【職務経歴書】アルバイト経験の書き方とポイントを徹底解説！

1. はじめに

転職や就職活動をする際、職務経歴書の作成は重要なステップの一つです。「アルバイト経験しかないけれど、職務経歴書に書いても良いの？」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、適切な書き方をすれば、アルバイト経験も立派なアピール材料になります。

特に、長期間の勤務やリーダー経験、業務での成果がある場合、それらをしっかり伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができます。本記事では、アルバイト経験を職務経歴書に記載する方法やポイント、具体的な書き方について詳しく解説します。

2. アルバイト経験を職務経歴書に書くメリット

① 実務経験の証明になる

アルバイトであっても、実際に業務を行っていた経験があることは、採用担当者にとって重要なポイントです。特に、応募職種と関連のある業務を経験している場合は、積極的に記載しましょう。

例：

• 事務職に応募 → データ入力や電話対応のアルバイト経験を記載
• 営業職に応募 → 販売や接客のアルバイト経験を記載

② 継続力・責任感をアピールできる

長期間の勤務経験がある場合、「安定して働ける人物」であることをアピールできます。例えば、「2年以上継続して勤務」と記載することで、仕事への責任感を伝えられます。

③ チームワークやリーダーシップを示せる

アルバイトでリーダー業務や新人教育を担当した経験があれば、それは大きな強みになります。特に、マネジメント経験は企業から高く評価されるため、積極的にアピールしましょう。

④ 業務での成果をアピールできる

売上向上や業務改善の経験があれば、それを具体的に記載することで、評価が高まります。

例：

• おすすめ商品の提案により、月間売上を前年比20%向上
• 業務マニュアルを作成し、新人の研修期間を50%短縮

3. アルバイト経験を職務経歴書に記載するべきケース

① 応募職種と関連するアルバイト経験がある場合

応募する職種に役立つスキルや経験を持っている場合、必ず記載しましょう。

② 長期間勤務していた場合

1年以上の勤務経験があれば、安定して働けることをアピールできます。

③ リーダーや新人教育の経験がある場合

リーダー業務を担当していた場合、管理能力やマネジメントスキルを伝えることができます。

④ 具体的な成果がある場合

業務改善や売上向上の実績がある場合、それを数値とともに記載すると、説得力が増します。

4. アルバイト経験の職務経歴書の書き方

① 職務経歴書の基本フォーマット

職務経歴書には、以下のようなフォーマットを使用します。

職務経歴書

1. 職務概要

職歴の全体的な要約を記載します。

例：
「これまで飲食業や販売業のアルバイトを経験し、接客スキルを磨いてきました。また、アルバイトリーダーとして、新人教育や売上向上の施策にも取り組みました。」

2. 職務経歴

【○○カフェ】（20XX年X月 ～ 20XX年X月）

雇用形態：アルバイト
業務内容：

• カウンター業務（オーダー受付、レジ対応）
• 商品提供、在庫管理
• 新人スタッフの研修担当（年間5名）
• 季節メニューのプロモーション企画を実施し、月間売上を前年比15%向上

【△△コンビニ】（20XX年X月 ～ 20XX年X月）

雇用形態：アルバイト
業務内容：

• レジ対応、商品の品出し・発注管理
• 店舗ディスプレイの改善により、販売促進に貢献
• クレーム対応を通じて、顧客満足度向上

3. スキル・資格

• 接客スキル（顧客対応、クレーム対応）
• PCスキル（Excel, Word, PowerPoint）
• コミュニケーション能力（チームワーク、リーダーシップ）
• マーケティングスキル（SNS運用、販促企画）

5. アルバイト経験を記載する際の注意点

① 「アルバイト」として明確に記載する

職務経歴書では、正社員経験と区別するために「雇用形態：アルバイト」と明記しましょう。

② 実績や成果を数値で示す

「売上向上に貢献しました」ではなく、「おすすめ商品の提案で月間売上を前年比20%向上」のように、具体的な数値を入れることで説得力が増します。

③ 応募する業種に合わせた内容に調整する

例えば、事務職に応募する場合は「PCスキル」や「事務作業の経験」を強調し、接客業に応募する場合は「顧客対応力」や「コミュニケーション能力」をアピールしましょう。

④ 簡潔に、わかりやすく書く

長々と説明するのではなく、簡潔にポイントを押さえて書くことが大切です。

6. まとめ

アルバイト経験でも、適切に記載すれば職務経歴書として十分なアピール材料になります。

✅ 重要なポイント

1. アルバイト経験をしっかりと職務経歴書に記載する
2. 業務内容・実績を明確にし、数値を活用する
3. 応募職種に関連するスキルを強調する
4. リーダー業務や新人教育の経験があれば積極的にアピールする
5. 簡潔かつ読みやすい文章を意識する

職務経歴書を工夫すれば、アルバイト経験のみでも十分に評価され、就職・転職活動を成功させることができます！

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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