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履歴書が盗まれた(紛失した)! 個人情報悪用のリスクと今すぐやるべき対処法

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履歴書の盗難・紛失は「重大な個人情報漏洩」

転職活動において、履歴書はあなた自身をアピールするための大切な書類です。しかし、もしその履歴書を「盗まれた」、あるいはカバンごと「紛失した」場合、それは単に「応募書類がなくなった」という問題では済みません。

履歴書は、あなたの個人情報の「塊」です。その取り扱いには細心の注意が必要ですが、万が一盗難・紛失してしまった場合、どのようなリスクがあり、何をすべきかを冷静に判断する必要があります。

履歴書が盗まれた(紛失した)場合の悪用リスク

履歴書には、通常以下の情報が記載されています。

  • 氏名、生年月日、性別
  • 顔写真
  • 現住所、電話番号(携帯・固定)、メールアドレス
  • 学歴、職歴
  • (場合によっては)家族構成や最寄駅

これらの情報が第三者(特に悪意のある人物)の手に渡った場合、以下のようなリスクが考えられます。

  • なりすまし・不正契約他の身分証明書と組み合わされると、消費者金融でのローン契約や、携帯電話の契約、銀行口座の開設などに悪用される危険性があります。
  • 詐欺行為のターゲット住所や氏名、電話番号が「名簿」として売買され、特殊詐欺(オレオレ詐欺など)や、不審な勧誘電話、ダイレクトメールのターゲットになる可能性があります。
  • ストーカー行為など顔写真や住所、最寄駅といった情報から、プライベートな生活を脅かされるリスクもゼロではありません。

【最優先】履歴書の盗難・紛失時に「今すぐ」やるべき対処法

パニックになる気持ちは分かりますが、まずは冷静に行動することが大切です。やるべきことはシンプルです。

1. 警察へ「遺失届」または「盗難届」を提出する

これが、今すぐやるべき最も重要な行動です。

  • どこで?:最寄りの警察署、または交番
  • 何を?
    • 紛失(落とした)した場合:「遺失届(いしつとどけ)」
    • 盗まれた(盗難)場合:「盗難届(とうなんどどけ)」
  • なぜ必要?:警察に届け出ることで、あなたが「いつ、どこで、何を」失くしたか(盗まれたか)を公的に証明する記録が残ります。万が一、あなたの履歴書が犯罪などに悪用され、あなたが何らかの疑いをかけられた場合、「この日時に私は履歴書を失くしています」と証明する重要な証拠の一つとなります。

届け出をすると「受理番号」が発行される場合がありますので、それは必ず控えておきましょう。

2. (もし可能なら)応募先企業への連絡

もし、その盗まれた履歴書が「特定の企業に応募するために郵送・持参する予定のもの」で、かつ「応募締め切り」が迫っている場合は、事情を説明する連絡を入れることも検討します。

(連絡例)

「お世話になっております。〇〇職に応募予定の〇〇(氏名)と申します。誠に申し訳ありませんが、本日、貴社へ提出予定だった応募書類一式を盗難(または紛失)してしまいました。現在、警察には届け出ております。つきましては、大変恐縮ですが、応募書類を再作成し、再度送付(持参)させていただくことは可能でしょうか。」

これにより、応募の意思があることを示し、締め切りに対する配慮を仰ぐことができます。

今後のための「予防策」

今回のトラブルを教訓に、今後の転職活動では以下の点を徹底しましょう。

1. 履歴書は「データ作成」を基本にする

手書きで履歴書を作成すると、紛失した際のリカバリー(書き直し)が非常に大変です。

現代の転職活動では、パソコン(PC)やスマートフォン(スマホ)で履歴書を作成し、「データ(PDFなど)」で管理するのが主流です。

もし印刷した紙を紛失しても、データさえ残っていれば、すぐに再印刷して対応できます。

2. 持ち運びの管理を徹底する

面接などで履歴書を持参する場合は、カバン(バッグ)の外ポケットなど、盗まれやすい場所には絶対に入れないでください。

必ず、カバンの奥(内ポケットなど)にしまい、ファスナーを閉めるなど、物理的な管理を徹底しましょう。

3. 不要な履歴書の「廃棄」を徹底する

書き損じた履歴書や、不要になった履歴書(他社のものなど)を、そのままゴミ箱に捨てるのは非常に危険です。

必ずシュレッダーにかけるか、手で細かく破いて、個人情報が判別できない状態にしてから廃棄しましょう。

結論。まずは警察へ。そして予防策の徹底を

履歴書を盗まれた(紛失した)場合、最も恐れるべきは「個人情報の悪用」です。そのリスクを最小限に抑えるためにも、まずは警察への届出を最優先してください。

転職活動自体への影響は、応募先に誠実に対応し、書類を再作成さえすれば、それほど大きな問題にはなりません。

慌てず、冷静に、かつ迅速に対処しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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