履歴書で二重線を使う正しい方法とは?訂正・修正のマナーや注意点を解説!
履歴書を作成している際に、**「誤字をしてしまった!」「間違えて書いてしまったけど、修正できる?」**と焦ったことはありませんか?
履歴書は正式な応募書類のため、できるだけ修正を避け、綺麗に仕上げることが理想ですが、どうしても修正が必要な場合には、二重線を使うのが適切なマナーです。
本記事では、履歴書で二重線を使う際のルールや注意点、誤りを防ぐ方法、修正が多い場合の対処法について詳しく解説します。
履歴書で二重線を使って修正しても良いのか?
基本的に、履歴書は訂正や修正のない状態が理想です。
企業によっては「履歴書は丁寧に作成するべき」と考えているため、修正が多い履歴書は**「雑な印象を与える」**可能性があります。
✅ 二重線を使っても良いケース
- 軽微なミス(漢字の誤字・脱字など)を修正する場合
- 日付や年号を間違えた場合
- 企業から「訂正が可能」と指示がある場合
❌ 二重線を使うのが望ましくないケース
- 複数箇所に修正がある場合 → 書き直しが望ましい
- 氏名・企業名・学歴などの重要な項目を間違えた場合 → 書き直す方がベター
- 修正液(修正テープ)を使って消したい場合 → ビジネスマナー的にNG
履歴書で二重線を使う正しい書き方
履歴書で誤りを訂正する場合、二重線を引いた上で「訂正印」を押すのがマナーです。
1. 二重線を使った訂正方法
✅ 間違えた箇所に二重線を引く(一本線ではなく、細めの二重線)
✅ 二重線の上か近くに正しい文字を記入する
✅ 訂正印(認印)を押すと、正式な訂正方法となる
✅ 記入例
2022年4月 〇〇大学 △△学部 ~○○学科~ → ××学科 入学
(訂正印)
2. 訂正印を押すべきか?
訂正印は必須ではありませんが、押すとより正式な修正方法になります。
ただし、訂正が1~2か所なら問題ありませんが、訂正箇所が多いと雑に見えるため、書き直しを検討した方が良い場合もあります。
✅ 訂正印に使う印鑑
- 認印(シャチハタ以外のもの)
- 銀行印や実印は不要
❌ NGな修正方法
- 修正液・修正テープを使用する → ビジネスマナーとしてNG
- 消して書き直す(鉛筆やフリクションペンを使用) → 履歴書は消せるペンの使用不可
二重線を使うべき場面と具体例
1. 日付を間違えた場合
履歴書の「作成日」や「入学・卒業年月日」などの日付を間違えた場合は、二重線で訂正可能です。
✅ 記入例
2024年 ~3月~ → 4月 〇〇株式会社 入社
(訂正印)
2. 会社名・学校名の誤り
企業名や学校名は、正式名称で記載する必要があるため、間違えた場合は書き直すのが理想ですが、どうしても訂正する場合は、二重線を引いて修正可能です。
✅ 記入例
2019年4月 ~○○商事株式会社~ → △△商事株式会社 入社
(訂正印)
ただし、企業名の訂正は、面接官に「企業名すら間違えるのか?」と悪印象を与えかねないため、できるだけ書き直す方がよいでしょう。
3. 漢字や表記のミス
ちょっとした漢字ミスや、ふりがなの誤りなどは、二重線で訂正可能です。
✅ 記入例(氏名のふりがなミス)
ふりがな ~たなか けいた~ → たなか けいすけ
(訂正印)
二重線の使用を避けるための対策
履歴書の修正を最小限にするために、作成前・作成中・作成後の3つの段階で注意を払いましょう。
1. 作成前の準備
✅ 履歴書を下書きする(コピーをとって練習する)
✅ 履歴書のフォーマットを確認し、誤記を防ぐ
✅ 手書きの場合は、最初に鉛筆で下書きするのも◎
2. 作成中のチェックポイント
✅ 一つ一つの項目を丁寧に書く
✅ 学歴や職歴の年号は、公式な証明書(卒業証明書など)を確認する
✅ 誤字がないか、一行書いたらチェックする
3. 作成後の最終確認
✅ 誤字脱字がないかチェック(特に企業名・学校名)
✅ 第三者(家族や友人)に見てもらい、ミスがないか確認する
✅ 清書前に、PCやスマホで履歴書の内容を一度入力して整理する
二重線を使う際のポイントまとめ
✅ 履歴書の訂正はなるべく避けるのが理想
✅ 二重線を使う場合は、細めに引いて、近くに正しい文字を記入
✅ 必要に応じて訂正印を押す(シャチハタ以外の認印を使用)
✅ 修正液や修正テープはNG!
✅ 氏名・企業名・学校名などの重要な部分を間違えた場合は、書き直しを検討
まとめ
履歴書での二重線の使用は、どうしても必要な場合に限り、適切に行うことが重要です。
修正が少しなら二重線+訂正印でOKですが、多い場合は書き直すのがベスト!
また、履歴書を作成する際は、誤りを防ぐために下書きや事前確認を徹底することが大切です。
正しい履歴書を作成し、企業に好印象を与えましょう!