【職歴1ヶ月で退職】職務経歴書にどう書く?記載の判断・書き方・印象を悪くしない工夫とは
「入社して1ヶ月で退職…この経歴って職務経歴書に書くべき?」「書いたらマイナスになるのでは?」と悩んでいませんか?
就職・転職後に、「ミスマッチだった」「体調不良」「家庭の事情」など、さまざまな理由で1ヶ月で退職したケースは決して珍しくありません。
しかし、いざ職務経歴書を書く際に、「たった1ヶ月の職歴を書くべきか」「書いたら選考で不利になるのでは」と不安になる方も多いでしょう。
結論から言えば、1ヶ月で退職した職歴は状況に応じて「書く」「書かない」を判断することが可能です。
この記事では、職務経歴書に1ヶ月で退職した経歴を書くべきかどうかの判断基準と、記載する場合の注意点・例文・印象を悪くしないコツを徹底解説します。
✅ 基本方針:1ヶ月で退職した職歴は「原則書くべきだが、状況によって省略も可能」
【書くべきケース】
- 社会保険に加入していた
- 雇用契約が正式に結ばれていた(正社員・契約社員など)
- 在籍期間が履歴書にも残る場合(雇用保険や源泉徴収票に記録あり)
- 書かないと職歴の空白期間が不自然になる場合
【省略が許容されるケース】
- 研修のみで業務実績がない
- 社会保険未加入・雇用契約未締結
- アルバイト・日雇い的な短期就業(職歴として記載義務なし)
- 書かなくても履歴の連続性がある場合(例:前職退職→転職活動→次の就職)
※ただし、履歴書や職務経歴書に記載しなくても、「面接」や「入社時の書類(職歴確認)」でバレることがあります。
最終的には「正直に伝える姿勢」が最も大切です。
書く場合のポイント|1ヶ月で退職しても印象を下げない工夫
① 在籍期間は「年月まで」で正確に記載
【例】2023年5月~2023年6月
月単位で書き、正確な期間を提示しましょう。隠そうとするとかえってマイナスです。
② 退職理由は簡潔に、前向きに
長々と書かず、「前向きな姿勢」で転職を決意したことを伝えるのがポイントです。
OK例:
- 「業務内容が事前説明と大きく異なっていたため」
- 「より専門性を高めるキャリアを選ぶため転職を決意」
- 「家庭の都合によりやむを得ず退職したが、現在は就業可能な状況です」
③ 実務経験が少なくても、学びや気づきを記載
1ヶ月でも、研修や実務の中で得たことがあれば記載しましょう。
短期間であっても「前向きな姿勢」「吸収力」が伝わります。
【記載例】職務経歴書に1ヶ月の職歴を書くフォーマット
■職務経歴(一部抜粋)
株式会社〇〇(2023年5月~2023年6月)
雇用形態:正社員
職種:事務職
【業務内容】
- 社内勤怠管理ソフトの操作研修を受講
- 総務部にて電話応対・来客対応・資料ファイリングなどの補助業務
【退職理由】
入社後、業務内容が当初の説明と異なっていたため、今後のキャリアにとって最適な選択をするべく退職を決意いたしました。
書かない場合の対処法|空白期間をごまかさない
もし1ヶ月の職歴を職務経歴書に記載しない場合でも、空白期間についての説明は必要です。
例(自己PR・備考欄などで):
2023年5月より一時的に就業しておりましたが、事情により早期退職。その後、転職活動の準備および資格学習を行っております。
面接で聞かれた場合の答え方ポイント
1ヶ月での退職理由は、職務経歴書に書いたとしても面接でほぼ必ず聞かれます。
ここでは、言い訳にならず、正直さと前向きさを両立させる回答例を紹介します。
💬 回答例
「短期間ではありましたが、実際の業務と自分のスキルや志向の間に大きなギャップがあることを感じました。そこで、安易に在籍を続けるのではなく、自分が成長できる環境を選ぶために再スタートを決意しました。」
→ ポイントは「責任を他人に押し付けない」「未来志向で語る」ことです。
まとめ|職務経歴書に1ヶ月で退職した職歴を書くなら「正直さ」と「前向きさ」がカギ!
✅ 1ヶ月で退職した職歴も、基本的には正確に書いたほうが安全
✅ 書く場合は、期間・職務内容・退職理由を簡潔かつ前向きに
✅ 実績が少なくても、学びや意欲を伝えることで印象は変えられる
✅ 面接ではネガティブに語らず「なぜ次の仕事に活かせるのか」を主軸に話す
たとえ短期で終わってしまった職歴であっても、それはあなたのキャリアの一部。
正直に、誠実に、そして未来を見据えた姿勢で伝えれば、十分に評価される可能性はあります。