履歴書の「最終学歴」とは?正しい書き方と注意点を解説!
はじめに
履歴書を作成する際、
- 「最終学歴とは、どこから書けばいいの?」
- 「中退した場合はどう記載すればいい?」
- 「最終学歴が高校の場合、履歴書にどう書くのが正しい?」
と悩むことはありませんか?
履歴書の「最終学歴」は、最も高いレベルの教育を修了した学校を指し、採用担当者にとって重要な情報です。
誤った書き方をすると、学歴詐称と誤解される可能性もあるため、正しく記載することが大切です。
本記事では、最終学歴の定義、正しい書き方、学歴別の記入例、中退・高卒認定試験の場合の対応、注意点を詳しく解説します!
1. 最終学歴とは?
最終学歴とは、最も高い教育機関を卒業(修了)した学校のこと
中学・高校・大学・大学院・専門学校など、最も高いレベルの教育を指す
中退の場合は「最終学歴」ではなく「最終在籍学歴」となるため、適切な表記が必要
最終学歴の例
最終学歴となるケース | 履歴書に記載する学歴 |
---|---|
高校卒業 | 最終学歴:高等学校卒業 |
大学卒業 | 最終学歴:大学卒業 |
専門学校卒業 | 最終学歴:専門学校卒業 |
高卒認定試験合格 | 最終学歴:高卒認定試験合格 |
高校・大学を中退 | 最終学歴は「中途退学」と記載 |
最も高い教育機関の卒業・修了を基準に記載!
2. 履歴書の学歴欄の書き方(最終学歴の記入例)
(1) 高校卒業が最終学歴の場合
「高校入学」から記載し、「卒業」と明記する
高校名は正式名称で記載する(例:「〇〇高校」→「〇〇高等学校」)
記入例
【学歴】
2019年4月 〇〇高等学校 入学
2022年3月 〇〇高等学校 卒業
最終学歴が高校の場合、「高校卒業」までの学歴を記載!
(2) 大学・専門学校卒業が最終学歴の場合
高校入学から順に記載し、大学・専門学校の学部・学科まで明記
記入例(大学卒業の場合)
【学歴】
2015年4月 〇〇高等学校 入学
2018年3月 〇〇高等学校 卒業
2018年4月 〇〇大学 経済学部 入学
2022年3月 〇〇大学 経済学部 卒業
記入例(専門学校卒業の場合)
【学歴】
2017年4月 〇〇高等学校 入学
2020年3月 〇〇高等学校 卒業
2020年4月 〇〇専門学校 〇〇学科 入学
2022年3月 〇〇専門学校 〇〇学科 卒業
大学や専門学校を卒業した場合、「学部・学科」まで記載すると丁寧な印象に!
(3) 高校・大学を中退した場合
「中途退学」と記載し、理由は不要
高卒認定試験に合格した場合は、「高卒認定試験合格」と記載
記入例(高校中退)
【学歴】
2018年4月 〇〇高等学校 入学
2020年9月 〇〇高等学校 中途退学
記入例(高卒認定試験合格)
【学歴】
2018年4月 〇〇高等学校 入学
2020年9月 〇〇高等学校 中途退学
2021年3月 高等学校卒業程度認定試験 合格
記入例(大学中退)
【学歴】
2017年4月 〇〇高等学校 入学
2020年3月 〇〇高等学校 卒業
2020年4月 〇〇大学 経営学部 入学
2022年3月 〇〇大学 中途退学
中退理由は履歴書には記載せず、面接で説明するのが一般的!
3. 履歴書の最終学歴を書く際の注意点
(1) 西暦・和暦を統一する
「西暦(例:2022年)」または「和暦(例:令和4年)」で統一する
履歴書内で表記が混在しないよう注意!
NG例(西暦と和暦が混在)
2018年4月 〇〇高等学校 入学
令和2年3月 〇〇高等学校 卒業
OK例(統一する)
2018年4月 〇〇高等学校 入学
2021年3月 〇〇高等学校 卒業
履歴書全体の統一感を意識すると、丁寧な印象に!
(2) 学歴詐称と誤解されないよう正しく書く
「大学中退」を「卒業」と書くと学歴詐称になるのでNG
最終学歴を正しく記載し、事実と異なることを書かない
NG例(学歴詐称になる書き方)
2018年4月 〇〇大学 経済学部 入学
2022年3月 〇〇大学 経済学部 卒業(※実際は中退)
OK例(正しい書き方)
2018年4月 〇〇大学 経済学部 入学
2020年9月 〇〇大学 中途退学
履歴書には正しい情報を記載し、事実を誤魔化さない!
4. まとめ
履歴書の最終学歴の記入ポイント
最終学歴は「最も高い教育機関を卒業(修了)した学校」
高校卒業が最終学歴の場合、「高校入学→卒業」の流れで記載
大学・専門学校卒業の場合、学部・学科を明記
中退の場合は「中途退学」と記載し、理由は書かない
西暦・和暦を統一し、学歴詐称にならないよう正しく記載する
履歴書の最終学歴を正しく記載し、採用担当者に好印象を与えましょう!