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職務経歴書の「概要」の正しい書き方とは?|第一印象を左右する重要パートを徹底解説

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職務経歴書の「概要」とは?なぜ必要なのか

職務経歴書の冒頭に記載される「概要」は、採用担当者が最初に目にする重要なパートです。

多くの応募者がこの部分を「ただの前置き」と考えがちですが、実はこの概要欄の書き方次第で“読み続けてもらえるかどうか”が決まると言っても過言ではありません。

▶ 職務経歴書の概要とは?

「概要」とは、これまでの職務経験を2〜5行程度に要約した自己紹介的な文章で、職務経歴全体のサマリー(要約)です。採用担当者にとっては、あなたの経歴やスキル、強みをざっくり把握するための「導入部分」となります。


概要欄に書くべき3つの要素

職務経歴書の概要には、以下の3つのポイントを盛り込むのが基本です。

① 経験年数・業種・職種

まずは、自分がどの業界で、どんな職種を、何年くらい経験してきたかを簡潔に記載します。

例:

営業職としてIT業界で8年間勤務し、主に法人向け提案営業を担当。

② 業務範囲・得意分野・強み

次に、自分の担当領域や得意分野、どんなスキルを持っているかをアピールします。

例:

新規開拓・既存顧客の深耕営業を通じて売上拡大に貢献。課題ヒアリングから提案・クロージングまで一貫して対応。

③ 実績や成果(数字があるとより効果的)

最後に、職務経歴の中でどんな成果を上げたのかを数字や実績で示すと、具体性が増し印象に残ります。

例:

直近2年間は目標売上を120%以上達成。社内表彰も複数回受賞。


【職種別】概要の書き方例

◼ 営業職の場合

IT業界にて法人営業を8年間担当。新規開拓・既存取引先の提案営業を行い、顧客ニーズに応じたソリューション提案を実施。全社営業表彰を3回受賞するなど、継続的に成果を上げてきました。


◼ 事務職・バックオフィス系

一般事務・営業事務職として5年の実務経験を有し、受発注処理・データ入力・スケジュール管理を中心に担当。Excelや社内システムを活用した業務効率化にも貢献。


◼ エンジニア職(IT)

Webアプリケーション開発エンジニアとして、Java・Spring Bootを中心に7年間の開発経験あり。要件定義から設計・実装・テスト・運用まで幅広く対応し、PMとしても複数プロジェクトを牽引。


◼ 接客・販売職

アパレル業界での接客・販売経験が6年あり、店舗運営・在庫管理・新人指導など多岐にわたる業務を経験。月間売上1位を複数回獲得し、顧客リピート率向上にも貢献しました。


書き方のコツと注意点

✅ 簡潔かつ具体的に

→ ダラダラ長い文章はNG。「誰が読んでも理解できる」平易な表現で要約しましょう。

✅ 自己PRではなく「経歴の要約」であることを意識

→ 「私の強みは~」といった自己アピール文ではなく、“事実のまとめ”に徹することがポイント。

✅ 数字・成果があると説得力が高まる

→ 売上高、件数、達成率、チーム規模など、客観的に評価できる要素を入れましょう。

✅ 応募企業に合わせて概要を調整

→ 応募先が求めているスキル・経験とマッチするよう、一文レベルでの調整が効果的です。


よくあるNGな概要の書き方

❌ 抽象的で内容がない

営業職としていろいろな経験をしてきました。これまでの経験を活かして御社に貢献したいと考えています。

→ 何をやってきたのかが伝わらず、印象に残りません。


❌ 自己PRに寄りすぎている

私は責任感が強く、どんな困難にも立ち向かえる性格です。チームでの協力を大切にしています。

→ 職務経歴の概要ではなく、自己PR文になってしまっている。


まとめ|「概要」は職務経歴書の顔。短くても戦略的に書く

✅ 職務経歴の概要は、あなたの経歴・スキル・実績を簡潔にまとめるパート
✅ 経験年数+職種+強み+成果で構成するのが基本
✅ 採用担当者が“続きを読みたくなる”導入文を目指す
✅ 数字と具体性を意識し、職種に応じて内容を調整

職務経歴書の概要は、たった数行でも**「第一印象を大きく左右する勝負ポイント」**です。自分の経験やスキルを客観的かつ戦略的にまとめ、書類選考の通過率アップを目指しましょう。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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