【例文付き】職務経歴書で「3社分」の経験を活かす職務要約の書き方|一貫性と強みを伝えるコツ
「職務経歴書に3社分の経験をどうまとめればいい?」「職務要約でごちゃごちゃにならないか不安…」
転職経験が2回以上あり、3社分の職歴がある方は、職務経歴書の冒頭に記載する「職務要約」の書き方に悩むことが多いのではないでしょうか?
職務要約は、採用担当者が最初に目にする部分であり、あなたのキャリアの“全体像”を短く、分かりやすく伝える重要なパートです。3社の経験をただ並べるのではなく、一貫性・成長・応募職種との関連性を意識して書くことが大切です。
この記事では、3社の経験を効果的に伝える職務要約の書き方、構成のポイント、実際に使える例文を紹介します。
✅ 「職務要約」とは?
職務要約とは、職務経歴書の冒頭に記載するあなたのキャリアの要点まとめです。
およそ200〜300文字で、これまでの職務経験・スキル・実績・強みを簡潔に伝えることが目的です。
特に職歴が3社ある場合は、下記のような点を意識しましょう。
🧩 3社分の経験がある人の職務要約|書き方のコツ
1. キャリアの全体像を1文でまとめる
「営業職として3社・計10年の実務経験があります」
「経理・財務職として3社で累計12年の経験を有します」
2. 各社での業務内容・役割を端的に紹介
「1社目では個人営業、2社目で法人提案営業、3社目ではマネジメントも経験」など。
3. 一貫して活かしてきたスキル・姿勢を提示
「課題解決型の提案力」「チームを巻き込む力」「業務改善」など。
4. 応募先との接点を自然に示す
「今後は貴社の〇〇分野でこれまでの経験を活かしたい」などで締めると好印象。
✍️【例文】職種別・職務要約(3社経験者向け)
■ 営業職(3社経験)
営業職として3社・合計10年の経験があります。1社目では個人向けサービスの新規開拓営業、2社目では中小企業向けの法人営業を経験し、現職では営業チームのマネージャーとしてメンバー育成と数値管理を担当しています。3社で培った提案力と調整力を活かし、課題解決型の営業スタイルを確立。今後は、より戦略的な営業活動で貴社の事業拡大に貢献したいと考えております。
■ 経理・財務職(3社経験)
経理・財務部門で3社、累計12年の実務経験があります。1社目では仕訳入力・請求業務を担当し、2社目では月次・年次決算を担当。3社目では資金繰り表の作成や経営層へのレポート提出など、より上流の経理業務を担ってきました。会計ソフトやExcelでの数値分析スキルを活かし、正確かつ効率的な業務推進に努めてきました。今後は貴社の財務管理体制の強化に貢献したいと考えております。
■ ITエンジニア(3社経験)
システムエンジニアとして3社・累計9年の開発経験があります。1社目では受託開発企業で業務アプリの保守・改修を担当し、2社目ではWeb系自社サービスのバックエンド開発、現職では要件定義〜リリースまでフルスタックで対応しています。特に設計フェーズやチーム開発に強みがあり、現場調整や工数管理も得意としています。今後は貴社プロジェクトにおいて、開発力とチーム連携力を活かして貢献したいと考えています。
📌 よくある質問(FAQ)
Q. 3社すべての職務内容を職務要約に入れるべき?
→ 詳細は職務経歴欄に任せて、職務要約では**「全体の流れ」や「主要なポイント」に絞る**のが理想です。冗長にしないことが大切です。
Q. 3社のうち応募職種に関係が薄い経験があるときは?
→ 要約では軽く触れる程度でOK。関係性の強い職歴を中心に構成し、「応募職種とどうつながるか」を明確にすることが重要です。
✅ まとめ|3社の経験は「一貫性と成長」を伝えれば職務要約の武器になる!
- 職務経歴書の職務要約では、キャリアの全体像と強みを簡潔にまとめる
- 3社の職歴を通じた「スキルの蓄積」や「成長のストーリー」を伝える
- 応募先と関連する職務やスキルに焦点を当てて書くと好印象
- 200〜300文字程度に収め、読みやすく・分かりやすい構成にする
3社分の経験は、あなたのキャリアの幅と深さを物語る“財産”です。職務要約でその価値をぎゅっと凝縮し、採用担当者の心をつかむ最初の一文を作りましょう!