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転職活動の履歴書。「力を注いだこと」で何を伝えるべきか

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転職活動における履歴書と「力を注いだこと」

転職活動において履歴書を作成する際、テンプレート(雛形)によっては「学生時代に力を注いだこと」や、それに類する項目(例。「学業以外で力を注いだこと」)が設けられている場合がございます。また、自己PR欄に何を書くべきか悩んだ際、新卒の就職活動時と同様に、学生時代の体験をアピールしようと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、キャリア(職務経歴)を持つ転職活動においては、採用担当者が知りたい「力を注いだこと」は、新卒採用時とは大きく異なります。

採用担当者が知りたいのは「職務経験」で力を注いだこと

転職活動の採用選考において、採用担当者が最も重視しているのは、応募者がこれまでに培ってきた「実務経験」や「スキル」、そして「実績」であります。学生時代の体験がどれほど素晴らしいものであったとしても、それから数年間(あるいは十数年間)の社会人経験を経た今、採用担当者が知りたいのは、「社会人として、仕事において何を考え、どのようなことに力を注いできたのか」という点であります。

したがって、転職活動の履歴書(特に自己PR欄など)でアピールすべき「力を注いだこと」は、原則として「直近の職務経験」から引用する必要がございます。

職務経験における「力を注いだこと」の書き方(自己PR欄など)

履歴書の自己PR欄などを活用し、自身の「力を注いだこと」をアピールする際は、その体験が応募先企業での業務にどのように活かせるのか、その「再現性」や「貢献イメージ」と結びつけて記載することが重要であります。

まず、「私が力を注いだことは〇〇です」と結論を提示するよりも、「私の強みは〇〇です」といった形で、その体験から得た「強み(スキル・スタンス)」を明確にします。次に、その強みを裏付ける具体的なエピソードとして、前職(現職)の業務において、「どのような課題(目標)に対し」「どのような工夫(努力)をして力を注ぎ」「どのような成果(結果)を出したのか」というプロセスを簡潔に述べます。最後に、その強みを活かして、応募先企業でどのように貢献できるのかを伝えます。

学生時代のエピソードが例外的に有効なケース

ただし、転職活動においても、学生時代の「力を注いだこと」がアピール材料として例外的に有効となるケースもございます。

一つは、社会人経験がまだ浅い「第二新卒」(おおむね卒業後3年以内)の方で、職務経験だけでは自身のポテンシャル(潜在能力)を伝えきれない場合であります。この場合、学生時代の体験(例。クラブ活動、アルバイトなど)で培った「忍耐力」や「主体性」といった基礎的なスタンスを、職務経験の補足としてアピールすることは有効であります。

もう一つは、応募先企業の事業内容や職務内容と、学生時代の体験(例。スポーツ、専門研究、留学経験など)が、非常に強く、かつ直接的に関連している場合であります。

結論。転職では「仕事」での経験をアピールする

転職活動の履歴書において、採用担当者が評価するのは、学生時代の過去の栄光ではなく、「社会人として、現在までに何を成し遂げてきたか」であります。特別な指定がない限り、「力を注いだこと」としてアピールすべきは、自身の職務経験に基づいた強みと、それを応募先でどう活かしていくかという未来への意欲であります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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