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事務職への転職。履歴書の志望動機で採用担当者の心を掴む書き方と例文

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事務職の転職において志望動機が重要な理由

事務職は転職市場において常に人気が高く、有効求人倍率が低い、つまり競争率が激しい職種の一つとして知られています。一般事務、営業事務、経理事務など種類は多岐にわたりますが、多くの応募者の中から選ばれるためには、単に「事務処理ができます」というだけでは不十分です。採用担当者は履歴書の志望動機欄を通じて、応募者が事務職に対してどのような適性を持っているか、自社の業務内容を正しく理解しているか、そして組織の一員として能動的に貢献してくれる人物かどうかを見極めようとしています。ありきたりな定型文ではなく、自身の経験と熱意が伝わる志望動機を作成することが、書類選考通過への大きな鍵となります。

事務職の採用担当者が志望動機で重視する視点

事務職の採用担当者が志望動機を見る際、特に注目しているポイントがいくつかあります。まずは「正確性とスピード」です。事務業務の基本はミスのない正確な処理と効率性にあるため、これらを裏付けるエピソードや性格的な適性が求められます。次に「PCスキル」です。WordやExcelなどの操作スキルは必須であり、どの程度のレベルで使いこなせるかが即戦力の判断基準となります。そして「コミュニケーション能力と協調性」です。事務職は社内の他部署や顧客との調整役を担うことが多いため、円滑な人間関係を築き、周囲をサポートできる能力が重視されます。最後に「なぜその会社の事務職なのか」という点です。どこの会社でも通用する内容ではなく、その会社の事業内容や社風に魅力を感じた具体的な理由が必要です。

説得力を高める志望動機の構成フレームワーク

限られたスペースの中で説得力のある志望動機を書くためには、論理的な構成が役立ちます。基本的には「結論」「根拠」「結び」の3段構成を意識して作成します。

まず書き出しとなる「結論」では、その会社および事務職を志望した理由を簡潔に述べます。企業の魅力や自身のキャリアビジョンと結びつけます。

次に「根拠」として、これまでの職務経験や習得したスキルの中で、事務職として活かせる具体的な強みを記述します。経験者であれば実務実績や改善のエピソードを、未経験者であれば前職で培った汎用的なスキル(ポータブルスキル)やPCスキルの学習状況などを伝えます。

最後の「結び」では、それらの強みを活かして入社後にどのように貢献したいかという意欲を前向きな言葉で締めくくります。

【経験者向け】即戦力と改善意識をアピールする例文

事務職の経験がある場合は、単なる業務の羅列ではなく、どのような工夫をして業務効率化やコスト削減に貢献したかという「プラスアルファ」の価値を伝えます。

例文。「前職では3年間、営業事務として受発注業務や請求書作成を担当しました。正確な処理はもちろんのこと、Excelのマクロを活用して集計業務を自動化し、部署全体の残業時間を月平均10時間削減することに貢献しました。貴社はIT化による業務効率化を推進されていると伺い、私の強みであるPCスキルと業務改善の経験を活かして、営業の方々がコア業務に集中できる環境作りに貢献したいと考え、志望いたしました。」

【未経験者向け】ポータブルスキルと熱意を伝える例文

他職種から未経験で事務職を目指す場合は、前職の経験を事務職で活かせるスキルに変換して伝えます。例えば接客業であれば「臨機応変な対応力」や「コミュニケーション能力」、販売職であれば「数値管理能力」などがアピールポイントになります。

例文。「前職のアパレル販売では、顧客管理や在庫管理業務を通じて、数字を正確に扱うことの重要性と責任感を学びました。また、お客様の要望を先回りして汲み取るコミュニケーション能力には自信があります。貴社の『顧客第一』という理念に共感し、私の強みである相手の立場に立った対応力と、現在取得に向けて勉強中のMOSの知識を活かして、社内外の方々から信頼される事務職として貢献したいと思い志望いたしました。」

事務職の志望動機で避けるべきNG表現

志望動機を作成する際、避けた方が良い表現や姿勢があります。まず「事務職は楽そうだから」「残業が少なそうだから」といった、消極的な理由が見え隠れする内容は厳禁です。事務職も納期に追われたり、突発的な対応を求められたりと、決して楽な仕事ではありません。また「サポート役として支えたい」という言葉は一般的ですが、それだけでは「指示待ち人間」と受け取られるリスクがあります。「主体的に周囲を巻き込んでサポートする」といった能動的な姿勢を示すことが大切です。さらに「勉強させていただきたい」という受け身の表現も、即戦力を求める中途採用の場では好まれません。「自ら学び貢献する」というスタンスで書くことを心がけます。

履歴書と職務経歴書の連携で魅力を最大化する

履歴書の志望動機欄はスペースが限られているため、要点を絞って記載します。書ききれなかった具体的なエピソードや、PCスキルの詳細(使用可能な関数やソフトの種類など)、業務改善の具体的な数値実績などは、職務経歴書の方で詳しく補足します。履歴書で「熱意と概要」を伝え、職務経歴書で「実務能力の証拠」を示すという役割分担を意識し、両方の書類が一貫性を持って自身の事務職としての適性をアピールするように作成することが、書類選考を通過するためのポイントになります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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