2025.11.11

職務経歴書における雇用形態の正しい書き方とポイント

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転職活動において職務経歴書を作成する際、過去の雇用形態をどのように記載すべきか迷うことがあります。正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなど、働き方が多様化する中で、ご自身の経歴を正確かつ効果的に伝えるためには、雇用形態の記載が欠かせません。ここでは職務経歴書における雇用形態の書き方とその重要性について解説します。

Contents

雇用形態を明記することの重要性
正社員の経験がある場合の書き方
契約社員の経験がある場合の書き方
派遣社員の経験がある場合の書き方
アルバイトやパートタイムの経験がある場合の書き方
同一企業で雇用形態が変わった場合の記載方法
雇用形態よりも業務内容を充実させる

雇用形態を明記することの重要性

職務経歴書において、雇用形態を正確に記載することは、採用担当者に対する誠実な情報開示であり、信頼関係を築くための第一歩です。採用担当者は、応募者がどのような責任範囲や環境で業務を遂行してきたかを判断する材料として、雇用形態を確認します。もし雇用形態を意図的に隠したり、事実と異なる記載をしたりすると、経歴詐称と見なされるリスクがあります。ご自身のキャリアを正しく評価してもらうためにも、全ての職歴において雇用形態を明記することが基本となります。

正社員の経験がある場合の書き方

これまで正社員として勤務してきた場合、職務経歴書にわざわざ「正社員」と書く必要があるのか疑問に思うかもしれません。一般的に、特に記載がない場合は正社員であると解釈されることが多いですが、より丁寧で誤解のない書類にするためには、社名の横や職務内容の欄に「（正社員）」と明記することをお勧めします。これにより、責任ある立場で業務に従事してきたことが明確に伝わります。

契約社員の経験がある場合の書き方

契約社員として勤務していた場合は、「（契約社員）」と明記します。契約社員は、正社員と同様の業務を任されることも多いため、雇用形態だけでなく、担当した業務内容や責任の範囲を具体的に記述することが重要です。もし契約期間が満了して退職した場合は、退職理由に「契約期間満了により退職」と記載します。また、契約が更新されて長期間勤務していた事実は、勤務態度や能力への評価の証となるため、契約更新の実績も併せて記載すると良いアピールになります。

派遣社員の経験がある場合の書き方

派遣社員の場合は、雇用主である「派遣元」と、実際に勤務した「派遣先」を区別して記載する必要があります。まず、派遣元となる人材派遣会社名を記載し、「登録」または「入社」と記します。その下に、派遣先企業の事業内容や規模、勤務期間を記載し、どのような業務を担当したかを記述します。派遣先企業名は、守秘義務により実名を記載できない場合があるため、「大手通信機器メーカー」のように業界や規模で表現することもあります。退職理由は、派遣期間の終了であれば「派遣期間満了により退職」とします。

アルバイトやパートタイムの経験がある場合の書き方

アルバイトやパートタイムの経験を記載する場合も、「（アルバイト）」や「（パート）」と雇用形態を明記します。正社員経験がない場合や、ブランク期間中の活動を示す場合など、これらの経験も立派な職歴となります。雇用形態に関わらず、リーダー経験や業務改善の提案など、主体的に取り組んだ実績があれば積極的に記載し、即戦力となり得るスキルを持っていることをアピールします。

同一企業で雇用形態が変わった場合の記載方法

同じ会社の中で、アルバイトから契約社員へ、あるいは契約社員から正社員へと雇用形態が変わった経験は、ご自身の能力や勤務態度が評価された結果であり、大きなアピールポイントとなります。この場合は、時系列に沿って「〇年〇月〇〇として入社（アルバイト）」「〇年〇月正社員登用」のように、ステップアップした経緯が分かるように記載します。