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履歴書の「入社」と「入職」の違いは?正しい使い分けと書き方を解説!

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履歴書の職歴欄を記入するとき、「入社」と「入職」のどちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
企業によって表記が異なる場合もあり、適切に使い分けることが重要です。

本記事では、履歴書における「入社」と「入職」の違いを詳しく解説し、それぞれの適切な使い方や記入のポイントを紹介します。


「入社」と「入職」の違いとは?

「入社」と「入職」は似たような意味ですが、使われるケースが異なります。
履歴書を書く際には、業界や企業の種類に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。

1. 「入社」が使われるケース

一般企業(株式会社・有限会社など)に勤務する場合
営業・事務・技術職など、企業に所属する仕事の場合

記入例

2020年4月 〇〇株式会社 入社
      営業部にて法人営業を担当

2. 「入職」が使われるケース

病院・福祉施設・官公庁・学校・非営利団体(NPO法人など)で働く場合
医療従事者(看護師・介護士・医師)や公務員が使う表現

記入例

2019年4月 △△病院 入職
      看護師として病棟勤務を担当

3. 「入社」「入職」どちらでも使えるケース

団体職員や公的機関関連の企業(企業形態によって異なる)
医療・福祉関連の企業(法人の場合は「入社」、施設勤務なら「入職」)

記入例(NPO法人の場合)

2021年5月 □□NPO法人 入職
      地域福祉支援の業務を担当

このように、企業の形態によって適切な表現が異なるため、職歴を書く際には会社や業界の慣習に合わせることが重要です。


履歴書での「入社・入職」の正しい書き方

1. 基本のフォーマット

履歴書の職歴欄では、入社(または入職)・退社の年月を明記し、簡単な職務内容を添えるのが一般的です。

一般企業の場合

職歴
2020年4月 〇〇株式会社 入社
      営業部にて法人営業を担当
2023年3月 〇〇株式会社 退社(自己都合)

医療・福祉・公務員の場合

職歴
2018年4月 △△病院 入職
      看護師として病棟勤務を担当
2022年3月 △△病院 退職(結婚に伴い転居)

2. 退職の記載方法

退職時の表記も統一し、以下のように記載するのが適切です。

一般企業の場合:「退社」
病院・福祉施設・公務員など:「退職」

例(一般企業)

2021年6月 □□株式会社 入社
2024年3月 □□株式会社 退社(会社都合)

例(医療・福祉業界)

2017年4月 △△病院 入職
2022年3月 △△病院 退職(転居のため)

転職回数が多い場合の職歴の書き方

転職回数が多い場合、履歴書のスペースに収めるために重要な職歴を簡潔にまとめることがポイントです。

1. 必要な職歴のみ記載する

職歴が多すぎる場合は、応募職種に関係のある職歴を中心に記載し、重要な職務内容だけを抜粋します。

2010年4月 〇〇株式会社 入社(営業部)
2018年3月 〇〇株式会社 退社(自己都合)
2018年5月 △△株式会社 入社(マーケティング部)
2023年3月 △△株式会社 退社(会社都合)

2. 短期間の職歴はまとめる

短期間での転職が多い場合、**「〇〇業界に従事」**という表現を使うことで簡潔にまとめられます。

2010年4月〜2020年3月 飲食業界に従事(接客・店舗運営を経験)
2020年4月 △△株式会社 入社(営業職)
2023年3月 △△株式会社 退社(自己都合)

ポイント関連性の高い職歴を中心に書く
短期間の職歴は「〇〇業界に従事」とまとめるとスッキリする


履歴書の「入社・入職」で避けるべきNG表記

1. 企業名を省略する

履歴書は正式な書類のため、企業名は略さず正式名称で記入することが重要です。

「〇〇(株)」
「〇〇株式会社」

2. 西暦と和暦が混在している

履歴書のフォーマットに統一感を持たせるため、西暦か和暦のどちらかに統一しましょう。

2020年4月 入社 / 平成30年3月 退職(混在)
2020年4月 入社 / 2023年3月 退職(統一)

3. 退職理由を詳細に書きすぎる

履歴書の退職理由は簡潔に書くのがマナーです。詳細な事情は面接で説明するのが一般的です。

「上司との人間関係が悪く、ストレスのため退職」
「一身上の都合により退職」


まとめ

履歴書の「入社」と「入職」は、業界や企業の種類によって適切に使い分けることが大切です。

一般企業なら「入社」、病院・福祉・公務員は「入職」
退社は「退社」、医療・福祉・公務員なら「退職」と記載
職歴が多い場合は、短期間の職歴をまとめるなど工夫する
企業名は正式名称で記載し、西暦・和暦を統一する

履歴書は、採用担当者が応募者の経歴を判断する重要な書類です。
適切な表記を心がけ、分かりやすく整理された職歴を記入しましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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