職務経歴書におけるブランク期間の書き方|伝え方次第で印象が変わる!前向きに見せるコツと記載例
ブランク(空白期間)がある人必見!職務経歴書で好印象につなげる伝え方とは?
転職活動で職務経歴書を作成する際、「仕事をしていなかった時期(=ブランク)」があると、どう書けばよいか悩む方は多いのではないでしょうか。
✅ ブランク期間は書かないとダメ?
✅ どこに、どうやって書けばいい?
✅ マイナスに見られないようにするには?
実は、**職務経歴書においてブランク期間は「正しく説明すればデメリットにはならない」**のです。むしろ、丁寧に記載することで誠実さや前向きな姿勢をアピールでき、好印象につながることもあります。
この記事では、職務経歴書におけるブランクの書き方、記載例、注意点、職種や状況別のポイントを詳しく解説します。
そもそも職務経歴書にブランク期間は書くべき?
答えは「はい」です。
職務経歴書は、応募者の経歴を時系列で記す文書です。前職の退職から現時点までの間に空白があれば、面接官は必ず気にします。
それを説明せずに放置すると、「なぜ書いていないのか?」「何か隠しているのでは?」とマイナス印象になる可能性も。
一方で、簡潔かつ前向きに記載されていれば、納得感を与えることができ、信頼性が高まります。
職務経歴書でのブランク期間の書き方【基本ルール】
✅ 書く場所は「職務経歴欄」の該当期間に入れる
ブランクの期間は、経歴の時系列に沿って記載しましょう。退職後の年月とともに、簡潔に理由と過ごし方を補足する形式が基本です。
【例1】病気療養の場合の記載例
2021年4月 ~ 2022年9月:療養のため就業せず
持病の治療および療養に専念。現在は完治し、就業に支障はありません。
【例2】育児のためのブランク
2020年5月 ~ 2023年3月:出産・育児のため離職
出産と育児に伴い退職し、子育てに専念。現在は保育環境が整い、フルタイム勤務が可能な状況です。
【例3】資格取得を目的とした離職
2022年1月 ~ 2022年12月:キャリアチェンジに向けた学習期間
未経験分野への転職を目指し、簿記2級・MOSなどの資格取得に向けた学習に集中。現在は取得済みで、即戦力として勤務可能。
【例4】家族の介護のためのブランク
2019年4月 ~ 2020年11月:家族の介護のため離職
家族の介護に専念するため退職。現在は介護体制が整い、再就職が可能な状態です。
【例5】転職活動が長期化した場合
2023年5月 ~ 現在:求職活動中
前職退職後、次のステップに向けて複数の求人に応募しつつ、PCスキルのブラッシュアップや情報収集に取り組んでいます。
ブランク期間の説明で意識したい3つのポイント
ポイント | 内容 |
---|---|
1. 正直に、簡潔に書く | 嘘や曖昧な表現はNG。事実をわかりやすく。 |
2. 「現在は働ける状態」であることを明示 | 体調、家庭、資格など、就業に支障がないことを伝える。 |
3. 期間中の取り組み・学びをアピール | 例:自己学習、ボランティア、家事・育児との両立など。 |
ブランクがある人の職務経歴書【フォーマット例】
【職務経歴】
■ 株式会社〇〇〇〇(2017年4月~2021年3月)
事業内容:〇〇〇(例:医療機器販売)
職種:法人営業
業務内容:〇〇〇(詳細は略)
【実績】
・年間売上目標120%達成(2019年)
・新規取引先15社獲得(年間)
■ 2021年4月~2022年12月:療養のため離職
持病の治療に専念し、現在は完治。医師より就業に支障がないとの診断を受けています。
ブランクがある人の「自己PR」書き方例
◆ 育児ブランク後の復帰希望者の自己PR例
出産・育児によるブランク期間中も、時短での業務サポートや在宅でのPCスキル向上を行ってまいりました。これまでの経験と、育児を通じて培った計画性や柔軟性を活かし、今後は長期的に貢献できる人材として取り組んでまいります。
ブランク期間がある場合の注意点
注意点 | 解説 |
---|---|
空白を隠さない | 書かない方がリスクになる場合がほとんどです。 |
長々と弁明しない | 短く、事実+前向きな姿勢で記載するのが効果的です。 |
ネガティブな表現を避ける | 「○○ができず…」「不安で…」ではなく、今後の意欲を示しましょう。 |
面接で聞かれても同じスタンスで説明 | 職務経歴書と口頭で内容にズレがあるとマイナス評価になります。 |
まとめ|ブランクはマイナスではない。書き方で印象は大きく変わる!
✅ ブランク期間は必ず職務経歴書で明記する
✅ 嘘やごまかしはせず、事実と現在の就業可能な状況をセットで伝える
✅ 自己研鑽や家族支援など、前向きな活動も積極的にアピール
✅ 書き方次第で「誠実さ」「柔軟性」「成長意欲」を示すチャンスになる
ブランクがあること自体は不利ではありません。
大切なのは、それをどう説明し、次にどう活かすか。あなたのこれまでの歩みを信頼感ある形で伝えられるよう、丁寧な職務経歴書を作成しましょう。