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職務経歴書に「アルバイト」経験は書くべき? 転職で強みに変える書き方

keireki0530
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転職(中途採用)と「アルバイト」経験

転職活動(中途採用)で「職務経歴書」を作成する際、正社員としての経験だけでなく、過去の「アルバイト」や「パート」の経験をどう扱うべきか、悩む方は少なくありません。「正社員経験ではないから書かない方が良いのでは」「書いてもアピールになるのか」といった不安は当然のことです。

しかし、結論から言いますと、アルバイト経験も、書き方次第であなたの「強み」や「熱意」を伝える立派な「職務経歴」となります。

採用担当者は、雇用形態(正社員かアルバイトか)だけであなたを判断するのではありません。その経験を通じて「何を学び」「どのようなスキルを身につけ」「どう成果を出してきたか」という「中身」を知りたがっています。ここでは、アルバイト経験を職務経歴書で効果的にアピールするための、正しい書き方を解説します。

職務経歴書に「アルバイト」経験を書くべきケース

すべてのアルバイト経験を書く必要はありません。しかし、以下のケースに該当する場合は、積極的に記載すべきです。

1. 応募する「職務内容」と関連性が高い場合

これが最も強力なアピールとなるケースです。たとえ雇用形態がアルバイトであっても、応募先の業務(例:事務職、販売職、ITエンジニア職)と「同じ、あるいは類似の経験」をしているならば、それはあなたが「即戦力」であることの何よりの証拠(あかし)となります。

2. 職歴の「空白期間(ブランク)」を説明したい場合

採用担当者が履歴書・職務経歴書で最も気にするのは、「説明のつかない空白期間(ブランク)」です。

例えば、正社員の職を離れていた期間に、アルバイトに従事していた事実を記載することで、「何もしていなかった」のではなく、「社会と関わり、労働に従事していた」という誠実な姿勢を示すことができます。

3. 正社員経験がなく、アルバイト経験でアピールするしかない場合

フリーターの方など、正社員としての職務経験がない場合は、アルバイト経験こそが、あなたの「職務能力」と「働く姿勢」をアピールするための唯一の材料です。この経験を詳細に書かなければ、採用担当者はあなたの実力を何も判断できません。

アルバイト経験を「強み」に変える、書き方のコツ

職務経歴書でアルバイト経験を書く際、最もやってはいけないのが「事実の羅列(られつ)」で終わらせることです。

NGな書き方(事実の羅列)

(NG例)

  • 「〇〇(店名)にて、レジ業務と品出しを担当」
  • 「〇〇(会社名)にて、データ入力のアルバイトに従事」

これだけでは、あなたが「何をできるのか」が全く伝わりません。

OKな書き方:「工夫」「実績」「スキル」をアピールする

採用担当者が知りたいのは、「作業内容」ではなく、その仕事に対するあなたの「主体性」です。

1. 「工夫した点」や「主体的な行動」を書く

「指示されたこと」だけではなく、「自分で考えて行動したこと」を記載します。

(例)「新人スタッフの教育担当として、業務マニュアルの改訂を提案・実行し、教育期間を〇日短縮しました」

(例)「お客様からの〇〇という声に基づき、商品の陳列方法の変更を店長に提案し、〇〇(商品)の売上向上に貢献しました」

2. 「実績」を「数字」で示す

可能であれば、「売上〇%アップ」「ミス率〇%削減」「〇名の新人教育」といった「数字」を入れることで、あなたのアピールの客観性と信頼性が飛躍的に高まります。

3. 「得たスキル」を「翻訳」する

その経験を通じて得たスキルを、応募先の仕事でも活かせる「ビジネススキル」に「翻訳」します。

(例:「接客」→「多様な年代の顧客に対するコミュニケーション能力」)

(例:「データ入力」→「迅速かつ正確な事務処理能力(PCスキル)」)

【例文】職務経歴書への具体的な書き方

職務経歴書には、雇用形態が「アルバイト(または、パートタイマー)」であったことを明記した上で、上記のアピールポイントを記載します。

記載例1:飲食店のアルバイト経験(→営業職などに応募)

  • 勤務先:株式会社〇〇(カフェ△△) (アルバイトとして)
  • 期間:2022年4月 ~ 2024年10月
  • 業務内容:ホールスタッフとして、接客、レジ業務、バリスタ業務を担当。
  • アピールポイント(工夫・実績)
    • 常連のお客様の顔と好みを記憶し、先読みしたサービスを心がけた結果、店舗の顧客満足度アンケートで「接客部門1位」を獲得(〇ヶ月連続)。
    • 新人スタッフ(5名)のOJT(新人指導)を担当。
    • (得たスキル):高いコミュニケーション能力、クレームへの柔軟な対応力、指導力。

記載例2:事務のアルバイト経験(→事務職に応募)

  • 勤務先:株式会社□□ (アルバイトとして)
  • 期間:2023年5月 ~ 現在
  • 業務内容:営業部のアシスタントとして、データ入力、請求書発行、電話応対に従事。
  • アピールポイント(工夫・実績)
    • 月間〇〇件のデータ入力を、常にミスなく、期限内に処理する「正確性」と「スピード」を徹底。
    • 従来の入力フォーマットの非効率な点(二重入力)を発見し、Excel関数の活用を提案。作業時間を月間〇時間削減することに貢献。
    • (得たスキル):正確な事務処理能力、PCスキル(Excel:VLOOKUP関数、ピボットテーブル)、業務改善の視点。

(補足)正社員経験と混在させる場合の書き方

もし、正社員としての職歴が主であり、アルバイト経験は「ブランク期間の説明」や「補足」として記載する場合は、正社員の職歴を詳細に書いた後、時系列に沿って「その他の経歴」として簡潔に記載します。

結論。アルバイトも「経験」。書き方次第で強力な武器になる

職務経歴書において、「アルバイトだから」と謙遜(けんそん)したり、記載をためらったりする必要は全くありません。

大切なのは、その経験から何を学び、どのような「主体的な行動」を起こし、どんな「スキル」を身につけたかです。

あなたの「工夫」や「貢献」を具体的な言葉でアピールできれば、アルバイト経験は、正社員経験にも劣らない、あなたの強力な武器となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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