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デザイナーの転職。履歴書の書き方とアピールポイント

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デザイナーの転職と履歴書の役割

デザイナーの方が転職活動を行う際、自身のスキルを証明するための最も重要な書類は、具体的な作品をまとめた「ポートフォリオ(作品集)」であります。しかし、それと同時に提出を求められる「履歴書」も、応募者の基本的なプロフィールや人柄、そしてキャリアの概要を伝えるための、不可欠な応募書類であります。採用担当者(アートディレクターや人事担当)は、履歴書を通じて、応募者がどのような人物であるのか、基本的なビジネスマナーや誠実さを備えているか、そしてどのような環境で経験を積んできたのかを最初に確認します。

履歴書作成の基本と写真のポイント

履歴書の上部に記載する日付(提出日)、氏名、連絡先といった基本情報は、省略せず正確に記載することが大前提であります。特に、証明写真は応募者の第一印象を大きく左右します。デザイナーというクリエイティブな職種であっても、履歴書は公的な応募書類でありますので、清潔感のあるビジネススーツや、それに準ずるジャケットスタイルが基本となります。奇抜な服装や髪型は避け、自身の「センス」よりも「信頼感」や「誠実さ」が伝わる写真を用意することが重要であります。

学歴・職歴欄。デザイン経験の概要

学歴欄は、高等学校卒業から、あるいはデザインに関連する最終学歴(美術大学、デザイン専門学校など)から、学校名・学部・学科名を正式名称で正確に記載します。

職歴欄は、これまでのキャリアの概要を示す項目であります。これまでに勤務した会社名(制作会社、事業会社のデザイン部門など)を、入社・退職の年月と共に時系列で正確に記載します。その際、採用担当者が概要を把握できるよう、「(グラフィックデザイナーとして〇〇(媒体)のデザインに従事)」や「(Webデザイナーとして〇〇(業界)のサイト制作を担当)」といった形で、自身の主な役割や専門分野を簡潔に補足することも有効であります。

デザイナーの転職で重要な「資格欄」

デザイナーの転職において、履歴書の「資格欄」は、自身の専門知識やスキルを客観的に証明するための項目となります。例えば、「アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)」(旧ACA)や、「色彩検定(〇級)」、「カラーコーディネーター検定試験(〇級)」といったデザイン関連の資格は、自身の知識レベルを示す上で有効であります。また、Webデザイナーであれば「ウェブデザイン技能検定(〇級)」、海外とのやり取りがある企業であれば「TOEIC」といった語学資格もアピールポイントとなります。

熱意と専門性を伝える「志望動機欄」

採用担当者が履歴書の中で特に注目するのが「志望動機」欄であります。なぜ他の多くの制作会社やブランドではなく、その応募先企業を志望するのか、その理由を具体的に記載する必要があります。そのためには、応募先の企業(ブランド)がどのようなデザイン(テイスト、コンセプト)を手掛けているのか、そのデザイン哲学や事業内容を事前にしっかりと研究することが不可欠であります。自身のこれまでの経験や得意なデザインテイストが、応募先でどのように活かせると考えているのか、その貢献イメージを結びつけて伝えます。

「自己PR」欄。デザインスキル以外の強み

自己PR欄は、職歴欄や資格欄では伝えきれなかった自身の強みをアピールする項目であります。履歴書のスペースは限られているため、自身の強みの「要点」を簡潔に記載します。アピールすべきは、デザインスキル(例。〇〇(ソフト)の操作)だけでなく、デザイナーとしての「スタンス」や「汎用スキル」であります。

例えば、「クライアント(あるいは他部署)の要望を正確にくみ取るヒアリング能力」「デザイナーとエンジニア(あるいは営業)との橋渡し役となった調整能力」「常に新しいデザイントレンドを学ぶ情報収集力」「納期を厳守するスケジュール管理能力」といった強みは、デザインスキルと同様に高く評価されます。

趣味・特技欄。人柄のアピール

趣味・特技欄は、応募者の人柄を伝える補足的な情報となります。デザイナーの場合、例えば「美術館巡り」「写真撮影」「タイポグラフィの収集」といった、自身のデザインセンスや情報収集に関連する趣味を記載することも、面接での会話のきっかけ(アイスブレイク)として有効であります。

履歴書と職務経歴書・ポートフォリオの役割分担

履歴書は、あくまで自身のキャリアの「概要」と「熱意」を伝える書類であります。履歴書に記載した具体的なプロジェクトの詳細、担当した範囲、使用したソフトウェア、そして何よりも自身の「デザイン(作品)」そのものについては、併せて提出する「職務経歴書」や「ポートフォリオ(作品集)」の方で、より詳細かつ具体的にアピールする必要がございます。この三つの書類の役割分担を意識し、一貫性のあるメッセージを伝えることが、書類選考を通過するための鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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