履歴書の「入社・退社」の正しい書き方とは?記入ルールや注意点を詳しく解説!
就職や転職活動の際に提出する履歴書には、「入社・退社」の記入ルールがあります。
しかし、「どのように書けばいいのか?」「正式な書き方は?」「退社理由はどこまで書くべき?」と悩むことも多いでしょう。
本記事では、履歴書における入社・退社の記入方法を詳しく解説し、正しい書き方や避けるべきミス、転職回数が多い場合の対策についても紹介します。
履歴書の入社・退社の基本的な書き方
履歴書の職歴欄には、入社・退社の情報を明確に記載する必要があります。
一般的な書き方のルールを確認しておきましょう。
1. 入社・退社の基本ルール
✅ 入社・退社の年月を記入する
✅ 企業名は省略せず、正式名称を記載する
✅ 「入社」「退社」と明確に書く
✅ 職務内容を簡潔に補足するのが理想
記入例(基本形)
職歴
2020年4月 〇〇株式会社 入社
営業部にて法人営業を担当
2023年3月 〇〇株式会社 退社(自己都合)
2. 退社理由の書き方
退社理由は、履歴書には必ずしも詳しく書く必要はありませんが、簡潔に記載するのが一般的です。
✅ 自己都合の場合:「退社(自己都合)」
✅ 会社都合の場合:「退社(会社都合)」
記入例(退社理由を簡潔に)
2022年6月 △△株式会社 退社(自己都合)
2023年7月 □□株式会社 退社(会社都合)
ただし、面接では退職理由を詳しく聞かれることがあるため、しっかり準備しておきましょう。
退社理由の具体的な書き方
履歴書に退社理由を記載する際、以下のように記載すると、より明確に伝わります。
1. 自己都合退職の場合
自己都合退職の場合、**「一身上の都合により退職」**と記載するのが一般的です。
理由を細かく書く必要はありませんが、面接で聞かれる可能性があるため、説明できるように準備しておきましょう。
記入例
2021年4月 △△株式会社 入社
営業部にて新規顧客開拓を担当
2023年3月 △△株式会社 退社(一身上の都合により)
2. 会社都合退職の場合
会社都合退職の場合、以下のように書くのが適切です。
- 「会社都合により退職」
- 「事業縮小のため退職」
- 「契約期間満了のため退職」
記入例
2020年5月 □□株式会社 入社
製造部にて品質管理を担当
2022年12月 □□株式会社 退社(会社都合による事業縮小のため)
ポイント ✅ 会社都合退職は、面接時に説明を求められることが多い
✅ リストラ・倒産など、正直に伝える方がよいが、ポジティブに表現するのが望ましい
転職回数が多い場合の職歴の書き方
転職回数が多い場合、履歴書のスペースに限りがあるため、職歴を簡潔にまとめることが必要です。
1. 必要な職歴のみ記載する
過去の職歴すべてを書くのが理想ですが、応募する職種に関連のない職歴を省略することも可能です。
記入例(重要な職歴のみ記載)
2015年4月 〇〇株式会社 入社(営業部)
2018年3月 〇〇株式会社 退社(自己都合)
2018年5月 △△株式会社 入社(マーケティング部)
2023年3月 △△株式会社 退社(会社都合)
2. まとめて記載する
職歴が多すぎる場合は、短期間の職歴を「〇〇業界に従事」などとまとめることも可能です。
記入例(短期間の職歴をまとめる)
2010年4月〜2020年3月 飲食業界に従事(接客・店舗運営を経験)
2020年4月 △△株式会社 入社(営業職)
2023年3月 △△株式会社 退社(自己都合)
ポイント ✅ 関連性の高い職歴を中心に書く
✅ 面接で詳しく説明できるように準備する
履歴書の入社・退社を書く際のNG例
履歴書の入社・退社を記載する際に、避けるべきミスをチェックしておきましょう。
1. 年月がバラバラ
履歴書のフォーマットに合わせて、西暦・和暦を統一することが重要です。
❌ 2020年4月 入社 / 平成30年3月 退社(混在している)
✅ 2020年4月 入社 / 2023年3月 退社(統一)
2. 退社理由が詳細すぎる
履歴書には簡潔に書き、詳細な理由は面接で説明するのが適切です。
❌ 「上司との人間関係が悪く、ストレスのため退職」
✅ 「一身上の都合により退職」
3. 会社名の省略
正式な企業名を記載し、省略形や略称を使わないようにしましょう。
❌ 「〇〇(株)」
✅ 「〇〇株式会社」
まとめ
履歴書の職歴欄には、「入社・退社」の情報を正確に記載することが重要です。
✅ 入社・退社の年月を正しく記載する
✅ 企業名は正式名称で記載する
✅ 退社理由は簡潔に「一身上の都合」「会社都合」などと書く
✅ 転職回数が多い場合は、重要な職歴に絞ることも可能
✅ 西暦・和暦を統一し、フォーマットに合わせる
履歴書は、採用担当者があなたの職歴を確認する重要な書類です。
正しく書くことで、誤解を防ぎ、スムーズに選考を進めることができます。
履歴書の記入方法をしっかりと理解し、自信を持って応募しましょう!