お役立ち情報
PR

履歴書の「幼稚園教諭免許」。正しい書き方と転職でのアピール術

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職活動で履歴書を作成する際、「幼稚園教諭」の免許は、保育・教育業界への応募はもちろん、一般企業への転職においても、あなたの「専門性」や「責任感」を証明する強力な武器となります。

しかし、その価値ある免許も、履歴書に「正しい書き方」で記載できていなければ、採用担当者に正確に伝わりません。

「幼稚園免許」といった略称で書いて良いのか、「一種」「二種」の違いは書くべきか。

ここでは、履歴書の「免許・資格」欄における「幼稚園教諭免許」の正しい書き方と、そのアピール方法について詳しく解説します。


スポンサーリンク

1. 【最重要】「幼稚園教諭」の正式名称とは?

履歴書は公的な応募書類です。そのため、「免許・資格」欄には、略称ではなく**「正式名称」**で記載するのがビジネスマナーです。

「幼稚園免許」や「幼稚園教諭」といった書き方は不十分です。

お手持ちの免許状に記載されている通り、**「幼稚園教諭免許状(ようちえんきょうゆめんきょじょう)」**が正式な名称です。

2. 「一種」「二種」「専修」の区別は必須

幼稚園教諭免許状には、取得した学校(最終学歴)によって、主に以下の3つの「種類」があります。採用担当者があなたの専門性のレベルを判断するために、この「種類」も必ず明記する必要があります。

  • 幼稚園教諭一種免許状(主に4年制大学で取得)
  • 幼稚園教諭二種免許状(主に短期大学や専門学校で取得)
  • 幼稚園教諭専修免許状(主に大学院(修士課程)で取得)

3. 履歴書への具体的な「書き方」

履歴書の「免許・資格」欄には、取得した年月順に記載するのが基本です。

幼稚園教諭免許状は、試験に「合格」するものではなく、所定の課程を修めて「交付」されるものです。そのため、履歴書には「合格」ではなく**「取得(しゅとく)」**という言葉を使います。

取得年月はいつを記載するか

「取得年月日」は、お手持ちの**「幼稚園教諭免許状」に記載されている「授与年月日(または交付年月日)」**を確認し、その日付を正確に転記します。

(※履歴書全体で、西暦か和暦かの表記は統一します)

【正しい記載例(一種免許状の場合)】

〇〇年〇月 幼稚園教諭一種免許状 取得

【正しい記載例(二種免許状の場合)】

〇〇年〇月 幼稚園教諭二種免許状 取得


4. 「保育士資格」も持っている場合の書き方

保育士資格も併せて持っている場合は、どちらも重要な資格ですので、両方とも記載します。**取得した年月が古い順(時系列順)**に記載するのがルールです。

【書き方 例(両方持っている場合)】

〇〇年〇月 保育士資格 取得

〇〇年〇月 幼稚園教諭二種免許状 取得

(※この例では、保育士資格を先に取得しています)


5. 「取得見込み」や「勉強中」の場合はどう書くか

1. 在学中などで「取得見込み」の場合

大学や短大に在学中で、卒業と同時に取得できることが確定している場合は、「免許・資格」欄にその旨を記載できます。

【書き方 例(取得見込み)】

〇〇年〇月 幼稚園教諭一種免許状 取得見込み

2. 現在「勉強中」の場合

「免許・資格」欄は、すでに取得(または取得見込み)のものを記載する欄です。

もし、現在資格取得に向けて勉強中である場合は、その「熱意」と「学習意欲」をアピールするために、履歴書下部の**「本人希望欄」や「自己PR」欄**を活用します。

(本人希望欄や自己PR欄での例文)

  • 「現在、貴社の業務(〇〇)にも関連すると考え、幼稚園教諭免許状の取得に向け学習中です。」

6. 免許の「更新」についての記載

平成21年(2009年)4月以降に取得した免許状には「有効期限」があります(教員免許更新制)。

ただし、履歴書に、免許の有効期限や更新状況を詳細に記載する必要は、原則としてありません。

「取得」と記載している時点で、有効な免許を保有している、とみなされます。(※万が一、失効している場合は、その免許を記載することはできません)


7. 【異業種転職】幼稚園教諭の経験でアピールできる「強み」

「保育・教育業界以外(例:一般企業の事務職、サービス業)への転職で、この免許はアピールになる?」と不安に思う必要は全くありません。

採用担当者は、幼稚園教諭の免許や実務経験から、以下のような「ビジネススキル」を読み取ることができます。これらは、履歴書の**「自己PR」欄**でアピールしましょう。

  • 高い「コミュニケーション能力」・「調整力」→ 子どもだけでなく、多様な「保護者(大人)」と日常的に折衝・調整してきた経験。
  • 「計画性」と「実行力」→ 年間・月間・週間の指導案(カリキュラム)を立案し、計画的に実行してきた経験。
  • 高い「責任感」と「危機管理能力」→ 子どもの安全や命を預かるという、非常に高いレベルの責任感と、不測の事態に備える危機管理能力。
  • 「事務処理能力」と「創造性」→ 園だよりや連絡帳、各種報告書の作成といった「事務作業」と、行事のための「制作物(創造性)」の両方をこなせる能力。

自己PR欄でのアピール例文(異業種向け)

「前職の幼稚園教諭としての業務では、子どもたちだけでなく、多様な価値観を持つ保護者の方とのコミュニケーションを大切にしてきました。相手の要望や不安を正確に『傾聴』し、信頼関係を築く調整力を培いました。また、年間行事の計画立案から実行までを担当し、高い『計画性』も身につけています。この『傾聴・調整力』と『計画実行力』は、貴社の〇〇(例:営業事務、カスタマーサポート)業務においても、必ず活かせると確信しております。」


8. 結論。幼稚園教諭免許は、あなたの「信頼の証」

幼稚園教諭免許状は、単なる専門知識の証明ではありません。それは、あなたが「責任感」や「高いコミュニケーション能力」「計画性」といった、ビジネスパーソンとして非常に重要なヒューマンスキルを併せ持っていることの「信頼の証」でもあります。

履歴書には「幼稚園教諭〇種免許状 取得」と正しく記載し、その経験を通じて得た「強み」を、自信を持ってアピールしましょう。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました