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職務経歴書の「プロフィール(職務要約)」書き方ガイド 採用担当者を惹きつける要約術

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職務経歴書の冒頭に記載する「プロフィール(職務要約)」は、採用担当者が最初に目にする非常に重要な項目です。数多くの応募書類に目を通す採用担当者は、この数行を読んだだけで「詳細を読み進めるか、それとも不採用にするか」を判断することさえあります。

自身のキャリアを端的に伝え、次のステップへと繋げるためには、どのようなプロフィールを作成すればよいのでしょうか。ここでは、職務経歴書におけるプロフィールの役割から、具体的な書き方のポイント、職種別の例文までを詳しく解説します。

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職務経歴書におけるプロフィールの役割と重要性

職務経歴書の冒頭にあるプロフィール欄は、あなたのキャリアの「あらすじ」であり「キャッチコピー」です。映画や小説を選ぶ際、裏表紙のあらすじを読んで興味を持つように、採用担当者もまずはここを読んで、応募者の全体像を把握しようとします。

この数行で「自社が求めている人材かもしれない」と思わせることができれば、その後に続く詳細な経歴や自己PRも好意的に読んでもらえる可能性が高まります。逆に、ここで要領を得ない内容を書いてしまうと、その後の素晴らしい実績も読み飛ばされてしまうリスクがあります。プロフィールは単なる挨拶ではなく、自分を売り込むための最初のプレゼンテーションの場であると認識することが大切です。

採用担当者に響くプロフィールの構成要素

魅力的なプロフィールを作成するためには、漫然と経歴を要約するのではなく、相手が知りたい情報を戦略的に盛り込む必要があります。以下の要素を含めることで、説得力のある文章になります。

まず必要なのは、経験してきた「職務経歴の概略」です。これまでにどのような業界で、どのような職種を、何年経験してきたかを簡潔に述べます。たとえば「IT業界の法人営業を5年間経験」といった具合です。

次に重要なのが「実績と成果」です。これまでのキャリアの中で、どのような成果を上げてきたかを、可能な限り「数字」を用いて示します。売上達成率、管理していた部下の人数、担当したプロジェクトの規模などを記載することで、あなたの実力が客観的に伝わります。

そして最後に、「活かせるスキルと意欲」で締めくくります。これまでの経験で培った強みを、応募先の企業でどう活かせるかに結びつけます。これにより、採用担当者は入社後の活躍イメージを持ちやすくなります。

最適な文字数と読みやすいレイアウト

プロフィールの文字数は、200文字から300文字程度、行数にして3行から5行程度にまとめるのが理想的です。

短すぎると情報不足で熱意が伝わらず、長すぎると読むのに時間がかかり敬遠されてしまいます。A4用紙1枚から2枚に収める職務経歴書の中で、冒頭の掴みとして負担なく読める分量を意識してください。

また、文章は「だ・である」調(常体)でも「です・ます」調(敬体)でも構いませんが、職務経歴書全体で統一することが重要です。一般的には、詳細な経歴部分は「だ・である」調で簡潔に書き、プロフィールや自己PRは「です・ます」調で人柄を伝える書き方が好まれる傾向にあります。

職種別 プロフィールの書き方例文

応募する職種によって、アピールすべきポイントは異なります。いくつかの職種を例に、具体的な書き方を紹介します。

営業職のプロフィール例文

大学卒業後、5年間にわたり食品商社にて法人営業に従事してまいりました。主に大手スーパーマーケットや量販店を担当し、既存顧客への深耕営業に加え、年間10社の新規開拓を行いました。顧客の課題に合わせた提案営業を徹底し、202X年度には部内トップとなる売上目標比120%を達成いたしました。これまでに培った関係構築力と提案力を活かし、貴社の事業拡大に貢献したいと考えております。

事務職のプロフィール例文

新卒で製造メーカーに入社し、7年間営業事務として受発注業務や請求書発行、納期管理を担当いたしました。正確かつスピーディーな事務処理を心がけるとともに、Excelのマクロを活用した業務効率化を提案し、部署全体の残業時間を月平均10時間削減することに成功しました。現在は日商簿記2級を取得し、経理知識の習得にも励んでおります。正確な業務遂行とサポート力を活かし、貴社のバックオフィス業務を支えたいと存じます。

ITエンジニアのプロフィール例文

Webアプリケーション開発のエンジニアとして、要件定義から設計、実装、テストまでの一連の工程を6年間経験いたしました。直近のプロジェクトでは、Javaを用いた金融系システムの開発において、チームリーダーとして5名のメンバーをマネジメントし、スケジュールの遅延なくプロジェクトを完遂させました。技術力だけでなく、顧客との折衝経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、貴社のシステム開発に貢献できると確信しております。

書類選考で損をするNGな書き方

せっかくの実績も、書き方一つで台無しになってしまうことがあります。避けるべき表現についても確認しておきましょう。

よくあるのが、抽象的な表現ばかりを並べてしまうケースです。「様々な業務を経験しました」「一生懸命頑張りました」といった言葉だけでは、具体的なスキルレベルが伝わりません。「様々な」ではなく「経理、人事、総務の業務を」、「一生懸命」ではなく「業務フローを見直し効率化した」といったように、具体的に書くことを心がけてください。

また、職務経歴書に記載する他の項目(職務詳細や自己PR)と内容が重複しすぎているのも良くありません。プロフィールはあくまで「要約」ですので、詳細は本文に譲り、エッセンスだけを抽出するようにします。

応募企業に合わせてカスタマイズする

プロフィールは、一度作成したら使い回すのではなく、応募する企業に合わせて微調整することが大切です。

企業が求めている人物像やスキルに合わせて、強調する実績やキーワードを変えることで、「この人は当社のことをよく理解している」「即戦力になりそうだ」という印象を与えることができます。

職務経歴書のプロフィールは、あなたのキャリアの顔となる部分です。採用担当者の視点に立ち、読みやすく、かつ魅力的な要約を作成することで、書類選考突破の確率は確実に高まります。推敲を重ね、自信を持って提出できるプロフィールを完成させてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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