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職務経歴書の英語スキル欄で書類選考を突破する書き方とアピール術

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英語スキルは資格の点数だけでなく実務での活用レベルを具体的に書く

グローバル化が進む現代のビジネスシーンにおいて、英語スキルは多くの企業で求められる重要な能力です。転職活動の職務経歴書において、英語力を効果的にアピールすることは、書類選考を突破するための強力な武器となります。しかし、単に英検2級やTOEIC700点といった資格名と点数を羅列するだけでは、採用担当者にあなたの本当の実力は伝わりません。企業が知りたいのは、テストの点数そのものではなく、その英語力を使って実際の業務で何ができるかという実務能力です。

そのため、英語スキルを記載する際には、資格のスコアに加えて、具体的な使用頻度や使用場面を文章で補足することが重要です。例えば、メールでの読み書きが中心なのか、電話会議での折衝が可能なのか、あるいは海外出張で現地スタッフと連携できるレベルなのかを明記します。読む、書く、聞く、話すの4技能のうち、どこに強みがあるのかを具体的に示すことで、採用担当者は入社後の配属先や任せられる業務範囲を具体的にイメージできるようになります。資格はあくまで客観的な指標の一つと捉え、実務での運用能力をアピールすることに主眼を置いて作成してください。

英語力のレベルを表すビジネスレベルや日常会話レベルの目安と書き方

職務経歴書で英語力を表現する際によく使われるのが、ネイティブレベル、ビジネスレベル、日常会話レベルといった言葉です。これらの表現には明確な定義がないため、応募者と採用企業の間で認識のズレが生じやすいポイントでもあります。誤解を防ぎ、正しく実力を伝えるためには、これらの言葉に具体的な説明を添えることが大切です。

ネイティブレベルと記載する場合は、英語圏での長期滞在経験や、母国語と同様に議論や交渉ができるレベルが求められます。帰国子女であることや、海外の大学を卒業しているなどの背景があれば説得力が増します。ビジネスレベルとする場合は、業務において支障なくコミュニケーションが取れ、専門用語を用いた折衝やプレゼンテーションが可能であることを示します。TOEICスコアで言えば800点以上が目安となることが多いですが、点数よりも実務経験の有無が重視されます。日常会話レベルとする場合は、身振り手振りを交えて意思疎通ができる、あるいは辞書を引きながらメールのやり取りができるといったレベルを指します。自身のスキルを過大評価も過小評価もせず、具体的なエピソードを交えて正確なレベル感を伝えてください。

資格欄だけでなく職務経歴詳細や自己PRと連動させて説得力を高める

英語スキルをアピールする場所は、職務経歴書のスキル欄や資格欄だけではありません。職務経歴の詳細記述や自己PR欄と連動させることで、より説得力のあるアピールが可能になります。職務経歴の各プロジェクトや担当業務の説明文の中で、英語を使用した具体的なシチュエーションを盛り込みます。

例えば、海外支社との定例会議(英語)に参加し、議事録作成および進捗報告を担当しましたや、海外クライアントからの問い合わせに対し、英文メールおよび電話にて一次対応を行いましたといった記述です。このように業務の流れの中で英語がどのように使われていたかを示すことで、単なる知識ではなく、ツールとして英語を使いこなしていることを証明できます。自己PR欄では、英語学習を継続している姿勢や、異文化理解への柔軟性などをアピールし、グローバルな環境で活躍したいという熱意を伝えます。

実務経験がない場合や点数が低い場合の学習意欲のアピール方法

現時点では英語を使った実務経験がない場合や、TOEICのスコアが平均的である場合でも、英語力をアピールすることは可能です。特に未経験の職種やポテンシャル採用においては、現在のスキル以上に、これから学ぼうとする意欲や姿勢が評価されます。

点数が低い場合は、現在TOEIC800点取得を目指してスクールに通学中ですや、毎日オンライン英会話を受講し、スピーキング能力の向上に努めていますといった具体的な学習プロセスを記載します。また、業務外であっても、海外ニュースを情報収集に活用していることや、ボランティア活動で外国人の対応をした経験などがあれば、英語に対する抵抗感がなく、積極的に関わろうとする姿勢を示す材料になります。謙虚に現状を伝えつつ、入社後も自己研鑽を続けてレベルアップしていく意思があることを強調してください。

職種別に見る英語スキルの具体的な記載例とアピールポイント

応募する職種によって、求められる英語スキルの種類は異なります。それぞれの職種に合わせて、アピールすべきポイントを整理して記載します。

事務・アシスタント職の場合

読み書きの正確性とスピードが重視されます。英文メールでのコレポン(対応)、契約書や仕様書の翻訳補助、海外拠点とのスケジュール調整などの経験を具体的に記載します。TOEICのスコアは基礎能力の証明として有効です。

営業・接客職の場合

対面や電話でのコミュニケーション能力が重視されます。海外顧客へのプレゼンテーション経験、展示会での通訳業務、外国人観光客への接客対応などを記載します。多少の文法ミスよりも、相手の意図を汲み取り、こちらの意思を伝える度胸や交渉力が評価されます。

エンジニア・技術職の場合

最新の技術情報を英語のドキュメントから収集するリーディング能力が重視されます。英語の技術書やマニュアルを読解し業務に活かしていることや、海外のフォーラムで情報収集を行っていることを記載します。オフショア開発などで海外エンジニアと連携した経験があれば、大きなアピールポイントになります。

英文レジュメの提出が必要なケースと日本語職務経歴書との使い分け

外資系企業や、日系企業でもグローバル展開が進んでいる部署への応募では、日本語の職務経歴書に加えて、英文レジュメ(CVまたはResume)の提出を求められることがあります。この場合、日本語の書類を単に翻訳するのではなく、英語圏のビジネス習慣に合わせたフォーマットで作成する必要があります。

英文レジュメでは、動詞から始まる簡潔な箇条書きで実績を強調し、具体的な数値を用いて成果を示すことが好まれます。日本語の職務経歴書では丁寧なプロセスや協調性をアピールし、英文レジュメでは個人の成果とスキルをダイレクトにアピールするというように、それぞれの書類の特性に合わせて内容を最適化することが、書類選考を突破するための高度なテクニックです。提出が求められていない場合でも、自身の英語力を証明するために自主的に英文レジュメを添付することも、意欲のアピールとして有効な場合があります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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