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履歴書をメールで送る際の完全ガイド。ビジネスマナーと注意点

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現代の転職活動では、履歴書や職務経歴書といった応募書類を、郵送ではなくEメールに添付して送るよう指示されるケースが一般的になりました。この方法は迅速かつ効率的である反面、Eメールならではのビジネスマナーが存在します。採用担当者が最初に目にするのは、封筒ではなく、Eメールの件名や本文です。このデジタルな「第一印象」で、応募者の社会人としての常識や配慮を伝えることが、書類選考の第一歩となります。

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Eメール送付における基本的な心構え

履歴書をEメールで送るという行為は、単なるファイルの送信作業ではありません。これは、郵送や手渡しと同様に、応募の意図を正式に伝えるための「書類提出」のプロセスです。したがって、友人や同僚に送るようなカジュアルなメールとは一線を画し、ビジネスマナーに則った丁寧な対応が求められます。画面の向こうには、ご自身の選考を行う採用担当者がいるという意識を常に持つことが重要です。

準備の最重要項目。応募書類のPDF化

Eメールで履歴書を送る際、最も重要な準備が、添付するファイルの形式です。ご自身がWordやExcelで作成した履歴書を、そのままの形式(.docxや.xlsx)で送付することは避けるべきです。なぜなら、受け取った採用担当者のパソコン環境(OSやソフトウェアのバージョンの違い)によっては、レイアウトが崩れたり、文字化けしたりして、正しく閲覧できない可能性があるからです。特別な指示がない限り、作成した応募書類は必ず「PDF形式」に変換してから添付してください。PDFは、作成時の見た目をどの環境でも正確に保持できる、ビジネス文書の標準形式です。

添付ファイルの分かりやすい名前の付け方

採用担当者は、日々多くの応募者から書類を受け取っています。そのため、添付するファイルの名前にも配慮が必要です。「履歴書.pdf」や「スキャン文書.pdf」のような抽象的な名前では、誰の書類か分からず、受け取った相手に管理の手間をかけてしまいます。「履歴書(ご自身のフルネーム).pdf」や、「20251105_職務経歴書_氏名.pdf」のように、「何の書類か」と「誰の書類か」が一目で識別できるファイル名を付けることが、相手への思いやりであり、ビジネスマナーです。

一目で用件が伝わるEメールの件名

Eメールの件名は、採用担当者が受信トレイで最初に目にする情報です。多くのメールに埋もれて見落とされたり、迷惑メールと間違われたりしないよう、簡潔かつ具体的に用件を伝える必要があります。「応募の件」だけでは不十分です。「〇〇職応募の件/氏名(ご自身のフルネーム)」や、「応募書類のご送付(氏名)」といった形で、応募する職種とご自身の氏名を明記するのが、最も一般的で分かりやすい方法です。

Eメール本文の構成と送付状としての役割

Eメールで履歴書を送る場合、郵送の際に同封する「送付状(添え状)」は別途作成する必要はありません。その代わり、Eメールの「本文」が、送付状の役割を果たします。したがって、本文は丁寧なビジネス文書として構成しなければなりません。まず、応募先企業の会社名、部署名、採用担当者名を正確に記載します。次に、「お世話になっております。〇〇(ご自身の氏名)と申します」といった挨拶と自己紹介をします。続けて、どの求人(どこで知ったか)に応募するのかという意図と、履歴書および職務経歴書をPDFファイルで添付した旨を簡潔に伝えます。最後に、お忙しい中での確認への感謝と、ぜひ面接の機会をいただきたいという熱意を述べ、「何卒よろしくお願い申し上げます」といった締めの挨拶で結びます。本文の末尾には、ご自身の氏名、住所、電話番号、Eメールアドレスを記載した「署名」を必ず挿入してください。

送信ボタンを押す前の最終確認

Eメールを作成し終えたら、送信ボタンを押す前に、必ず最終確認を行ってください。最も注意すべきは「宛先Eメールアドレス」の間違いです。また、「添付ファイルの付け忘れ」も、非常に多く見られるミスであり、注意力が不足しているという印象を与えかねません。添付するファイルが正しいものか(古いバージョンや別人のものではないか)、PDF形式になっているか、ファイル名は適切かも再確認します。もちろん、本文中の誤字脱字、応募先企業名や担当者名の漢字間違いなども、大変失礼にあたるため、厳重にチェックする必要があります。

まとめ。メール一通にも表れるビジネスマナー

履歴書をEメールで送るという行為は、単なる作業ではなく、選考プロセスの一部です。ファイル形式の選び方、ファイル名の付け方、件名や本文の書き方など、その一つひとつのプロセスに、応募者のビジネスマナーや相手への配慮、仕事の丁寧さが表れます。ご自身の分身である応募書類を、最善の形で採用担当者に届けるという意識を持つことが、書類選考を通過するための第一歩となるのです。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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