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Pages履歴書で「写真がずれる」。絶対にずれない貼り付け方と提出マナー

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Mac(マッキントッシュ)ユーザーが、標準搭載されている「Pages(ページズ)」を使って履歴書を作成するのは、今や一般的です。Word(ワード)を持っていなくても、高機能な文書作成ソフトが無料で使えるのは大きな利点です。

しかし、多くのMacユーザーが共通してつまずく「最大の壁」の一つが、**「証明写真のデータ貼り付け」**です。

「枠内にうまく収まらない」

「文字を入力(修正)したら、写真の位置がずれてしまった」

こうした「写真がずれる」というトラブルは、採用担当者にとって非常に読みにくい書類となるだけでなく、「この応募者は、基本的なPCスキル(Pages操作)が不足しているのでは?」「準備が雑だ」といった、致命的なマイナスイメージを与えかねません。

ここでは、Pagesで履歴書を作成する際に、写真がずれる原因と、それを防ぐための正しい設定・貼り付け方、そして提出時の必須マナーについて詳しく解説します。


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1. なぜPagesで写真は「ずれる」のか?(原因)

まず、なぜ写真がずれるのか、その原因を知っておきましょう。

Pagesは「文書作成ソフト」であり、デフォルト(初期設定)では、挿入された画像(写真)は**「テキストとインライン(行内)」**として扱われます。

これは、写真が「大きな一文字」として扱われているのと同じ状態です。

そのため、写真の前の行で文字を追加・削除(Enterキーを押すなど)すると、写真もその行と一緒に上下に動いてしまい、履歴書のレイアウトがぐちゃぐちゃに崩れて(ずれて)しまうのです。


2. 【最重要】Pagesで写真が「ずれない」ようにする正しい設定(対処法)

この「ズレ」は、写真の設定をいくつか変えるだけで、簡単に解決できます。

それは、写真を「文字」として扱うのをやめ、「ページ上の特定の場所」に「図形」として固定することです。

ステップ1:写真を「挿入」する

まず、証明写真の画像データ(スーツ着用・清潔感のあるもの)を準備します。

Pagesのメニュー「挿入」から「選択…」を選び、履歴書ファイル内に写真を挿入します。(この時点では、写真がどこに挿入されても、大きくても構いません)

ステップ2:「配置」と「テキストラップ」を変更する(最重要ポイント)

挿入した写真をクリック(選択)し、画面右上にある「フォーマット」ボタン(ハケのアイコン)をクリックして、「インスペクタ」(書式設定メニュー)を表示させます。

  1. 「配置」タブをクリックします。
  2. 「オブジェクトの配置」という項目にある、**「ページに固定」**を選択します。(「テキストとインライン」から変更)
  3. 次に、「テキストラップ」という項目を**「なし」**(または「テキストの上下」)に変更します。

ステップ3:位置とサイズを調整する

上記(2)の設定に変更した瞬間に、あなたの写真は文字とは関係なく、ページ上で「自由」にドラッグして動かせるようになります。

  1. まず、写真をつかんで(ドラッグして)、履歴書の写真枠の「左上」の角(すみ)に、だいたい合わせます。
  2. 次に、写真の「右下」の角(すみ)をドラッグし、写真枠の「右下」の角にぴったり合うように、サイズを調整します。

これで、あなたが他の欄の文字をいくら入力・修正しても、写真は「ページに固定」されているため、二度とずれることはありません。


3. 「写真がずれる」のを防ぐ、もう一つの「提出マナー」

Pagesで完璧なレイアウトの履歴書が完成しても、まだ安心ではありません。

「Pagesファイルのまま提出する」ことにも、大きな「ズレ」のリスクが潜んでいます。

NG:Pagesファイル(.pages)のまま提出する

せっかく完璧にレイアウトしても、作成したPagesファイル(.pages)のままメール添付などで送付するのは、ビジネスマナー違反です。

(なぜNGか)

Pagesのファイル(.pages)は、Apple製品独自の形式です。

世の中の企業の多く(採用担当者)は、Windows(ウィンドウズ)のパソコンを使用しており、WindowsではPagesのファイルは開くことすらできません。

また、仮に相手がWordなどで無理に開いたとしても、レイアウトは100%崩れます。

これは、「相手の環境を配慮できない、ビジネスマナーを知らない人だ」と判断され、その時点で選考対象から外されても文句は言えません。


4. 「ズレ」を防ぐための最終マナー:「PDF化」

この致命的なミスを防ぐため、Pagesで履歴書が完成したら、必ず**「PDF形式」**に変換(書き出し)して提出する必要があります。

PDFファイルは、どのような環境(MacでもWindowsでも)でも作成時のレイアウト(写真の位置)のまま表示でき、編集も困難なため、応募書類の提出形式として「必須」のマナーとなっています。

PagesからPDFへの「書き出し(エクスポート)」方法

Pagesでの書き出しは簡単です。

メニューバーの「ファイル」から「書き出す」を選択し、「PDF…」を選びます。これで、作成した書類がPDFファイルとして保存されます。

ファイル名にも配慮を

PDF化したデータのファイル名も重要です。「名称未設定.pdf」や「履歴書.pdf」では不親切です。

「履歴書(氏名)_20251108.pdf」「履歴書_山田太郎.pdf」

このように、「何の書類か」「誰の書類か」が一目で分かるファイル名に変更することが、社会人としての最後の配慮です。

5. 結論。Pagesの「ズレ」は「設定」と「PDF化」で防ぐ

MacユーザーがPagesで履歴書を作成することは、全く問題ありません。

しかし、

  1. **写真の「配置」設定(ページに固定)**を正しく行い、作成中の「ズレ」を防ぐこと。
  2. 採用担当者に提出する際は、必ず「PDF形式」に書き出すこと。

この2つのルールを守ることが、あなたの「仕事の丁寧さ」や「PCスキル」を伝える、最初のアピールに繋がります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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