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内職経験は履歴書にどう書く?職歴欄の正しい書き方とアピール術

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内職は立派な職歴!空白期間を埋めて信頼につなげる判断基準

転職活動で履歴書を作成する際、過去に行っていた「内職」や現在行っている在宅ワークを職歴欄に書いてもよいのか迷う方は少なくありません。「正式な就職ではないから書いてはいけないのではないか」「書くと逆にマイナスイメージになるのではないか」と不安に思うこともあるでしょう。

結論から申し上げますと、内職であっても継続的に業務を行い、報酬を得ていたのであれば、履歴書に記載しても問題ありません。特に、離職期間(ブランク)が長い場合、何も書いていないと「何もせずに過ごしていた」と判断されてしまうリスクがあります。内職をしていた事実を記載することで、空白期間中も就労意欲を持ち、社会との接点を維持していたことを証明できます。ただし、数日程度の短期的なものや、趣味の延長レベルであれば、職歴欄ではなく「自己PR欄」や「備考欄」に留めるほうが無難なケースもあります。応募先企業の業務に関連するスキル(手先の器用さやPCスキルなど)がある場合は、積極的に記載してアピールにつなげましょう。

「入社」はNG?内職ならではの正しい用語と記載マナー

内職は一般的に、企業と雇用契約を結ぶ「就職」ではなく、業務単位で仕事を請け負う「業務委託(請負)契約」や「家内労働」の形態をとることが多いです。そのため、履歴書に書く際も会社員と同じように「入社」「退社」という言葉を使うのは適切ではありません。

【正しい用語の使い分け】

  • 始める時: 「入社」ではなく**「業務開始」「契約締結」「従事」**などを使います。
  • 辞める時: 「退社」ではなく**「契約期間満了」「業務終了」「一身上の都合により契約終了」**などを使います。

会社名(発注元)を記載する場合は、「株式会社〇〇より内職業務(シール貼り・梱包等)を受託」といった表現にすると、雇用関係ではなく業務委託であることが明確に伝わります。正確な用語を使うことは、ビジネスの契約形態を正しく理解していることの証明にもなり、採用担当者に安心感を与えます。

ケース別・内職の具体的な記入例(データ入力・軽作業など)

実際に職歴欄へ記載する際の具体的な書き方をご紹介します。どのような業務を行っていたかが一目で分かるように書くのがポイントです。

【パターン1:手作業・軽作業系の内職】

平成〇年〇月 株式会社〇〇より部品組み立ての内職業務を受託

       (月間約3,000個の検品・梱包作業を納期厳守で遂行)

令和〇年〇月 一身上の都合により業務終了

【パターン2:データ入力・事務系の在宅ワーク】

平成〇年〇月 個人事業主としてデータ入力業務を開始

       (クラウドソーシングサイト等を通じ、顧客リスト作成業務に従事)

令和〇年〇月 就職活動に専念するため業務終了

このように、単に「内職」と書くだけでなく、カッコ書きや次の行を使って「具体的な業務内容」や「作業量(実績)」を補足すると、実務能力が伝わりやすくなります。

現在も内職を続けている場合の「現在に至る」の書き方

現在も内職を継続中で、その状態で転職活動を行っている場合の書き方です。会社員であれば「現在に至る」と書きますが、内職の場合も同様の表現で構いません。ただし、就職後はどうするのかを明確にしておく配慮が必要です。

【記載例】

平成〇年〇月 株式会社〇〇より内職業務を受託(現在に至る)

       ※採用決定後は速やかに業務を終了し、貴社の業務に専念いたします。

あるいは、副業として続ける意向がある場合は、本人希望記入欄などに「貴社の業務に支障のない範囲で、休日を利用して内職を継続したいと考えております」と正直に記載し、相談するスタンスを取るのが誠実です。採用担当者が懸念する「入社後の業務への支障」を先回りして払拭することが、書類選考突破の鍵となります。

「コツコツ作業」や「納期厳守」を自己PRにつなげるテクニック

内職の経験は、地味に見えるかもしれませんが、ビジネスにおいて重要な資質を証明する材料になります。それは「正確性」「持続力(忍耐力)」「納期意識」の3点です。誰の目も届かない自宅での作業において、自分を律して納期までに正確な成果物を納品し続けることは、高い自己管理能力が必要だからです。

自己PR欄や志望動機欄で、「内職を通じて、単純作業であってもミスなく効率的に進める工夫を重ね、〇年間一度も納期を遅らせたことはありません」とアピールすれば、事務職や製造職、軽作業職などの採用担当者には非常に響きます。また、「在宅での業務を通じて、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の重要性を学びました」と添えれば、コミュニケーション能力の面でも評価されます。内職を単なる小遣い稼ぎとして終わらせず、立派な実務経験として自信を持って伝えてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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