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第二新卒の履歴書作成で書類選考を突破するための書き方と戦略

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第二新卒の履歴書はポテンシャルと社会人基礎力のバランスが鍵になります

学校を卒業してから数年以内に転職活動を行ういわゆる第二新卒の方にとって、履歴書の作成は新卒の就職活動とも、キャリアを積んだ中途採用の転職活動とも異なる難しさがあります。新卒採用では将来性や意欲が最重要視されますが、第二新卒の採用ではそれに加えて、基本的なビジネスマナーや社会人としての基礎力が身についているかが問われます。つまり、学生気分が抜けていることを示しつつ、新しい環境に素直に適応できる柔軟性をアピールすることが、書類選考を突破するための重要な戦略となります。

多くの第二新卒の方が、実務経験が浅いことや短期で離職したことをネガティブに捉えてしまいがちです。しかし企業側は、第二新卒に対して即戦力レベルの高いスキルまでは求めていません。むしろ前の会社の色に染まりきっておらず、教育コストをかけずに育成できる「ポテンシャル人材」として期待しています。履歴書作成においては、この企業側の期待を正しく理解し、経験不足を熱意や学ぶ姿勢でカバーするような構成にすることが求められます。ここでは、第二新卒ならではの強みを最大限に活かす履歴書の作成ポイントについて解説します。

学生時代の話ではなく短くても実務経験を中心に構成する

新卒の就職活動ではサークル活動やアルバイト経験をアピールしていたかもしれませんが、第二新卒の履歴書ではそれらの優先順位は下がります。たとえ半年や一年という短い期間であったとしても、正社員として働いた経験があるならば、その実務経験を中心に履歴書を構成する必要があります。学生時代の話ばかりを書いてしまうと、社会人としての自覚が足りない、過去の栄光にすがっているというマイナスの印象を与えかねません。

職歴欄や自己PR欄では、配属された部署でどのような役割を担ったのか、どのような業務を担当し、どのような工夫をしたのかを具体的に記述します。大きな成果が出ていなくても問題ありません。仕事に対してどのように向き合い、失敗から何を学び、どう改善しようとしたかというプロセスを伝えることが重要です。新入社員研修で学んだことや、身につけたビジネスマナー、PCスキルなども立派なアピール材料になります。短い期間でも濃密に業務に取り組み、吸収してきたという事実を伝えることが、採用担当者の信頼獲得につながります。

経験が浅い分をカバーする履歴書フォーマットの選び方

履歴書には様々なフォーマットがありますが、第二新卒の方が選ぶべきなのは、職歴欄よりも自己PRや志望動機の欄が広く設計されているタイプです。職歴欄がたくさんある履歴書を選んでしまうと、書くことが少なく空白が目立ってしまい、経験不足を強調する結果になってしまいます。逆に、自己PR欄が広いフォーマットであれば、仕事への熱意や入社後のビジョンをたっぷりと書き込むことができ、ポテンシャルの高さを視覚的にアピールできます。

また、JIS規格の履歴書を使用するのが無難ですが、転職者用に特化した履歴書用紙の中には、第二新卒向けのアピール項目が設けられているものもあります。自分の強みが最も伝わりやすいレイアウトを選ぶことが大切です。手書きかパソコン作成かで迷う場合もありますが、現在は効率性と読みやすさからパソコンでの作成が主流です。ITリテラシーがあることを示すためにも、基本的にはパソコンで作成し、誤字脱字のない整った書類を提出することをお勧めします。

短期離職の理由を前向きな志望動機に変換するテクニック

第二新卒の転職活動で最大のハードルとなるのが、前職を短期間で辞めた(または辞める予定である)理由の説明です。採用担当者は、またすぐに辞めてしまうのではないかという懸念を抱いています。この懸念を払拭するためには、退職理由を他責にするのではなく、キャリアアップのための前向きな決断として伝える工夫が必要です。

例えば、残業が多かった、人間関係が悪かったといったネガティブな理由は履歴書には書きません。その代わりに、前職では実現できなかったことがあり、それを御社でなら実現できると考えたという論理構成にします。「前職ではルーチンワークが中心でしたが、より顧客と深く関わり提案型の営業がしたいと考え、御社を志望しました」といったように、過去の不満ではなく未来への希望に焦点を当てます。志望動機の中で、前職での経験を活かしつつ、新しい環境で何を成し遂げたいかを明確に語ることで、短期離職という事実をポジティブなアクションとして印象づけることができます。

自己PRでは素直さと適応能力をアピールする

第二新卒に求められる最大の資質は、新しい環境や業務に対する「適応能力」と、教えられたことを吸収する「素直さ」です。即戦力としてスキルを誇示するよりも、分からないことは素直に質問し、早く戦力になろうとする姿勢を見せるほうが好感を持たれます。自己PR欄では、新しい知識を習得するために行っている努力や、前職で先輩や上司と円滑な関係を築くために心がけていたことなどをエピソードとして盛り込みます。

また、第二新卒採用を行っている企業は、組織の若返りや活性化を期待していることも多いです。そのため、明るさや元気良さ、コミュニケーション能力の高さも重要なアピールポイントになります。証明写真は清潔感のある明るい表情のものを選び、文章全体からも前向きなエネルギーが伝わるように言葉を選びます。完璧な実績を見せる必要はありません。未完成だけれど伸びしろがある、一緒に働いて育ててみたいと思わせるような、謙虚さと意欲のバランスが取れた履歴書を作成することが、第二新卒の書類選考を突破する鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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