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履歴書が「二枚」になっても良い? 提出時の正しい処理とマナー

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履歴書作成で直面する「二枚」の問題

転職活動(中途採用)で履歴書を作成する際、特に職歴や資格など、アピールしたい内容が多いと、どうしてもフォーマット(様式)の一枚に収まりきらないケースがあります。「履歴書が二枚になってしまったが、このまま提出しても良いのだろうか」と不安に思う方は少なくありません。

採用担当者にとって、読みにくい書類はそれだけでマイナスの印象を与えかねません。ここでは、履歴書が二枚になる場合の正しい対処法と、ビジネスマナーについて解説します。

結論:履歴書が二枚になっても問題はない

まず結論から言いますと、履歴書が二枚(あるいはそれ以上)になること自体は、ビジネスマナー違反ではありません。

中途採用では、応募者のキャリアが多岐にわたるため、職歴欄や資格欄が長くなるのは自然なことです。採用担当者が最も困るのは、情報が二枚にわたることではなく、読みにくくなることです。

むしろ、一枚に収めようとするあまり、極端に小さな文字で欄内にぎっしりと情報を詰め込んだり、余白をなくしたりする方が、採用担当者にとっては「読みづらく、配慮に欠ける」書類と判断され、逆効果です。

履歴書が二枚になる場合の「正しい提出マナー」

履歴書が二枚になった場合、それをそのままバラバラの状態で封筒に入れるのは、絶対にNGです。採用担当者が受け取った際に「どれが1ページ目か」「セットの書類か」が分からず、管理に手間をかけさせてしまいます。

二枚になってしまった場合は、以下の「丁寧な処理」を施すことが、あなたの評価を守る鍵となります。

1. バラバラにならないよう「クリップ」で留める

二枚の書類がセットであることを示し、バラバラになるのを防ぐため、書類の左上をクリップで留めるのが最も一般的で、推奨される方法です。

  • なぜクリップが良いか採用担当者は、受け取った履歴書をコピーしたり、スキャンしたりすることが多くあります。その際、ホチキス(ステープラー)留めだと、針を外す手間がかかり、外した跡も残ってしまいます。クリップであれば、簡単に外せて、書類も傷つけないため、採用担当者への「配慮」となります。
  • ホチキスはNGか絶対にNGというわけではありませんが、上記の理由から、可能な限りクリップ(ゼムクリップやダブルクリップなど)を使用するのが無難です。

2. 「ページ番号(通し番号)」を振ると、より丁寧

必須ではありませんが、二枚の書類が確実にセットであることを示すために、各ページに「ページ番号(通し番号)」を振っておくと、非常に丁寧な印象を与えます。

(記載例)

  • 1枚目の右下(または中央下): 1/2
  • 2枚目の右下(または中央下): 2/2

このように記載があれば、採用担当者は「これは2枚で一つの書類だ」と瞬時に認識でき、万が一バラバラになっても順番がすぐに分かります。

「二枚」と「両面印刷」は全く違う

履歴書が二枚になるのは許容されますが、A4用紙1枚の「裏表(両面)」に印刷することは、ビジネスマナーとして絶対にNGです。

ビジネス文書は、原則として「片面印刷」が基本です。採用担当者は、裏面にまで情報が記載されているとは想定しておらず、重要な情報(2ページ目)が読み飛ばされる(見落とされる)リスクが非常に高くなります。

必ず、「片面印刷」で2枚の紙として提出しましょう。

どうしても一枚に収めたい場合の対処法

「二枚になるのは、どうしても気になる」という場合は、以下の方法で一枚に収める努力をすることも可能です。

  • 履歴書の「テンプレート」を見直す履歴書のフォーマットには、職歴欄が多いもの、自己PR欄が広いものなど、様々な種類があります。ご自身の経歴(転職回数など)に合わせ、職歴欄がコンパクトにまとまっているテンプレート(様式)を選び直すのも一つの手です。
  • 記載内容を「取捨選択」する応募先の業務と全く関連性のない、重要度の低い資格や、古すぎる職歴の「詳細(担当業務など)」を省略する、といった判断も必要かもしれません。(ただし、職歴自体を省略するのは「経歴詐称」になるためNGです)

結論。大切なのは「読みやすさ」への配慮

履歴書が二枚になること自体を、恐れる必要はありません。

それよりも、情報が詰め込まれて「読みにくい一枚」になることや、二枚の書類がバラバラのまま提出される「配慮のない状態」になることの方が、よほど問題です。

二枚になった場合は、必ずクリップで留め、可能であればページ番号を振る。その「丁寧な処理」こそが、あなたの信頼性を伝えることに繋がります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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