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履歴書の「特技」欄。書くことが「ない」と悩む人のための見つけ方と書き方

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履歴書の「特技」欄。多くの人が悩む項目

転職活動で履歴書を作成する際、「趣味・特技」の欄で筆が止まってしまう。「特技と呼べるほどのものがない」「何を書けばいいか分からない」と悩む方は、実は非常に多くいます。

まず安心していただきたいのは、採用担当者は、あなたがオリンピックに出られるような「すごい特技」や、プロレベルの「特殊技能」を求めているわけではない、ということです。

しかし、「特技がない」からといって、この欄をどう扱うかは、あなたの印象を左右する重要なポイントとなります。

「特技がない」はNG? 「特になし」と書く最大のリスク

「本当に何も思いつかないから、『特になし』と書いても良いですか?」という質問もよくありますが、これは転職活動において最も避けるべき回答の一つです。

採用担当者が履歴書の「特技」欄から知りたいのは、あなたの「人柄」や「個性」、「物事への取り組み姿勢(継続力など)」、そして「自己分析がきちんとできているか」といった点です。

「特になし」と記載してしまうと、採用担当者には以下のように映る可能性があります。

  • 自己分析ができていない(自分のことを理解し、言葉にする努力をしていない)
  • アピール意 capitalizing意欲が低い(履歴書の項目を埋める努力をしない)
  • 個性がなく、面白みに欠ける(会話のきっかけがつかみづらい)

このように、空欄や「特になし」という回答は、あなたの評価を下げるリスクこそあれ、上がることはまずありません。

「特技がない」は思い込み? 「特技」のハードルを下げる

「特技がない」と感じる方の多くは、「特技」という言葉のハードルを、ご自身で非常に高く設定してしまっています。

履歴書に書く「特技」とは、以下のようなもので十分です。

  • 他人より「少し」得意なこと
  • 他人より「少し」詳しいこと
  • 言われてみれば、よく「継続している」こと
  • 夢中になって「好き」でやっていること

日常生活や趣味の中に、必ずヒントは隠されています。

「特技がない」人のための、特技の見つけ方ヒント一覧

ご自身の生活を振り返り、以下のカテゴリーに当てはまるものがないか探してみましょう。

1. 日常生活・家事から見つける(計画性・丁寧さ)

  • 料理:冷蔵庫の残り物で手早く調理できる(→ 段取り力、効率化)
  • 掃除、整理整頓:常に身の回りをきれいにしている(→ 几帳面さ、環境整備)
  • 節約、家計簿管理:毎月コツコツと続けている(→ 管理能力、継続力)
  • DIY、日曜大工:計画を立てて物を作る(→ 計画性、実行力)

2. 趣味・インドアな活動から見つける(集中力・探究心)

  • 読書:月〇冊、特定のジャンル(歴史、ミステリーなど)に詳しい(→ 知識欲)
  • 映画鑑賞:月〇本、感想や考察をまとめている(→ 探究心)
  • パズル、クロスワード:集中して最後まで解き明かす(→ 集中力、論理的思考)
  • 書道、ペン習字:丁寧に文字を書く(→ 丁寧な仕事ぶり)

3. 運動・健康管理から見つける(継続力・自己管理能力)

  • ランニング、ウォーキング:週〇回、〇年間継続している(→ 継続力、体力)
  • 筋力トレーニング、ヨガ:ジム通いや自宅でのトレーニング(→ 自己管理能力)
  • ストレッチ:毎日欠かさず行っている(→ 継続力)
  • スポーツ:野球、サッカーなど(チームでの協調性)

4. その他(継続性・対人スキル)

  • PC操作:タッチタイピング、簡単なデータ入力(→ スキル)
  • SNSでの情報発信:ブログやSNSを〇年間、毎日/毎週更新している(→ 継続力)
  • 人の顔と名前を覚える:一度会った人を忘れない(→ 対人スキル)
  • 話を最後まで聞く:友人からよく相談を受ける(→ 傾聴力)

「特技」の具体的な書き方。補足の一言が重要

「特技」が見つかったら、それをそのまま書くだけでは不十分です。

大切なのは、**「特技名」+「簡潔な補足(レベルや継続状況)」**をセットで記載することです。この「一言」が、あなたの人柄を具体的に伝えます。

悪い例(単語だけ)

  • 特技:読書
  • 特技:ランニング
  • 特技:整理整頓

良い例(具体的な補足あり)

例文1:ランニング

  • 特技:ランニング(体力維持のため、週3回のジョギングを5年間継続しています。)→ **「継続力」「自己管理能力」**が伝わります。

例文2:整理整頓

  • 特技:整理整頓(デスク周りやPCのデータフォルダを常に整理し、業務効率を上げるのが得意です。)→ **「几帳面さ」「仕事の丁寧さ」**が伝わります。

例文3:読書

  • 特技:読書(月10冊程度。特に歴史小説から、物事を多角的に見る視点を学んでいます。)→ **「知識欲」「探究心」**が伝わります。

結論。「特技がない」と諦めず、あなたらしさを伝えるチャンスに

履歴書の「特技」欄は、あなたの「弱点」を試す場所ではありません。職務経歴だけでは伝わらない、あなたの「人柄」や「隠れた強み」をアピールできる、貴重なスペースです。

「特技がない」と諦めて空欄にしたり、「特になし」と書いたりすることは、その貴重なアピールの機会を自ら放棄するようなものです。

ご自身の日常を棚卸しし、ハードルを下げて「継続していること」「好きなこと」を見つけ、仕事にも通じる「強み」として、あなた自身の言葉で伝えましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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