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調理師の職務経歴書の書き方|経験・スキル・実績を正しく伝えるコツと記載例

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調理師として新たな職場にチャレンジする際、採用担当者に自分の経験や強みを伝えるために欠かせないのが「職務経歴書」です。調理師は「現場仕事」のイメージが強い職種ですが、実は経歴や技術を正確に“文章で伝える”力が、書類選考通過の鍵となります。

本記事では、「職務経歴書 調理師」というテーマに沿って、調理師の方が職務経歴書を作成する際のポイント、具体的な記載例、アピールすべきスキルや実績などを詳しく解説します。


調理師の職務経歴書で企業が見ているポイント

調理師の職務経歴書では、以下のような点が採用担当者に注目されます。

  • どんな業態店舗形態(ホテル、レストラン、病院、学校給食、居酒屋など)で働いていたか
  • 調理のジャンル(和食・洋食・中華・製菓など)や専門性
  • ポジション・役割(調理補助・セクションリーダー・料理長など)
  • 仕込み、盛り付け、衛生管理などの具体的な業務内容
  • 人材育成、原価管理などのマネジメント経験の有無
  • 店舗規模や提供数など、数字を用いた実績

つまり、「何を」「どこで」「どのように」経験してきたかを具体的かつ簡潔に記載することが、評価のポイントとなります。


調理師が職務経歴書に書くべき主な内容

  1. 職務要約
    → 全体のキャリア概要(何年調理師として勤務し、どんな環境で経験を積んできたか)
  2. 職務経歴(店舗ごと)
    → 在籍期間・店舗名・業態・業務内容・ポジション・実績
  3. 取得資格・スキル
    → 調理師免許、食品衛生責任者、栄養士資格、衛生管理知識など
  4. 自己PR
    → 得意な調理分野、コミュニケーション力、チームマネジメント力など

調理師の職務経歴書|記載例(フォーマット)

【職務要約】

調理師として約10年の実務経験があり、主に和食・創作料理を中心とした居酒屋およびホテルレストランにて勤務してきました。食材の仕入れから仕込み、調理、盛り付けに至るまで一連の業務を担当し、調理現場のチームリーダーとして新人教育にも従事。衛生管理にも注力し、安全かつ高品質な料理提供を常に心がけてまいりました。


【職務経歴】

■ 株式会社〇〇〇〇(勤務先名)
在籍期間:2019年4月 ~ 2024年3月
業態:和風居酒屋チェーン(座席数80席)
職種:調理スタッフ(副料理長)

【担当業務】

  • 日替わりメニューの開発・調理業務
  • 刺身・焼き物・揚げ物など各セクションの調理
  • 食材発注および原価管理
  • 厨房内の衛生管理と清掃指導
  • パート・新人スタッフの指導・教育

【実績】

  • 月平均500名以上の来店客に対応し、クレームゼロを達成
  • 週替わりメニュー導入で売上前年比112%アップを実現
  • 衛生点検において全項目で満点評価を獲得(2023年度)

■ ホテルレストラン△△(フレンチダイニング)
在籍期間:2015年6月 ~ 2019年3月
職種:調理スタッフ(冷菜担当 → 温菜担当)

【担当業務】

  • アミューズ、前菜、メインディッシュの調理
  • 食材仕込み、火入れ、ソース作り
  • 仕入れ業者との連携と発注業務
  • 予約メニュー対応およびアレルギー対応の調整

【実績】

  • 結婚式・パーティ料理の進行サポートを経験(最大80名規模)
  • 自家製ソースのレシピが店舗メニューに正式採用

【保有資格】

  • 調理師免許(2014年取得)
  • 食品衛生責任者(2015年登録)
  • 防火管理者(2020年取得)

【自己PR】

接客担当や店長とも密に連携を取りながら、チームワークを大切にした調理現場を心がけてきました。スピードと正確さを両立したオペレーションが得意で、繁忙期のピーク時間にも柔軟に対応できます。また、新人スタッフの育成経験もあり、マニュアル作成や実地指導によって調理レベルの底上げにも貢献してまいりました。今後は料理長として現場をまとめながら、新たなメニュー開発や経営面にも携わっていきたいと考えております。


調理師の職務経歴書作成で気をつけるポイント

  • 数字や実績で具体性を持たせる
    「月間売上」「来店人数」「提供数」「リピート率」など、数値は信頼性を高めます。
  • 衛生管理の経験もアピールポイントになる
    厨房業務では、衛生面の意識の高さも採用判断の基準になります。
  • 得意料理・ジャンルを明記する
    応募先の料理ジャンルとマッチしていることを明確に示すと有利になります。
  • マネジメント・教育経験はプラス評価
    調理の腕前だけでなく、人を育てる力現場を動かす力も高く評価されます。

まとめ|調理師の職務経歴書は「料理+人+成果」を伝える書類

調理師としての経験は、実務の現場に根ざしているからこそ、職務経歴書では数字や具体例、エピソードを交えて「見える形」にすることが重要です。

「どんな料理を、どう作っていたのか」「何にこだわり、どう工夫していたのか」——このような情報を丁寧に伝えることで、あなたの技術力や人間性が読み手に伝わり、次の職場でも「一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まります。

採用担当者に伝わる「魅せる職務経歴書」を通じて、調理師としての次のキャリアをより確かなものにしていきましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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