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履歴書の志望動機でキャリアアップを成功させる書き方と採用担当者に響く構成術

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転職活動においてキャリアアップを目的とすることは非常に前向きで健全な動機です。より高い専門性を身につけたい、マネジメントに挑戦したい、仕事の規模を大きくしたいといった意欲は、ビジネスパーソンとしての成長に不可欠な要素だからです。しかし履歴書の志望動機欄に単にキャリアアップしたいからですと書くだけでは、採用担当者に自分本位な印象を与えてしまうリスクがあります。企業は応募者の成長のために採用するのではなく、自社の利益に貢献してもらうために採用を行うからです。ここではキャリアアップという個人的な願望を、企業への貢献意欲というポジティブな志望動機に変換して伝えるための書き方と具体的な例文について解説します。

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キャリアアップを志望動機にする際の基本的な考え方

キャリアアップを志望動機にする際に最も重要なのは、自分の成長が企業の利益に直結することを論理的に説明することです。成長したいという言葉だけでは、現状に不満があるだけなのか、それとも高い目標を持って貢献したいのかが伝わりません。採用担当者が求めているのは、自社に入社することでその人が能力を最大限に発揮し、結果として会社が成長するという未来図です。したがって志望動機を構成する際は、これまでの経験で培ったスキルを提示し、それをさらに高めることで御社の事業課題を解決したいというギブアンドテイクの関係性を明確にする必要があります。学びたいという受け身の姿勢ではなく、実力を発揮する場を求めているという能動的な姿勢を示すことが評価を高める鍵となります。

現職では実現できない理由と応募先企業を選んだ理由の整合性

キャリアアップを掲げる以上、なぜ今の会社ではそれが実現できないのかという点を説得力を持って伝える必要があります。しかしここで現職の批判をするのは避けるべきです。会社の仕組みや事業規模、方針の違いなど、構造的な要因を挙げることで、前向きな転職であることを印象づけます。例えば、現職では取り扱う商材が限定的でお客様の課題を解決しきれないが、幅広いソリューションを持つ貴社であればそれが実現できるといった論法です。今の環境でやりきった経験があるからこそ、次のステージが必要なのだという必然性を持たせることで、志望動機に深みが生まれます。そしてその次のステージとして、なぜ他社ではなくその会社でなければならないのかを、企業研究に基づいた独自の強みと結びつけて説明します。

専門性やスキルを高めるスペシャリスト志向の志望動機例文

自身の専門スキルをより高めたい、より難易度の高い案件に挑戦したいというスペシャリスト志向の場合の例文です。

例文

前職ではシステムエンジニアとして5年間、主に金融機関向けの基幹システム開発に従事してまいりました。安定稼働を最優先とする環境で、正確で緻密な設計スキルを磨いてまいりましたが、今後はより最新技術を活用した攻めのシステム開発に挑戦し、エンジニアとしての技術幅を広げたいと考えるようになりました。貴社はAIやクラウド技術を活用した新規サービス開発に積極的であり、技術で社会課題を解決するという姿勢に強く惹かれ志望いたしました。前職で培った堅実な設計能力を土台にしつつ、貴社の先進的な環境で新しい技術を習得し、即戦力として高品質なサービス開発に貢献したいと考えております。

マネジメントやリーダー職を目指す場合の志望動機例文

プレイヤーとしての実績を積み、今後はチームを率いる立場になりたいというマネジメント志向の場合の例文です。

例文

現職では法人営業として、個人の売上目標を3年連続で達成し、営業手法の改善にも取り組んでまいりました。後輩の指導を行う中で、チーム全体で成果を最大化することに大きなやりがいを感じるようになり、マネジメント職へのキャリアアップを強く希望するようになりました。しかし現職の組織構造上、ポストに空きがなく挑戦の機会が限られているため、若手からリーダーへの登用を積極的に行っている貴社を志望いたしました。貴社の成果主義の環境下で、これまでの営業スキルとリーダーシップを発揮し、チームの目標達成と組織の拡大に貢献したいと考えております。

仕事の規模や影響範囲を広げたい場合の志望動機例文

より大きなプロジェクトに関わりたい、グローバルに活躍したいといったスケールアップを目指す場合の例文です。

例文

前職では中堅の広告代理店にて、主に中小企業のプロモーション支援を行ってまいりました。限られた予算の中で最大の効果を出す工夫を重ねてまいりましたが、より大規模な予算とチームで、社会に大きなインパクトを与えるプロジェクトに挑戦したいという思いが強くなりました。業界大手としてナショナルクライアントを多数抱え、クロスメディアでの提案実績が豊富な貴社であれば、私の目指すダイナミックな仕事ができると確信し志望いたしました。中小規模の案件で培った細やかな対応力とスピード感を活かし、貴社の大規模プロジェクトにおいても細部まで配慮の行き届いた進行を行い、クライアントの期待を超える成果を出したいと考えております。

学ばせてもらいたいという受け身の表現は避ける

キャリアアップを目指す方が陥りやすい失敗として、勉強させてほしい、成長させてほしいといった受け身の表現を多用してしまうことがあります。企業は学校ではないため、給与をもらいながら成長させてもらおうというスタンスは敬遠されます。あくまで自ら学び取り、その結果として会社に貢献するという主体性が必要です。また、今の会社では成長できないという不満ばかりを並べるのもマイナスです。これまでの環境に感謝しつつ、さらなる高みを目指すために環境を変えるというポジティブな文脈で伝えることを心がけてください。自分自身のキャリアビジョンと企業の方向性が合致していることを論理的に伝え、採用担当者にこの人を採用すれば会社が成長しそうだと思わせる志望動機を作成してください。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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