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ガソリンスタンド(SS)経験者のための「受かる」職務経歴書の書き方

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ガソリンスタンド(サービスステーション/SS)での勤務経験は、単なる給油作業や洗車だけではありません。接客、販売、安全管理、店舗運営といったビジネスの基礎となる重要な要素が詰まっています。

しかし、いざ職務経歴書を作成するとなると、「ルーチンワークばかりで書くことがない」「アピールポイントが分からない」と悩む方が少なくありません。ここでは、ガソリンスタンドでの経験を魅力的なキャリアとして言語化し、書類選考を通過するための職務経歴書の書き方を解説します。

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ガソリンスタンド経験でアピールすべき3つの強み

採用担当者は、あなたの経験の中から「自社で活かせるスキル」を探しています。ガソリンスタンドの業務は、以下の3つの視点で整理すると、汎用性の高いアピール材料になります。

1. 提案型営業力と数値実績

ガソリンスタンドは、実は営業要素の強い職場です。給油目的で来店した顧客に対し、オイル交換、タイヤ販売、洗車、車検、クレジットカード入会などを提案し、単価アップを図る業務は立派な「提案営業」です。

「タイヤを何本売ったか」「カード獲得数でエリア何位になったか」といった具体的な数字は、営業職や販売職への転職において強力な武器になります。単に「販売をしていました」と書くのではなく、目標達成のためにどのような工夫(声かけのタイミングや商品知識の習得など)をしたかを伝えることが重要です。

2. 多様な顧客への対応力とホスピタリティ

ドライバーの年齢層や属性は幅広く、急いでいる顧客やトラブルを抱えた顧客への対応も求められます。短い滞在時間の中で、的確かつ気持ちの良いサービスを提供する「瞬発力のあるホスピタリティ」は高く評価されます。

また、セルフスタンドの場合は、機械操作に不慣れな高齢者へのサポートや、監視モニターを通じた安全確認など、状況判断能力や観察力がアピールポイントになります。クレーム対応の経験なども、ストレス耐性や問題解決能力の証明として有効です。

3. 安全管理意識と専門資格

危険物を扱う現場での勤務経験は、高い安全意識を持っていることの裏付けになります。事故を未然に防ぐための確認作業や、法令遵守の姿勢は、物流、製造、警備など、安全が最優先される業界で好まれます。

また、「危険物取扱者(乙種第4類)」や「自動車整備士」などの資格は、必ず記載しましょう。これらは知識の証明だけでなく、資格取得に向けて学習できる人物であることのアピールにもなります。

職務経歴書の構成と具体的な記載項目

職務経歴書を作成する際は、採用担当者が現場の様子をイメージできるよう、具体的な情報を盛り込みます。

店舗規模と勤務形態の明記

まずは、どのような環境で働いていたかを示します。

  • 業態: フルサービス か セルフサービス か
  • 規模: 同時給油可能台数(レーン数)、1日の平均来店台数、スタッフ数
  • 取扱商品: 油外商品(タイヤ、バッテリー、オイル、洗車、車検、レンタカーなど)

これらを記載することで、あなたがどれくらいの忙しさの中で業務を回していたかが伝わります。

業務内容はカテゴリ分けして記載する

業務内容は「給油」とひと括りにせず、以下のように分類して記載します。

  • 接客・販売業務: 給油対応、油外商品の提案販売、クレジットカード勧誘、洗車仕上げ、イベント企画
  • 整備・作業業務: オイル・タイヤ交換、パンク修理、車両点検、コーティング施工
  • 店舗運営・管理業務: アルバイトスタッフのシフト管理・教育、在庫管理、発注業務、現金管理、清掃、計量機などの設備点検

【職種別】自己PRと職務経歴の書き方実例

転職を希望する職種によって、強調すべきポイントを変えるのがコツです。

営業・販売職へ転職する場合

「売る力」と「コミュニケーション能力」を最優先でアピールします。

  • 書き方のポイント:個人の販売実績を数字で記載します。「キャンペーン期間中にタイヤを○○本販売し、店舗目標の120%達成に貢献」といった具体的なエピソードを加えます。また、顧客との会話からニーズを引き出し、最適な商品を提案したプロセスを記述することで、単なる押し売りではない営業センスを伝えます。

事務・オフィスワークへ転職する場合

「正確性」「管理能力」「PCスキル」に焦点を当てます。

  • 書き方のポイント:売上データの集計や発注業務、シフト作成などでPCを使用していた経験があれば詳しく書きます。また、金銭管理や在庫管理においてミスなく業務を遂行した実績や、効率化のために業務フローを見直した経験などは、事務職としての適性アピールになります。

自動車・整備業界へ転職する場合

「技術力」と「資格」を前面に出します。

  • 書き方のポイント:自動車整備士の資格がある場合はもちろん、無資格であっても実務として行っていた作業(オイル交換、タイヤ交換、簡単な点検など)を詳細に記載します。また、どのような車種を扱っていたかや、整備におけるスピードや正確性へのこだわりを記述し、即戦力としての期待を持たせます。

マイナス印象を避けるための注意点

ガソリンスタンドでの経験を書く際、表現によってはマイナスに捉えられる可能性があります。以下の点に注意してください。

「元気」だけを売りにしない

「大きな声で挨拶ができる」「体力がある」ことは素晴らしい長所ですが、それだけを強調すると「勢いだけで仕事をする人」と見なされる恐れがあります。挨拶や体力は前提とした上で、「なぜその行動が必要か」を論理的に説明できるビジネススキルを併せてアピールすることが大切です。

アルバイト経験の場合の書き方

アルバイトから正社員を目指す場合、単に「言われたことをやっていた」という受け身の姿勢はNGです。アルバイトリーダーとしての経験や、新人教育を担当した経験、あるいは自発的に店舗の課題を見つけて改善したエピソードなどを盛り込み、「社員同様の責任感を持って働いていた」ことを強調してください。

まとめ

ガソリンスタンドでの業務は、顧客対応、販売、技術、管理と非常に多岐にわたります。毎日繰り返していた業務の一つひとつを分解し、ビジネス用語に変換することで、あなたの職務経歴書は魅力的なものに変わります。

「車が好き」「人が好き」という想いだけでなく、数字に基づいた実績や、具体的な工夫を盛り込むことで、採用担当者に「この人なら当社でも活躍してくれる」と思わせる書類を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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