
「原本提出」を求められた場合の対応方法
✅ 原本を提出する場合:
- パソコンで作成した最新の内容を印刷したものを原本とみなして提出すれば問題ありません。
- 応募先が「原本提出」と書いていても、あくまで“最新版”という意味であり、返却されないケースが多いです。
提出時のポイント:
- 氏名・日付の記入を忘れずに(手書きでもOK)
- 署名を求められる場合は、印刷後に手書きで署名することもある
- 可能であれば「提出用」と「控え用(自分保管)」を2部印刷しておくと安心
職務経歴書の原本は返却される?されない?
基本的に、企業に提出した職務経歴書(原本・コピー問わず)は返却されません。
ただし、面接の場で「原本をご持参ください」と言われた場合、それは**“確認のために見る”だけ**であり、その場で返却されることがほとんどです。
✅ 提出前に確認したいポイント:
- 「原本提出」とあるか、「持参のみ」とあるか
- 提出書類は返却されるかどうかの明記があるか
- 手渡し or 郵送の場合、封筒に「原本在中」と記す必要があるか
原本をなくさないためにできる対策
職務経歴書は、自身のキャリアを正確にまとめた貴重なドキュメントです。書類選考だけでなく、面接時にも参照されるため、以下のように管理しましょう。
- WordやPDFファイルをクラウドやUSBに保存しておく
- 修正履歴を残してバージョン管理する(例:ver1.0、ver1.1など)
- 印刷時は2部以上用意しておく(提出用+控え)
- 提出先ごとにカスタマイズした原本も別保存する
職務経歴書「原本」の信頼性を高めるひと工夫
- 最終ページに「作成日(西暦)」を記載
- 氏名や連絡先、署名を記載することでオリジナリティを強調
- 手書きでサイン(希望がある場合のみ)を加えると信頼感が増すことも
これにより、企業側も**「この人は丁寧に作成しているな」と好印象を持ちやすくなります。**
まとめ|「原本」とは“最新版で正式な職務経歴書”。正しく扱って信頼を得よう
✅ 職務経歴書の「原本」とは、パソコンで作成し、印刷した最も正式な文書のこと
✅ 提出時はコピーでOKな場合が多く、「原本提出」とあっても返却されないことがある
✅ 原本は最新版として自分で大切に保管し、必要に応じて再印刷できるようにしておく
✅ 氏名・日付・署名などを記載することで、オリジナルであることを示せる
職務経歴書の原本は、あなたの経歴を証明する大切な書類です。提出先に合わせて丁寧に整え、信頼感と誠実さを伝えるツールとして、正しく活用していきましょう。