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履歴書の志望動機で「休みが多い」は書いてもいい?好印象を与える言い換えテクニックと例文

keireki0530
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転職先を選ぶ際、年間休日の多さや完全週休2日制といった「休みの多さ」は非常に重要な条件です。プライベートを充実させたい、心身ともに健康に働きたいと願うのは当然のことです。しかし、履歴書の志望動機欄にストレートに「休みが多いから志望しました」と書いてしまうと、採用担当者に「仕事への熱意が低い」「権利ばかり主張する」といったマイナスな印象を与えてしまうリスクがあります。

ここでは、「休みが多い」という本音の理由を、採用担当者が「採用したい」と感じるポジティブな志望動機に変換するテクニックと、そのまま使える具体的な例文について解説します。

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「休みが多い」をそのまま書くと不採用になる理由

採用担当者は志望動機を通じて、「自社で活躍してくれるか」「長く定着してくれるか」を見極めようとしています。その中で「休みが多い」ことだけを強調してしまうと、以下のような懸念を持たれやすくなります。

  • 仕事内容に関心がない: 条件さえ良ければどの会社でもいいと思われてしまう。
  • 働く意欲が低い: 楽をしたい、サボりたいという姿勢に見えてしまう。
  • 権利主張が強そう: 入社後も「有給が取れないなら辞める」など、条件面での不満が出やすい人材だと警戒される。

したがって、休みが多いことはあくまで「働きやすい環境」という事実として捉え、履歴書上ではそれを「仕事の成果につなげるための手段」として表現する必要があります。

「休みが多い」をポジティブな意欲に変換する3つの視点

「休みが多い環境で働きたい」という本音は、視点を変えれば「生産性」や「向上心」と言い換えることができます。以下の3つの視点を使って、好印象な志望動機に変換しましょう。

1. 「メリハリのある働き方」で生産性を高めたい

「休みが多い」を「オンとオフの切り替えができる環境」と言い換えます。しっかり休むことでリフレッシュし、業務時間内は高い集中力を発揮して成果を出したいという「生産性への意識の高さ」をアピールします。

2. 「自己研鑽」の時間に充ててスキルアップしたい

休日を単なる休息ではなく、資格取得や勉強の時間として活用したいと伝えます。会社の業務に役立つスキルを磨くために時間を使いたいという「向上心」は、企業にとって大きなメリットとなります。

3. 「長く安定して働きたい」という定着意欲

無理なく働ける環境だからこそ、腰を据えて長く勤め、長期的に会社に貢献したいという「定着性」をアピールします。特に離職率を気にしている企業にとっては、長く働く覚悟がある人材は魅力的です。

【状況別】「休みが多い」を活かした志望動機 例文集

1. メリハリをつけて効率的に働きたい場合(営業・事務など)

ワークライフバランスを重視する企業の姿勢に共感し、効率化への意欲を伝えます。

例文

貴社の「業務効率化を推進し、社員のワークライフバランスを大切にする」という方針に強く惹かれ、志望いたしました。前職では長時間労働が常態化しておりましたが、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮することこそがプロフェッショナルであると考えております。貴社のようなメリハリのある環境であれば、私の強みである集中力と段取り力を活かし、質の高い仕事を継続して提供できると確信しております。心身ともに万全の状態で業務に取り組み、貴社の事業成長に貢献いたします。

2. 休日を資格取得や勉強に使いたい場合(専門職・技術職など)

休日数の多さを、スキルアップのための時間確保としてポジティブに伝えます。

例文

エンジニアとして常に最新技術をキャッチアップし、貴社の開発力向上に貢献したいと考え志望いたしました。貴社は完全週休2日制を導入されており、社員の自己研鑽を推奨する風土があると伺っております。確保できた休日を資格取得や新しい言語の学習に充てることで、常にスキルをアップデートし続けたいと考えております。インプットした知識を業務に還元し、質の高い成果物を提供することで、貴社の技術的な信頼性を高める一員として尽力いたします。

3. 長く腰を据えて働きたい場合(未経験・第二新卒など)

働きやすさを、長期的なキャリア形成と会社への貢献につなげます。

例文

貴社の社員一人ひとりの働き方を尊重し、長期的なキャリア形成を支援する環境に魅力を感じ志望いたしました。私は仕事を通じて社会に貢献し続けたいという強い思いがありますが、そのためには心身の健康を保ち、安定してパフォーマンスを発揮できる環境が不可欠であると考えております。貴社の充実した休日制度のもとであれば、ライフステージが変わってもキャリアを途切れさせることなく、腰を据えて業務に打ち込めると確信しております。長く貴社に貢献できる人材として成長していきたいと強く願っております。

「仕事内容への興味」を主軸にすることを忘れない

「休みが多い」ことをポジティブに変換したとしても、志望動機のすべてが休みの話になってしまうのは避けるべきです。採用担当者が最も知りたいのは、「なぜ当社の仕事がしたいのか」という点です。

構成としては、まず「事業内容や職務内容への興味・魅力」を主軸に置き、その上で「そのようなやりがいのある仕事に、長く集中して取り組める環境(休みの多さ)があるからこそ、貴社を選んだ」という補足的な位置づけで書くのがベストバランスです。

「働きやすさ」と「やりがい」の両方を求める前向きな姿勢を示すことで、採用担当者に安心感と期待感を与える志望動機を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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