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履歴書の職歴欄における「契約満了」の正しい書き方と好印象なアピール術

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契約期間満了は「一身上の都合」と書かないのが鉄則です

契約社員や派遣社員として働いていた方が転職活動を行う際、履歴書の職歴欄で最も注意すべき点は退職理由の書き方です。正社員の転職で一般的に使われる「一身上の都合により退社」という定型句をそのまま使ってしまう方が多いですが、契約期間が終了して退職した場合には、この表現は適切ではありません。正しくは「契約期間満了により退社」と記載します。

この書き分けが重要な理由は、採用担当者に与える印象が大きく異なるからです。「一身上の都合」と書くと、何か個人的な理由や不満があって自ら辞めたと受け取られますが、「契約期間満了」と書けば、あらかじめ決められた期間を責任を持って勤め上げたというポジティブな実績として評価されます。また、失業給付の受給手続きにおいても、期間満了は会社都合や特定理由離職者として扱われることが多く、自己都合退職よりも有利になるケースがあります。正確な事実を伝えることは、自身のキャリアを守り、信頼を獲得するための第一歩となります。

契約社員における具体的な退職理由の書き方と例文

契約社員として勤務し、契約期間が終了した際の履歴書への書き方はシンプルです。会社名や配属部署を記載した行の下に、退職年月とともに「契約期間満了により退社」と明記します。もし、会社側の経営状況や方針転換により契約が更新されなかった(雇い止め)場合でも、基本的にはこの表現で問題ありません。

さらに詳細を伝えたい場合や、会社都合の側面が強い場合は、「会社規定の契約期間満了により退社」や「部門縮小に伴う契約期間満了により退社」と補足することも可能です。これにより、本人の能力不足等による退職ではないことを明確にできます。ただし、履歴書のスペースは限られているため、あまり長く書きすぎず、簡潔に事実のみを記載するよう心がけます。

派遣社員の場合は「派遣期間満了」と書くのが正確です

派遣社員として働いていた場合、雇用主は派遣元(派遣会社)ですが、実際の業務は派遣先企業で行います。退職理由を書く際は、派遣元との契約が終了したのか、派遣先での業務期間が終了したのかを区別する必要があります。一般的に、派遣先での業務が終了し、次の派遣先が決まらずに退職する場合は、「派遣期間満了により退社」と記載するのが最も正確で分かりやすい表現です。

書き方の例としては、まず「株式会社〇〇(派遣元)より株式会社△△(派遣先)に派遣」と記載し、その退職行に「派遣期間満了により退社」と書きます。これにより、派遣という働き方の特性上、期間が決まっていた業務を最後まで全うしたことが伝わります。派遣社員の場合、契約終了は日常的なことですので、ネガティブに捉える必要は全くありません。むしろ、様々な現場で期間満了まで勤め上げた経験は、環境適応能力や業務遂行能力の高さとして評価されます。

自分の意思で契約更新を断った場合の書き方の判断基準

契約期間が満了するタイミングで、会社側からは更新の打診があったものの、自身の意思(キャリアアップや家庭の事情など)で更新を断って退職した場合はどう書くべきか迷うところです。事実としては「期間満了」ですが、自ら辞める意思を示しているため「一身上の都合」の要素も含んでいます。

この場合、履歴書上では「契約期間満了により退社」と書いても嘘にはなりません。契約期間を全うしたという事実は変わらないからです。ただし、面接で「更新の話はなかったのですか?」と聞かれた際には、「更新のお話はいただきましたが、正社員として長期的に働きたいと考え、転職を決意しました」といったように、前向きな理由で更新しなかった旨を説明できるようにしておくことが重要です。履歴書では「期間満了」として実績をアピールし、面接で詳細を補足するという戦略が有効です。

契約期間途中で退職した場合は「一身上の都合」になります

契約期間満了による退職と明確に区別しなければならないのが、契約期間の途中で退職した場合です。例えば、1年契約のところを半年で辞めた場合などが該当します。この場合は、たとえやむを得ない事情があったとしても「契約期間満了」とは書けません。「一身上の都合により退社」と記載するのが正しいルールです。

契約途中で退職しているにもかかわらず「期間満了」と書いてしまうと、経歴詐称を疑われるだけでなく、採用担当者に「契約を守れない人物」という不信感を与えてしまうリスクがあります。もし、体調不良や家族の介護など、やむを得ない事情があった場合は、「一身上の都合により退社(家族の介護のため)」のように理由を書き添えることで、事情を汲んでもらいやすくなります。

契約満了をネガティブに捉えず責任感の証明としてアピールする

「契約満了」という言葉に対して、「正社員になれなかった」「必要とされなかった」というネガティブなイメージを持つ必要はありません。現代のビジネス環境において、プロジェクト単位や期間を区切った働き方は一般的になっており、期間満了まで勤め上げることは「責任感」と「継続力」の証明になります。

履歴書には堂々と「契約期間満了により退社」と記載し、職務経歴書や自己PR欄では、その限られた期間内でどのような成果を出し、どのように貢献したかを具体的にアピールしてください。「期間が決まっていたからこそ、目標を持って業務に取り組みました」という姿勢を示すことで、採用担当者に対し、次の職場でも期限を守り、確実に成果を出してくれる人材であるという期待を持たせることができます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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