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履歴書の「特技」欄。転職で評価される書き方と趣味との違い

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履歴書における「特技」欄の役割

履歴書を作成する際、「趣味・特技」欄に何を書けばよいか悩む方は少なくありません。特に転職活動(中途採用)において、採用担当者は「職務経歴」や「スキル」を最優先で見ていますが、この「特技」欄も、応募者の「人柄」や「隠れた強み」を知るための補足情報として注目しています。

新卒採用とは異なり、単なる自己紹介ではなく、「ビジネスパーソンとしての側面」が伝わるような内容を記載することが、書類選考を通過する上での一つのポイントとなります。

「特技」と「趣味」の明確な違い

まず、この二つの言葉を整理しましょう。

  • 趣味: ご自身が「好きで楽しんでいること」や、リフレッシュのために行っていることです。(例:映画鑑賞、読書、旅行、スポーツ観戦)
  • 特技: ご自身が「他人よりも得意であること」や、「自信があること」、あるいは「継続して取り組んできたこと」を指します。(例:英会話、PC操作、スポーツ、料理、書道)

もし「趣味・特技」と一つの欄になっている場合は、両方を記載しても構いませんが、「特技」と単独で問われた場合は、この「得意なこと」や「継続してきたこと」を中心に記載するのが基本です。

採用担当者が「特技」から読み取ろうとしていること

企業は、特技欄から応募者のどのような側面を見ているのでしょうか。

1. 人柄や個性、社風との適合性

どのようなことに打ち込んできたか、どのような関心を持っているかを知ることで、応募者の人柄や個性を把握し、「自社の社風やチームに合いそうか」を見ています。

2. 継続力や探究心

「〇〇(スポーツ)を10年間続けています」「〇〇(武道)で初段を取得しました」といった記載は、一つの物事を長く続ける「継続力」や「忍耐力」の証明となります。

3. 自己管理能力

「ランニング(週3回継続)」や「体力づくり」といった特技は、仕事の土台となる「自己管理能力」や「健康意識の高さ」として、ポジティブに評価されることがあります。

転職で評価されやすい「特技」の選び方

転職活動で「特技」を記載する場合、その内容が「仕事にどう結びつくか」を意識して選ぶと、より効果的なアピールに繋がります。

1. 仕事に「直接」活かせるスキル

これが最も強力なアピールとなります。

  • PCスキル: 「Excelでのデータ集計(VLOOKUP関数、ピボットテーブル)」「Wordでの文書作成(ビジネス文書検定〇級)」
  • 語学: 「英会話(TOEIC 800点)」「ビジネスメール(英語)」
  • 専門スキル: 「プログラミング(Python)」「デザインソフト操作(Photoshop)」

2. 仕事への「取り組み姿勢」が伝わるもの

直接的なスキルではなくても、ビジネスパーソンとしての「素養」が伝わるものです。

  • スポーツ・武道: 「〇〇(スポーツ)」(継続力、体力、チームワーク)、「〇〇(武道)」(精神力、礼儀)
  • 論理・計画性が伝わるもの: 「料理(段取り力)」「整理整頓(計画性)」「DIY(課題解決力)」
  • 知識・学習意欲が伝わるもの: 「読書(月〇冊)」「資格の勉強」

避けるべき「特技」のNG例

「特技」欄は、書き方次第でマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

  • 「特になし」これは最も避けるべき回答です。「自己分析ができていない」「アピール意欲が低い」と見なされます。どんな些細なことでも見つけて記載しましょう。
  • ギャンブル系「パチンコ」「競馬」などは、金銭感覚や自己管理能力に不安を持たれる可能性があるため、記載すべきではありません。
  • 政治・宗教に関するもの思想信条に関わる内容は、ビジネスの場では誤解を生む可能性があるため、避けるのが無難です。
  • レベルが低すぎるもの「特技」と呼ぶには謙遜しすぎる内容(例:「タイピング(人より遅いですが)」など)は、アピールになりません。

「特技」の具体的な書き方(例文)

「特技」欄は、単語だけを書くのではなく、**「特技名」+「簡潔な補足(レベルや継続状況、仕事への活かし方)」**をセットで記載するのが、採用担当者に最も伝わる書き方です。

例文1:PCスキルをアピールする場合

  • 特技:Excelでのデータ集計(補足:VLOOKUP関数やピボットテーブルを活用したデータ分析や、業務効率化の資料作成が得意です。)

例文2:スポーツ(継続力・体力)をアピールする場合

  • 特技:ランニング(補足:週3回10kmのランニングを5年間継続しています。体力・自己管理には自信があります。)

例文3:語学力をアピールする場合

  • 特技:英会話(補足:TOEIC 800点。現在もオンライン英会話を継続し、ビジネスレベルの維持に努めています。)

例文4:人柄(段取り力)をアピールする場合

  • 特技:料理(補足:冷蔵庫にある食材から、効率的な段取りを考えて複数の品目を作ることが得意です。)

結論。「特技」はあなたの人柄を伝えるチャンス

履歴書の「特技」欄は、職務経歴だけでは伝わらない、あなたの「人柄」や「隠れた強み」をアピールできる貴重なスペースです。

「仕事にどう活きるか」という視点を持ちつつ、ご自身の継続力や探究心が伝わる内容を、具体的な言葉で記載しましょう。空欄にしたり、「特になし」と書いたりせず、あなたらしさを伝えるチャンスとして、この欄を有効に活用してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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