転職活動と履歴書。Mac（マック）でのテンプレート活用法と注意点

転職活動とMac（マック）での履歴書作成

転職活動において、履歴書は応募先企業に自身の基本的なプロフィールを伝えるための必須書類であります。近年、応募書類はPC（パソコン）で作成することが一般的になりましたが、Mac（マック）ユーザーの中には、履歴書のテンプレート（雛形）の選び方や作成方法について悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。Windows（ウィンドウズ）環境で主流のWord（ワード）やExcel（エクセル）が、自身のMac（マック）にはインストールされていない場合、どのように対処すべきか、その方法と注意点について解説します。

Mac（マック）での履歴書作成の主な選択肢

Mac（マック）ユーザーが履歴書を作成する方法は、主に三つあります。一つは、Mac（マック）に標準搭載されているアプリケーション（PagesやNumbers）を活用する方法。二つ目は、Mac（マック）版のMicrosoft Office（WordやExcel）を導入し、一般的なテンプレート（雛形）を使用する方法。そして三つ目は、インターネットブラウザ上で動作するクラウドサービス（例。Googleドキュメント）を活用する方法であります。

Mac（マック）標準アプリ（Pages・Numbers）の活用

Mac（マック）には、Apple社純正のワープロソフト「Pages（ページズ）」や、表計算ソフト「Numbers（ナンバーズ）」が標準で搭載されています（あるいは無料でダウンロード可能です）。インターネット上のテンプレート（雛形）配布サイトの中には、これらPages形式やNumbers形式に対応した履歴書テンプレートを提供している場合もあります。これらのテンプレートを活用すれば、追加のソフトを購入することなく、履歴書を作成することが可能であります。

Word（ワード）やExcel（エクセル）形式のテンプレートの扱い

転職活動で一般的に配布されている履歴書テンプレート（雛形）の多くは、Word（ワード）形式やExcel（エクセル）形式であります。もし、自身のMac（マック）にMicrosoft Office（WordやExcel）がインストールされていれば、これらのテンプレート（雛形）をそのまま使用することができます。また、Mac（マック）標準のPagesやNumbersでもある程度の互換性があり、WordやExcelのファイルを開いて編集すること自体は可能でありますが、その際、元のレイアウト（罫線や文字の位置）が崩れてしまう可能性には注意が必要であります。

OSを問わないクラウドサービス（Googleドキュメント）

Mac（マック）ユーザーにとって、もう一つの有力な選択肢が、Googleドキュメント（スプレッドシート）といった、インターネットブラウザ上で動作するクラウドサービスであります。これらのサービス用の履歴書テンプレート（雛形）も存在し、OS（MacかWindowsか）に関係なく、インターネット環境さえあればどこでも作成・編集できるという利点がございます。

Mac（マック）作成時、最大の注意点。「フォント」と「PDF」

Mac（マック）で履歴書を作成する際、最も注意すべき点は、「フォント（書体）」と「提出時のファイル形式」であります。Mac（マック）に標準搭載されている美しいフォント（例。ヒラギノ）は、応募先企業（特にWindows環境）のPCにはインストールされていない場合がございます。

もし、Mac（マック）特有のフォントを使用したままWord（ワード）やPagesのファイルで提出してしまうと、採用担当者のPCで開いた際に、別のフォントに置き換えられ、レイアウトが大きく崩れて表示されてしまう危険性がございます。

提出は「PDF形式」が必須マナー

こうした環境依存のレイアウト崩れを防ぐため、Mac（マック）で作成した履歴書をデータ（例。Eメール添付やWeb応募）で提出する際は、必ず「PDF形式」に変換（エクスポート）してから送付するのが、現在の転職活動における必須のマナーであります。PDF形式であれば、作成者が意図した通りのレイアウト（見た目）を、どのようなPC環境でも再現することができます。PagesやNumbers、Word for Macなどのアプリケーションには、作成した書類をPDF形式で保存（書き出し）する機能が標準で搭載されています。

結論。Mac（マック）でも作成は可能、提出形式に配慮を

Mac（マック）ユーザーであっても、適切なテンプレート（雛形）を選び、標準ソフトやクラウドサービスを活用することで、問題なく転職活動用の履歴書を作成することは可能であります。重要なのは、自身の環境だけで完結せず、それを受け取る採用担当者（多くはWindows環境）が、ストレスなく閲覧できる形式（＝PDF形式）で提出するという「配慮」を持つことであります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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