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履歴書での「存じます」の正しい使い方|丁寧な表現で好印象を与える方法

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はじめに

履歴書や職務経歴書を作成する際、「存じます」という表現をどのように使えばよいか? と迷うことはありませんか?

「志望動機や自己PRで『存じます』を使ってもいいの?」
「正しい敬語表現になっているか不安…」
「『思います』と『存じます』はどちらが適切?」

本記事では、履歴書での「存じます」の正しい使い方、例文、避けるべき表現、採用担当者に好印象を与える文章のコツを詳しく解説します。


1. 「存じます」とは?

① 「存じます」の意味

「存じます」は、「思う・知る」の謙譲語で、ビジネス文書やフォーマルな場面で使われる丁寧な表現です。

「存じます」の使い方

  • 謙虚な意見や考えを述べるとき
    • 例:「貴社での経験を活かせると存じます」
  • 敬意を表しながら伝えるとき
    • 例:「貴社の発展に貢献できると存じます」

📌 履歴書では、志望動機や自己PRで「思います」の代わりに「存じます」を使うと、よりフォーマルな印象になる!


② 「存じます」と「思います」の違い

「存じます」(フォーマルな表現)

  • 例:「私の経験が貴社で活かせると存じます。」
  • 履歴書や職務経歴書、ビジネスシーンで適切

「思います」(ややカジュアルな表現)

  • 例:「私の経験が貴社で活かせると思います。」
  • 履歴書ではややフランクな印象になるため、避けたほうがよい

📌 履歴書では「思います」よりも「存じます」を使うと、丁寧で落ち着いた印象を与えられる!


2. 履歴書での「存じます」の正しい使い方

「存じます」を使用する際は、文の流れや敬語の使い方に注意することが大切です。

【使用OKの例】

  • 「私の経験を貴社で活かせると存じます。」
  • 「貴社の事業に貢献できると存じます。」
  • 「今までの経験を活かし、即戦力としてお役に立てると存じます。」

【使用NGの例】(間違った使い方)

  • 「ご応募いただき、存じます。」(→「応募」は自分がするものなので誤用)
  • 「働かせていただきたく存じます。」(→「存じます」は自分の行為に使わないほうが自然)

📌 「存じます」は、主に志望動機や自己PRで使うのが適切!


3. 履歴書で使える「存じます」を含む例文

① 志望動機での「存じます」の例

【例文】(営業職)

私は、これまで〇〇業界で法人営業を担当し、多くの顧客との信頼関係を築いてまいりました。  
貴社の〇〇事業においても、培った経験を活かし、売上向上に貢献できると存じます。  

【例文】(事務職)

私は、全商簿記検定1級を取得し、経理・会計の基礎知識を身につけました。  
貴社の経理業務において、正確なデータ管理を行い、円滑な業務運営に貢献できると存じます。  

📌 「存じます」を使うことで、フォーマルで信頼感のある表現になる!


② 自己PRでの「存じます」の例

【例文】(コミュニケーション力をアピールする場合)

私は、接客業の経験を通じて、お客様との円滑なコミュニケーションを大切にしてきました。  
貴社のカスタマーサポート業務においても、この経験を活かし、顧客満足度向上に貢献できると存じます。  

【例文】(リーダーシップをアピールする場合)

私は、前職でチームリーダーとして5名のメンバーを指導し、目標達成に向けたマネジメントを行っておりました。  
貴社の営業チームにおいても、チームワークを活かし、業績向上に貢献できると存じます。  

📌 「存じます」を使うことで、自己PRがより丁寧で信頼感のある文章になる!


③ 結びの言葉での「存じます」の例

【例文】

貴社の一員として尽力し、業務に貢献できるよう努力してまいります。  
何卒、よろしくお願い申し上げます。  

(※「存じます」を使わずに締めることが一般的)

【NG例】

何卒、よろしくお願い存じます。

(※「存じます」は自分の気持ちを述べるときに使うため、この表現は不自然)

📌 締めの言葉では「存じます」を使わず、「お願い申し上げます」とするのが適切!


4. 「存じます」を使う際の注意点

1. 主語が「自分」のときに使う

  • 「貴社の発展を願っております。」(OK)
  • 「貴社の発展を願っていると存じます。」(不自然)

2. 「思います」との使い分けに注意

  • 「存じます」はビジネス文書向き
  • 「思います」は口語向き

3. 過剰な敬語にならないようにする

  • 「何卒、よろしくお願い存じます。」(不自然)
  • 「何卒、よろしくお願い申し上げます。」(適切)

📌 敬語を正しく使うことで、履歴書の印象がより良くなる!


5. まとめ

履歴書や職務経歴書では、「思います」よりも「存じます」を使うことで、フォーマルな印象を与えることができます。

志望動機・自己PRで「存じます」を使うと、丁寧な表現になる
「思います」はカジュアルなので、履歴書では避ける
結びの言葉では「お願い申し上げます」が適切
「存じます」は、主語が自分のときに使うのが正しい

適切な敬語表現を使い、履歴書をより魅力的に仕上げましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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