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知恵袋でよくある「志望動機がない」という悩みは解決できる?本音を通過する理由に変える思考転換術

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転職活動において、応募書類の作成は避けて通れない関門です。中でも多くの求職者を悩ませるのが「履歴書の志望動機」です。インターネットのQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」などを検索すると、「志望動機が全く思いつかない」「家から近いという理由しか書くことがない」といった切実な相談が数多く寄せられています。本音を言えば「条件が良かったから」に尽きる場合、それを正直に書いて良いのか、あるいはどのように体裁を整えれば良いのか迷うのは当然のことです。ここでは、多くの転職者が抱える「志望動機がない」という悩みの正体と、書類選考を通過するために本音をビジネスライクな理由に変換する具体的なテクニックについて解説します。

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ネット上の「正直に書くべき」というアドバイスの落とし穴

Q&Aサイトなどでは、「嘘をつくより正直に書いたほうがいい」「条件面も立派な理由だ」という回答が見られることがあります。確かに嘘をつくことは推奨されませんが、ビジネスの場である採用選考において、本音をそのまま伝えることが必ずしも正解とは限りません。例えば、「給料が良いから」「残業が少なそうだから」といった条件面のみを志望動機として記載した場合、採用担当者は「条件が悪くなればすぐに辞めてしまうのではないか」「仕事そのものへの意欲は低いのではないか」と判断する可能性が高くなります。書類選考を通過するためには、自分の希望(テイク)だけでなく、企業に対する貢献(ギブ)の要素を含ませる「翻訳」の作業が必要です。ネット上の無責任なアドバイスを鵜呑みにせず、採用担当者が安心できるロジックを組み立てることが重要です。

条件面の本音を「企業のメリット」に変換する

「志望動機がない」と感じる方の多くは、実は動機がないのではなく、動機が「条件面」に偏っているケースがほとんどです。この条件面へのこだわりを、企業側のメリットに置き換えることで、立派な志望動機を作成することができます。

1. 「家から近い」を「定着性と貢献」に変換する

「通勤が楽だから」という理由は、「通勤時間が短い分、業務に集中できる環境を整えやすく、長く安定して勤務できる」と言い換えることができます。また、地元企業であれば「地域に根ざした貴社の事業に貢献したい」と繋げることも可能です。

2. 「給料が良い」を「成果への意欲」に変換する

「お金が欲しい」という理由は、「成果を正当に評価する貴社の方針に魅力を感じた」と言い換えます。さらに「高い目標に挑戦し、貴社の売上拡大に貢献することで、自身のキャリアアップも実現したい」と続けることで、上昇志向のある人材としてアピールできます。

3. 「安定している」を「腰を据えて働く覚悟」に変換する

「潰れなそうだから」という理由は、「長年にわたり業界を牽引されている貴社の堅実な経営基盤のもとで、腰を据えて業務に取り組み、専門スキルを磨いていきたい」と変換します。安定にあぐらをかくのではなく、その環境を活かして長期的に貢献したいという姿勢を示します。

「貢献できること」を志望動機の中心に据える戦略

どうしても「その会社でなければならない理由」が見つからない場合は、視点を変えて「自分が入社したら何ができるか」を中心に志望動機を構成するのも一つの有効な戦略です。これを「貢献中心型」の志望動機と呼びます。「なぜ入社したいか」という熱意の部分は、「貴社の事業内容に興味を持ちました」程度にさらりと留め、文章の大部分を「私のこれまでの〇〇の経験は、貴社の〇〇業務において即戦力として活かせると確信しています」というスキルマッチのアピールに割くのです。中途採用においては、熱意だけの人材よりも、実務能力があり即戦力となる人材が好まれる傾向にあります。この方法であれば、特別な愛社精神を捏造することなく、論理的で説得力のある志望動機を作成することができます。

履歴書のフォーマット選びでハードルを下げる

文章をひねり出すこと自体が苦痛であり、どうしても書くことが見つからない場合は、使用する履歴書のフォーマット自体を見直すことも検討してください。一般的に使われるJIS規格の履歴書は志望動機欄が比較的大きいですが、転職活動用の履歴書の中には、職務経歴欄が広く取られている代わりに、志望動機欄が非常に小さいものや、志望動機欄がなく「自己PR欄」のみになっているタイプも存在します。自己PRであれば、特定の企業に向けた動機ではなく、自分の強みを書くだけで済むため、作成のハードルは格段に下がります。無理に空白を埋めようとして薄い内容を書くよりも、自分の書きやすいフォーマットを選び、中身の濃い情報を記載するほうが、結果として書類選考の通過率は高まります。

誰にでも通用する「万能な理由」は存在しないと心得る

知恵袋などで「誰でも使える志望動機の例文」を探そうとする方もいますが、どの企業にも当てはまるような抽象的な文章は、採用担当者にすぐに見抜かれてしまいます。「貴社の経営理念に共感しました」や「将来性に惹かれました」といった定型文だけで構成された志望動機は、数多くの応募書類を見ているプロの目には「思考停止」と映ります。たとえきっかけは条件面であったとしても、企業のウェブサイトを一通り読み、一つでも良いので独自の接点や共感ポイントを見つける努力は不可欠です。「志望動機がない」という悩みを解決する特効薬は、コピー&ペーストできる例文ではなく、自分の本音を社会人として通用する言葉に変換する「言い換え力」を身につけることにあるのです。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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