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転職で履歴書の職歴欄に職歴が書ききれない。対処法と書き方

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履歴書の職歴欄に職歴が書ききれない悩み

転職回数が多い、あるいは社内での部署異動や店舗異動の経験が豊富である場合、履歴書を作成する際に、その限られた「職歴欄」のスペースに全ての経歴が書ききれない、という問題に直面することがあります。物理的に書ききれないという問題だけでなく、職歴の多さが採用担当者にマイナスの印象を与えないかという懸念も生じがちです。

履歴書の役割と職務経歴書との違い

まず理解しておくべきは、履歴書と職務経歴書の役割の違いです。履歴書の職歴欄は、応募者が「いつ」「どの会社に」在籍していたのかというキャリアの「概要(事実)」を、時系列で簡潔に示すための項目です。一方、職務経歴書は、その在籍期間中に「具体的にどのような業務を担当し」「どのようなスキルや実績を上げてきたのか」を、採用担当者に詳細に説明し、アピールするための書類です。

職歴を省略(省略しない)するリスク

職歴欄に書ききれないからといって、応募者の判断で一部の職歴(例。在籍期間が短かったもの)を意図的に省略(記載しない)することは、避けるべきです。これは「経歴詐称」とみなされる重大なリスクを伴います。入社手続きの際の社会保険の加入履歴などで省略が発覚した場合、採用担当者との信頼関係は失われ、内定取り消しや懲戒処分の理由となる可能性もあります。原則として、全ての職歴を誠実に記載する必要があります。

対処法(1)職歴欄の記載を簡潔にする

履歴書の職歴欄に書ききれない場合の最も基本的な対処法は、各職歴の記載内容を「必要最低限」にすることです。履歴書の職歴欄には、入社・退職の年月、正式な会社名、そして簡潔な所属部署名(例。「〇〇部 配属」)のみを記載し、具体的な業務内容の説明は省略します。これにより、一行あたりの情報量を減らし、多くの職歴を記載するスペースを確保します。

対処法(2)職務経歴書への誘導

記載内容を簡潔にしてもなお、履歴書の職歴欄に全ての職歴が収まらない場合は、職歴欄の最後や、本人希望欄などに、「詳細は職務経歴書をご参照ください」といった一文を添える方法が有効です。これは、履歴書のスペースの都合上、詳細を書ききれないため、別途提出する職務経歴書の方で詳細を確認してほしい、という採用担当者への明確なメッセージとなります。

対処法(3)職歴欄が多いテンプレートの検討

履歴書のテンプレート(雛形)には、様々な種類があります。JIS規格(日本産業規格)のものに比べ、転職者向けに作られた履歴書テンプレートの中には、職歴欄のスペースが広く取られているものもあります。自身の職歴の多さに合わせて、こうしたテンプレート(雛形)を選ぶことも一つの選択肢です。ただし、それでも書ききれない場合は、前述の対処法と組み合わせることが必要です。

職務経歴書での詳細なアピールが鍵

履歴書の職歴欄で記載を簡潔にした分、その詳細な内容やアピールポイントは、併せて提出する「職務経歴書」の方で、より具体的に、かつ効果的に示すことが不可欠となります。履歴書で書ききれなかった職歴についても、職務経歴書には全て正確に記載し、応募先企業と関連性の高い経験は厚く、そうでない経験は簡潔にするなど、情報の「強弱」をつけてアピールします。

誠実な記載で経験の豊富さを伝える

職歴が履歴書に書ききれないということは、見方を変えれば、それだけ多様な経験を積んできた証でもあります。職歴を無理に省略するのではなく、履歴書と職務経歴書の役割分担を明確にし、採用担当者にとって読みやすく、誠実な応募書類を作成することが、転職成功への鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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